七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

笑い賃

3.11のことは東京人もいろいろとリアリティを持って捉えていることだろう。
災禍は小さかったが、夜中までつづいた徒歩帰宅の人々の列は、
同じ時に事務所で図面を書いていた自分にも窓下に思い出される光景だ。
二月下旬からかなり多忙な時期に入っていたのでTV報道には殆ど触れることがなかった。
刺激的な津波の映像などを見過ぎて体調を崩した人も多かったと聞くが、
その点ラジオは映像の垂れ流しがない分、中味が被災者寄りだったように思う。
多少、情緒に溺れてポエティックになっていたところもあるが概ね好感の持てる姿勢だった。
ほかにネットも含めて、震災と原発問題が何かしらで人々の身近に寄り添ったふた月だった。

多少の災難や不便があって支援に皆が積極的になったことも、経緯はともかく良いことだったのだろう。
自分も中止になった落語会の払い戻し金やマイルなどを拠出して意を表したが、不勉強の反省もあって、
義捐金が配分委員会経由で被災者の手に渡るのにこれほどレスポンスが悪いとは知らなかった。
日赤などに任せておけば大丈夫だと、不精な考えでいたことは反省し教訓としたい。

さて、ではこれからどうしよう。 何かしら継続的に支援はしたい。
直接的なボランティアは考えていない。 一人で仕事をやっていると自由なようでそうでもない。
やはり金銭的な支援が時間や実働を拠出するものの代価だろう。
しかし僕はポンと多額な寄付が出来るほどの余裕はないので、
積み立てて一定額に達したら効果的に支援に使う方法が負担も少なく継続可能だと云う考えに行き着いた。

「笑い賃」。 落語を一回聴きに行ったら500円積み立てる。それを10回、5000円で1クールとする。
寄付先はその時々の判断で決めるが、原則は震災及び津波で孤児となった子供たちへの支援団体とする。

震災後に初めて行った会がブログを始めてからだから、カテゴリ 「演芸など」 がそのままカウントになる。
五月一四日の会が昼・夜の2部だったので2回分と考えると、先日の雲助でちょうど10回となった。
「笑い賃」 1クール到達である。 寄付先は幾つか候補があるので焦らず選定したい。
落語通いはだいたい年 4~50回。 先々のことは分からないが、まずはこんな些細なことを続けて行こうと思う。


(5/19 追記:「笑い賃」 は僕個人の決めごとで、公募による募金活動が存在するものではありません。)
  1. 2011/05/18(水) 17:26:25|
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