七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

小三治独演会 於 板橋区立文化会館 大ホール / 平成二三年一ニ月一三日

片棒 / 三之助
禁酒番屋 / 小三治

(仲入り)

千早ふる / 小三治



足を挫けば我が身可愛さで焚き火野宿は欠席の体たらく、
そのくせ既にお代が済んでる落語会ともなれば、連夜になろうとお構いなし。
痛い足をびっこびっこと赴くあたりが貧乏性の浅ましさ。
況してや今宵は小三治独演、行かずばなるまい板橋大山。

緞帳が上がると同時に疎らな拍手が起きる・・・小三治独演会はユニークな反応が多い。
開口一番の三之助がそれをネタにまくらに入る。
お目当てが出て来るのは一席済んでから、今暫くはご辛抱。

「片棒」 が始まって、随分長いのをやるなと思いきや、銀次郎までやっておしまい。
少々乱暴な気もするが、練習みたいなものか。
三之助はちょっと優し過ぎる気がする。
根多を選ぶと云うのか、この「片棒」 が、らしくないのだ。
もっと表情豊かに、或いは多面性を持たないとちょっと辛いかも知れない。

今回の十代目は二席とも(師にしては)まくらが短かった。
「禁酒番屋」 のまくらは酒飲みの話、つまり噺のふりであったし、
「千早ふる」 も冒頭で風邪薬とコカ・コーラの薬効について少し話した後に、
その知識が受け売りであると云う流れから知ったかぶりについて話して噺に入った。

ある意味オーソドックスな流れであったが、
まくらに過分な期待をしていたお客には少々物足りなかったかも知れない。

自分としては噺を堪能出来たので、満足であった。
「禁酒番屋」 を十代目で聴くのは二度目、「千早ふる」 は初めてだった。
「小言念仏」 を除けば三度以上聴いている噺はない。
いろいろな噺に中るのは嬉しいことだ。 これからも十代目で沢山の噺を聴いてみたいものだ。

前日は 「富久」 で酒が我慢出来なくなり近所でペェイツ引っ掛けて帰った。
今回も 「禁酒番屋」 で飲みたくなったものの、乗り換えやら階段やらで結構足を使ったので、
大人しくコンビニでビールと酒を買って家に帰ってから飲んだ。
アサヒの初号アサヒビール復刻版なるヤツはなかなか美味かった。
数量限定らしいのでまた見つけたら買っておこう。
日本酒が飲みたいが母屋に行かないと買い置きがない、
コンビニの棚から指扇の小山本家酒造なる蔵元の紙パック(110円)の純米酒を試しに買ってみた。
軽い口当たりと云うか少々水っぽかったが、常温のコップ酒でゴクゴク飲みたい気分だったので、
これはこれで咽越しが良くて悪い気はしなかったのであった。
 
 
  1. 2011/12/14(水) 12:30:50|
  2. 演芸など
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