七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『みなと毎月落語会』 志らく・喬太郎二人会 於 赤坂区民センター 区民ホール / 平成二三年一一月二二日

まぬけ泥 / らく兵
疝気の虫 / 志らく
任侠流山動物園 / 喬太郎

(仲入り)

饅頭こわい / 喬太郎
鼠穴 / 志らく


確たる理由もないのだが、全体の印象と云うか会の感じが志らくメインの流れだったように思われた。
それでも 「任侠流山動物園」 はなかなか面白かった。 白鳥の作、しかもかなり新しい根多らしい。
あまり新作を好んで聴かないが、今回に限って云えば掛かった中で最も印象深かった。

志らくメインと感じたにも拘らず、師の二席にはどうしたものか入り込めなかった。
まだ師を数える程しか聴いたことがないので言い様にも窮するが、こんな感じだったかなぁと。
たった数回による印象でしかないのだが、この日の師はどこか精彩を欠いていたように思ったのだ。

なにぶん、立川流には縁の薄い巡りあわせなので、実際と印象の噛み合い具合も判然としないが、
ちょっと不完全燃焼で聴き終わってしまった。
「疝気の虫」も「鼠穴」 も生では初聴きであった。 それはそれで良かったのだが。

しかし 「鼠穴」 のように夢の中とは云え兄弟が金のことで口論する件がある噺はどうも苦手である。
自分は男兄弟三人、これからも金で揉めるようなことはしたくはないし、あって欲しくないものだ。
そんなことを考えているうちにお開きになったせいか、何となく気分が鈍色のまま会場を後にした。

会場を出て青山方面へ歩き、バスに乗って西麻布へ。 串揚げ屋の大将に会いに行く。
矩折れのカウンターばかりの店に入ると手前端から角席を顔見知りが陣取っていた。
深入りはせず、軽く挨拶を交わしただけで一番奥の端席へ落ち着いた。
当日昼間に愛猫(大将曰く三男)が日帰り手術をしたので、
早く帰ってやりたいのにと嫌味交じりの冗句を言われる。
実際時刻も遅かったのでメインの串揚げは遠慮して、牛きんぴらと鯵の刺身を肴に飲んだ。

独りで寄ったのは久しぶりであった。
大将の手が空くたびに他愛もない話を幾つかして、
年内に改めて串揚げを貰いに来ると約束して23時を潮時に店を辞した。
自分より先にいた知り合い連中と もうひと組は尻に根が生えてしまっていた。
大将が三男坊に会えたのは恐らく日付が変わってからであろう。
 
 
  1. 2011/11/24(木) 11:51:19|
  2. 演芸など
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『 白酒むふふふふふふ 』 白酒独演会 於 練馬文化センター 小ホール / 平成二三年一一月一九日

牛ほめ / 扇
火炎太鼓 / 白酒
歌謡漫談 / 東京ボーイズ

(仲入り)

木乃伊とり / 白酒


今回の 『火炎太鼓』 は今まで聴いた落語の中で一番笑ったのではなかろうか。
それくらい笑った。 腹がよじれて頬肉が痛くなった。
特に太鼓が大金で売れることが分かって舞い上がった甚兵衛が
「売る、売る、うールルルルルー・・・」となって、
応対の侍が「キタキツネを呼ぶでない」と言って追い払う仕草で笑いが止まらなくなってしまった。

やはり白酒は面白い。『火炎太鼓』は他に菊之丞で二度聴いているが、個人的には白酒だ。
調べてみると白酒の 『火炎太鼓』 も二度目であった。 平成22年6月5日に聴いている。
その時の印象が残っていないので、昔やっていたブログで当時の記事を紐解いてみた。
以下の様な感想が書いてある・・・

  ずっと聴いてみたかった白酒さんの高座にやっと行き当たった。
  生で聴く白酒さんは期待以上に面白かった。
  スピーディでありながら慌しさがなく、古典の中で遊ぶアドリブも軽妙だ。
  演じ分けもなかなかで、登場人物の多い噺をもっと聴いてみたい。
  高座通いのペースは程々と思いつつ、この人も気に留めておかなくては。
  因みに 「火焔太鼓」 を生で聴くのは今回が初めてで、これは嬉しかった。

どうやら初めて白酒を聴いたのがその時であったようだ。
ここで “登場人物の多い噺をもっと聴いてみたい。” とあるが、『木乃伊とり』 はそれに当たるだろう。
確かに白酒の演じ分けは巧く、一人二人と木乃伊取りが増えて行く様が表情豊かに語られて行く。
当時自分の持った印象が的外れではなかったことをちょっと自画自賛してみる。
それはそれとして、今回は白酒の贔屓度がまた格段に上がった会であった。

お開きの後には前から気になっていた練馬駅近くのおでん屋「大幸」に寄りたかったのだが、
あいにく土曜は休みと分かって高円寺駅行きの関東バスへ乗り込んだ。
こんなことなら水曜の小三治一門会のあとに寄っておけば良かった。
当分、練分の落語会はない。 冬のうちに縁があると良いのだが。
 
 

  1. 2011/11/21(月) 12:00:56|
  2. 演芸など
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『 雲助月極十番之内 捌番 』 雲助独演会  於 日本橋公会堂(日本橋劇場) / 平成二三年一一月一八日 (ちょっと追記:1420時)

出来心 / 市助
くしゃみ講釈 / 雲助

(仲入り)

居残り佐平次 / 雲助


開演前のアナウンスが随分と惚けた口調で場内の失笑を買う。
これは出囃子の恩田えりさんではなかろうか。
仲入りのアナウンスも同様。 会場の空気が緩む。

「くしゃみ講釈」 は文字通り講談師が登場するわけで、雲助の講釈が聴ける余禄つきである。
立て板に水、歯切れの良い美声に会場からも拍手が沸く。

「居残り佐平次」 は一度誰かのものをネットで聴いたことがあるが生は初聴き。
仲間と談合する佐平次、品川で居残りして幇間よろしく振舞う佐平次、
最後は二十両と主人の着物をせしめて不適な笑いを残し啖呵を切って去る佐平次と、
師の冴えた演技が見事なものだった。

この会はめったに客演が入らないので今回も雲助たっぷりであった。
早いもので十番の内、残るはあと二回。 次は年明けになるので年内は今回が最後であった。
仲入りに発売される次回席で、前回いつも座っている席が取れなかったので今回は別の席で聴いたが、
次回、玖番では再びいつもの席を確保することが出来た。
年明けの雲助は見慣れた位置から楽しませて貰おう。

お開きの後は新橋にあるダイバーの溜まり場的店へ行ってみる。
そこはお賑わしい連中が居るとゆっくり飲めないので落語の余韻に浸るにはちょっとしたギャンブルだ。
店に入ると珍しく年中漁サン履きのアイツが一人カウンターで飲んでいた。
偶然だなと苦笑いを交わし、昭和臭プンプンな思考と話題で二人静かに飲んだ。
なかなか良い時間と酒だったが、相変わらず熱燗がつけ過ぎだった。
電車があるうちに、また会う約束などすることもなく、それじゃあまたなと別れた。 by 中村雅俊


さて、雲助に引き続き今晩は弟子の白酒である。
 
 
  1. 2011/11/19(土) 12:29:20|
  2. 演芸など
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来年の春を想う、鬼に哂われようとも - pataonia Minimalist Mesh Vest & PaaGo Works PATHFINDER M -

先日(11/14) patagonia のダウンベストの記事を書いた際に
“ 釣り用のベストも Amazon.com で購入した ” と書き、
“ そちらの記事は来シーズン開幕前あたりに ” と書いたのだが、
企んでいた事がなかなか巧く出来たので、嬉しさのあまり早速記事にしてしまおう。

渓流釣りの小道具類を来季に向けて少し洗練しようと企んでいる。
餌釣りは7年目を迎えて色々と小道具が増えてフライベストがジャラジャラと陳列棚の様相を呈しているし、
実質2年目のフライはこれから小道具を揃えるに当たって慎重に厳選して行かれればと思っている。

そこでまずはフライベストを現行よりシンプルなものにと今回手に入れたのが patagonia の ミニマリスト・メッシュ。
今まで使っていた FoxFire のカスケード・メッシュに比べて丈は短くポケットのボリュムも控え目でシンプルだが、
必要最低限の機能はしっかりと備えている (ように見える)。 まさにミニマリスト。
収納力があるが故に詰め込んでしまうカスケードより軽快な作りのものを探していてこれに行き着いた。
釣りの道具はこれで十分収まるだろう。



pmv-1

ミニマリスト・メッシュ(上)とパスファインダー(下)


そして釣具以外の所持品(及びフライボックス)を収めるバッグは PaaGo Works のパスファインダーに目をつけた。
アタッチメントでバックパックのショルダーハーネスに取付が可能で、チェストバッグの役割を果たすパスファインダー。
これをミニマリストに応用出来ないかと考えた。 問題は巧く装着出来るかどうか。
果たして届いたミニマリストに合わせて見ると、企み通り。 巧い具合に二つは一体化したのである。


pmv-2

ナイロンテープ・バックル・アジャスターで連結、振れ止めとして着用時は腰ベルトを通す


別荘近辺や半日釣行ならこれで十分、終日や源流釣行などで荷物が増えたらバックパックを加えれば良い。
あとは実戦で工夫して行こう。

因みにこのミニマリストは同じく patagonia の防水バックパック・ストームフロントパックに装着が可能。
分離した前身頃のみをパックのショルダーハーネスに装着し、フライベスト機能付バックパックにすることが出来るのだ。
バックパックは所有のもので事足りるが、いずれはストームフロントパックも手に取って作りを確かめて見たい。

参考までにミニマリストの国内定価は ¥16,800、購入価格は $154 (¥12,523) であった。


  1. 2011/11/18(金) 15:55:46|
  2. 道具のたぐい
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小三治一門会 於 練馬文化センター 大ホール / 平成二三年一一月一六日

鈴ヶ森 / ろべえ
阿武松 / 〆治

(仲入り)

浮世床 / 三之助
猫の災難 / 小三治


切り良く18時に仕事が片付いて出かける準備をしていると、東京FMに手嶌葵ちゃんが出ているではないか。
囁くような語りと“Rose”のア・カペラに聴き惚れているうちに開演まで30分を切ってしまった。
スタコラと練文へ向かい開演ギリギリで席につく。

前回の落語の記事で、初めて生で落語を聴いたのは二年半前の小三治独演会であったと書いた。
その時の開口一番が三之助であった。 つまり生まれて初めて生で聴いた噺家が三之助なのである。
師を聴くのはそれ以来。 あの時はまだ二つ目であった。 真打となっての再会である。
しかし今回のまくらは最近どこかで聴いたことのあるものであった。
木戸口で三之助が面白いと言ってくれればタダでわたしの応援になるというやつ。
TVででも師を観たのだろうか、記憶が曖昧である。
まさか同じまくらをする別の噺家がいる訳でもなかろうから、その辺がいい線だろう。
久々に聴く三之助は ハキハキとして滑舌も良く、若々しく清潔な印象であった。

  追記:調べ直したら記憶と記録に間違いがあった。今年の 4/27 の小三治独演会で三之助を聴いている。
      真打になってから一度聴いているし、件のまくらもその時に聴いたものと思われる。



十代目のまくらは一門会御馴染み、門下の弟子たちの話。
三之助が末弟で、入門十六年目とのこと。 以来弟子は取っていない。
末弟が昨春に真打に昇進して、すべての弟子を一人前にしたと云うことになる。
真打になってからが噺家としての道のはじまりであろうが、
師匠としては真打に引き上げることで責任は全うであろう。
三之助の真打お披露目興行には行かなかったが、
十代目がどんな口上を述べたのか今更ながらに聴いてみたかったと思う。

噺の方はどれも良かった。 まぁ、初代ろべえには引き続き精進して貰うとして。
「阿武松」 は初めて聴く噺であった。 江戸の頃の娯楽として相撲と落語の存在は大きかったと思われる。
「佐野山」「千早ふる」「大安売り」 のなどが思い浮かぶ程度だが、相撲を扱った噺は結構あるのかも知れない。
「猫の災難」 を聴きながら、終わったら日本酒を飲もうと決める。 十代目がスゲェ美味そうに飲むもんだから。
こぼして染み込んだ酒を惜しんで、滲み出やしまいかと古畳を両のこぶしでギュッとやる仕草など秀逸であった。

総じて良い会であったが、会場は相変わらず大きく、携帯も鳴った。
良く分からないタイミングで拍手と笑いが起きるのも、いつものことであった。
もう慣れっこではあるが(こんなことに慣れてはいけないのだが)、
三之助のサゲのところと十代目の噺の入り口のところの間の悪い拍手と笑いは、さすがに少々いただけなかった。

次の小三治は来月十三日である。
 
 
 
  1. 2011/11/17(木) 13:20:51|
  2. 演芸など
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ベスト、 ジレ、・・・ チョッキ、ですよねぇ -patagonia Men's Down Sweater Vest-

夏の終わり頃に秋冬へ向けてダウンベストが欲しくなって、気長に色々なブランドを試着。
結果 patagonia のダウンスウェーターに決めたのが今月初旬だったか。
ダウンロフトのパターンとボリゥム、全体のフォルムとフィット感、シェルの防風耐水性、そして色。
patagonia と云うブランドは着るのに少々抵抗があるのだが、モノが気に入ったので。


pata-v



問題は国内正規販売価格、24,150円。 ちと高い。 で、Amazon.com を試みた。
アカウントは以前取ってあったので Tokyo アドレスでクリックしてみたところあっさり購入出来た。
国際送料込で15,451円。 国内価格より 8,699円 安上がりだった。
クリックから到着まで7日間。 この方法がクセになりそうだ。
ひとつ不思議だったのは日本語のクリーニングタグがついていたところ。 送り元はオクラホマなんだけどな。

因みに購入店舗は違うものの同じ日に patagonia の釣り用のベストも Amazon.com で購入した。
日を置かず届くと思うが、そちらの記事は来シーズン開幕前あたりに書くつもり。

ベストは他に IBEX のウール、patagonia と Montbell のフリースを持っている。
今回のダウンで勢ぞろい。 シチュエーションとコンディションで使い分け。

チョッキ ブラボー!


忙しくて野遊びが出来ないと、どうも買物に走る。 悪い癖だな。

あー、おんもで遊びたい。

  1. 2011/11/14(月) 09:34:43|
  2. 道具のたぐい
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小三治独演会  於 草加市文化会館 / 平成二三年一一月一二日

ちりとてちん / 〆治
一眼国 / 小三治

(仲入り)

厩火事 / 小三治


草加市文化会館、綾瀬川のほとりにある。 空が広く気持ちの良い環境である。
人生初の落語会は平成21年6月6日、ここでの小三治独演会であった。
その時は空調が悪くホールが暑かったのと、途中で小さな地震があったのを憶えている。
ここは思い出の地、と云っても僅か二年と半年前のことだが。

それまでTV・ラジオ・ネット・CDなどで楽しんでいた落語も、実際に足を運ぶとなると腰が引け敷居が高かった。
周りに いろは を教わる人もおらず、何の予備知識もなく四十も半ば近くになって首を突っ込んだのであった。
“ いずれは ” から “ いよいよ ” への気持ちの変化が何であったかの記憶は定かでないが、
あの時以来その臨場感の魅力にまんまと填まってしまい、
今回懐かしの草加にて、足を運んだ会は120本、聴いた落語は440席。
まぁ、まだまだ序の口、駆け出しの落語聴きである。

今年足を運んだ小三治の会はすべて開口一番を〆治が務めている。 去年は燕路だった。
好みとしては〆治の方だ。 この人のしゃがれ声が好きだ。 燕路はちょっとトーンが高い。
〆治の丁寧な語り口がゆっくりと会場を温めて行く感じが、お目当て前のお膳立てとして贅沢だ。

十代目、一席目のまくらは地元話。 我が家から見て川向こうのご近所だけあって聴いていていつも楽しい。
お酉さんの話題で花園神社の見世物小屋の思い出話。
自分も中学の頃からウロウロし始めた界隈だが、お酉さんには一度も行ったことがない。
「らくだ」 で落合の焼き場が出て来ると親しく思うが、同様に十代目で 「高田馬場」 など聴いてみたいものだ。

「一眼国」、以前聴いた気でいたが記録がない。
最近、NHKの「えほん寄席」で観た噺を実際に誰かで聴いたつもりになっていることが多い。
先日の喜多八の会で昇吉がやった「一目上り」もそうだった。
あの5分番組はアニメーションも凝っていてユニーク、落語の粗筋を知るにはなかなか面白い。

「厩火事」 は志ん朝の音源で何度となく聴いている。
こちらも耳馴染みのせいか、生でもっと聴いているかと思いきや実際に聴いたのは志らくで一度きりだった。
好きな噺なので今回十代目で聴かれて満足である。 十代目の町おんなは平凡な可笑し味に溢れている。

とにかく大きなホール。 バイブも含めて近くで携帯が二度ほど着信。
なかなか心一つにはならないものだ。 残念ながら自分にも前科がある。
主電源を切っておいたのに、21時30分にアラームがセットされていて強制起動して鳴り出したことがある。
何年も使っている携帯だったのにそういう仕様なのを知らなかった。 主電源を切っておいたので油断した。
喬太郎が 「文七元結」 をやっている時だった。 本当に申し訳ない事をした。
後にも先にもその一度きりだが、それ以降 人の事を言えなくなったと云おうか他人の携帯に多少寛容になった。
あって欲しくないことだが、間違えは誰にでもある。 お互い気をつけようとしか言えなくなってしまった。


さて次は水曜、続けて小三治一門会。
再び〆治、久々の三之助、喜多八の弟子・初代ろべえである。
 
 
  1. 2011/11/13(日) 11:01:45|
  2. 演芸など
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『 喜多八膝栗毛 秋之声 』 喜多八独演会  於 博品館劇場 / 平成二三年一一月七日

一目上がり / 昇吉
長屋の算術 / 喜多八
付き馬 / 喜多八

(仲入り)

俗曲 / 太田その・松本優子
死神 / 喜多八


十一月七日は博品館も近い新橋にある美人シェフの店の一周年記念日であった。
落語終わりになにか祝いを持って行こうと思案して、
六本木ヒルズへ回ってチョコレート屋台NOAKEのボンボンキャラメルブーケを手に入れた。
花より団子ではないが、花っぽい団子的セレクト。

日比谷線で銀座に出て、落語前にノエビアでやっている野口健さんの写真展へ寄ったが、
18時を過ぎてしまい中に入ることが出来なかった。
それでもギャラリーはガラス張りの1階なのでそれなりの距離で中の写真を見ることが出来た。
外から見る限り、展示点数は思ったより少ないようであった。

博品館劇場にクロークサービスがあったことに今回初めて気づいた。
ブーケが溶けてはいけないので預ける。

今回は席が悪く高座真正面軸上の列の後ろ寄り。 噺家と正対する位置関係。
前席が蓬髪の大柄なオバサンだったこともあり高座が見辛いこと。
博品館は左右どちらかに振れた位置の席の方が良いなと改めて実感。

このところ、喜多八の切れが良い気がする。
相変わらず脱力感満点なのだが、それは個性として高座のノリはいい感じだ。
それが目一杯な風でないのがいい。 腹八分目な感じがするのだ。
ちょっと余力を残してなお且つ満足感が得られる。 満腹ではない満足。 なんか大人だなと。

後席に座っていた紳士二人連れのお一人が喜多八と大学時代のご友人だったようだ。
聞くとはなしに聞こえて来た会話がちょっと面白かった。

次回の喜多八膝栗毛は三三独演会と重なってしまった。
迷ったが三三へ行くことにした。 喜多八はその前の週に落教委で聴くことが出来る。

お開きの後、美人シェフの店へ。 記念日から一週間は謝恩価格&特別メニューで酒も安かった。
いつもこれ位だといいのに。
シェフの若くてキレイなお友達もやって来て、ボンボンキャラメルブーケはご婦人方に好評であった。
オジサンの株がちょっとだけ上がった。

さて今週末は思い出の地、草加にて小三治である。

  1. 2011/11/08(火) 14:10:21|
  2. 演芸など
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冬来たりなば - NANGA Aurora 600 frontzipper DX -

寒い時期に野営をすると云う発想がなかった。 それは冬山登山者の領域と云う思い込み。

キャンプデビューは大学3年の夏の北海道バイクツーリング。
コッヘル・ストーブ・シュラフを自前で揃えて、テントは同行者総勢四人で安物をふた張り共同購入した。
以来今に至るまで野営活動は3シーズン、冬はお休みだった。

しかしここ4~5年で知り合った中に冬でも野営している人が幾人かおられた。 しかもソロキャンプ。
このソロ活動と云うのも発想がなかった。 野営は人数が集まって楽しむアウトドアと云う固定観念。

そんなこんなに刺激を受けて、寒空の下で一夜を過ごすことに俄然興味が出てしまった。
で、冬シュラフの購入に至った。 実に23年ぶりのシュラフ購入である。

ナンガ・オーロラ600フロントジッパーDX。


N&M

ナンガ(青) と モンベル(橙)


御茶ノ水のグリーンライフスポーツがナンガに特注して発売しているオーロラシリーズの前チャックバージョン。
ジッパー部分のヒートブリッジの影響は使ってみないと分からないが、
ベンチレーションのことを考えるとサイドジッパーより便利そうなので選んだ。
あとは生地に防水透湿素材「オーロラテックス」を使用し、シュラフカバーなしで高い防水性を備える点。
シュラフの自重は若干増えるが、カバーなしの簡便さが勝った。
オリジナルとの違いとして足がリラックスできるよう、爪先が通常よりややワイドになっているらしい。

これで寒空の下でも怖いものなし。
先日来、靴も買ったしワイコンも買ったしと、いろいろ初物尽くしで今週末はいざ紅葉の渓谷へ。
・・・と、勇んでいたのだが、残念ながら企画倒れになってしまった。
11月に入って年内の仕事のスケジュールが見えてくると、泊まりで遊び歩いている余裕がないのだった。
紅葉は待ってくれないが、今後の不測の事態に備える上でも当面は自重が肝要と判断。
結果的に余暇が出来たら、また別の企画で冬シュラフデビューを飾ろう。

紅葉に併せて少々無理してあれこれ買物をしたのに、結果はこんなものである。
せめて年内は既に購入済みの落語の券が無駄にならぬよう、せいぜい労働とスケジュール管理に励もう。

因みに長年愛用している3シーズン用シュラフはモンベルのスーパータフバッグ。1988年製。
中綿がダクロンホロフィルとか云うポリエステル綿。
野営地は春から秋のせいぜい標高1000mまでなので中綿が痩せても大して支障なく使っている。
今回改めて見ると袋にドライクリーニングは NG とある。
記憶では2度ほどクリーニングに出しているが、多分ドライで洗われているのではなかろうか。
性能低下のほどは定かでないが、今後は気をつけなくては。
それから化繊シュラフは小袋から出して保管するものだとか。 
長期間、繊維を圧迫し続けるとロフトが失われてしまうらしい。 これも知らなかった。
まぁ、もはやロフトは無いに等しい煎餅シュラフなのだが・・・
因みにダウンシュラフは小袋のままで大丈夫とのこと。

にしても23年使って洗ったのが多分2回って、どうなの。


  1. 2011/11/03(木) 17:06:14|
  2. 道具のたぐい
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鈴本余一会 『第五回 古今亭菊之丞独演会』  於 鈴本演芸場 / 平成二三年一〇月三一日

手紙無筆 / 朝呂久
幇間の腹 / 馬吉
文七元結 / 菊之丞

(仲入り)

曲独楽 / 三増 れ紋
火焔太鼓 / 菊之丞


原則、余一会の券は鈴本に行かなければ買えない。
発売日の発売時刻をめがけて足を運んだが、座席表は最初から随分な数が黒塗りに。
「師匠の方でご贔屓さん用にお持ちになった分」と木戸口のおねえさん。
当初、黒塗りは下手側半分くらいだったが じわじわと上手側に侵攻してきて、
いよいよ今回は木戸口で買える席が随分と少ないのである。
今のところ皆勤で足を運んでいるが、そのうち券が手に入らなくなるかも知れない。
ご贔屓さんも大事だろうけれど、
わざわざ時間と交通費を使って前以て上野広小路まで足を運んで券を求める客にも
良い席を多少なりとも残しておいて欲しいものだ。

昼間は一門会だったとのこと。 昼夜の力配分で悩んだと笑わせる。
「文七元結」 「火焔太鼓」 と三遊派(古今派?)の十八番が並ぶ。 豪華な番組である。

しかしどうしたものか・・・何故かグッと来るものがなかった。
「文七元結」 では細かい違いが気になった。 どこか鋤きが入ったような感じ。
昨年暮れに聴いた談春の一席が強烈な印象を残したせいもあろう。 何か物足りない。
師の 「火焔太鼓」 は二回目だが六月に聴いた時の方が良かったように思う。
こちらは落語聴きとしては新米だ。 聴き取る耳力がなかっただけなのだろうか。

こうしてブログに好き勝手書きながらいつも思うのだ。
落語のいろはもまだ分からない自分が何を以って偉そうにと。
頓珍漢な事を書いているのではないか。 それでも臆せず書いて行こうと。
初めて落語を聴いた人、幾万回落語を聴いた人、それぞれの感想があって然るべきだし。
それでも、どなたか行かれた落語通な方がどこかで昨日の菊之丞を説いてくれたらなぁとも思う。

それでも客の反応が良い。 一部の席が特に盛り上がっている。
それはそうだ、独演会。 ホームゲームである。
ふと “ ご贔屓さん ” と云う言葉が頭を過ぎる。

必ずしも持っている実力とその日の出来が合致するものでもないはず。
昨日の菊之丞はどうだったのだろう。

そしてなぜか朝呂久の 「手紙無筆」 が印象に残っているのである。
 
 
  1. 2011/11/01(火) 12:25:27|
  2. 演芸など
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 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

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