七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 雲助月極十番之内 玖番 』 雲助独演会 於 日本橋公会堂・日本橋劇場 / 平成二四年一月二八日

桂昌院 / 真紅
たらちね / 雲助
初天神 / 雲助

仲入り

鰍澤 / 雲助


年明け初の月極、ご景物にと根多出し一席目の前に 「たらちね」。
久々の前座噺、きちんと出来ますやらと前置きをして。
・・・終わってから くすぐりをふたつ忘れたと悔しがるあたりに却って余裕を感じる。

「初天神」、四日の鈴本で小三治、また前日には初花で聴いたばかり。
まぁ初花を比べてはあまりに気の毒、ベテランがやると段違い。
小三治の金坊も愛嬌たっぷりだが、雲助のそれもまったく見劣りなし。
おとっつぁんと金坊のやり取りの面白味も然ることながら、
いざ凧揚げをはじめると金坊を放ったらかして夢中になるおとっつぁんの様子が傑作であった。
これだけ笑った 「初天神」 も記憶にない。(小三治のは笑いとは別の温もりが大きいと思う)
遣る噺家によって噺はいくらでも変化する、面白くも退屈にも。
前座噺ほどその傾向が強いように思う。 雲助堪能の一席。

仲入り後、「鰍澤」。録音では圓生と八代目彦六で聴いているが高座で聴くのは今回が初めて。
三題噺に関する諸説を語った短いまくらから噺に入ると照明が徐々に落ちる。
そのタイミングと減光の速度がなかなか巧い。 この辺はやり過ぎると嫌味だが、この位なら趣向のうちか。
降りしきる大雪が見えるかのような語り口、そして雲助の月の輪お熊の迫力たるや・・・
「鰍澤」 初聴きが雲助で良かったと思いながらどんどん惹き込まれて行く。
最後は芝居がかり、座布団を払いスッと立ち上がり舞う。 紙吹雪が落ちて来る。
それはもう美しく、落語に来て映像美に魅せられる。
経験が浅い落語聴きの許容度を超えた情感に、ただただ圧倒されるばかり。
やがて極め姿、照明が明るくなり追い出しの太鼓に我に返る。 拍手喝采。

またしても思う。 俺は本当に、本当に雲助の価値が分かっているのだろうか・・・

会場を後に地下鉄を乗り継ぎ新宿へ。 ゴールデン街へ足を向ける。
せっかく 「鰍澤」 で吹雪に降り込められたのだ。今宵は囲炉裏の炭火で熱燗をやらなくてどうする。
“ポニー”の暖簾をくぐると先客がひとり。 ママさんは三味線を練習していたようだ。
囲炉裏におでんがないのを残念がると、昨晩の残りもので良ければと温めてくれる。
囲炉裏の炭火と鉄瓶で熱燗をつけ、おでんを摘む・・・今宵の〆にこれほど理想的なシチュエーションがあろうか。
先客が辞して暫くママさんの昔話など聞いているうちに酔いもまわり良い気分に。

・・・そこへ高円寺から酔っ払った釣友が参上。
酔客同士の戯れで自分ひとりTAXI にて高円寺、マスターの所で他の常連二人と合流。
最後は訳の分からぬ梯子酒でフラフラになって始発が待てずにTAXI で帰宅。 当然、宿酔い。

うぅむ・・・途中までは渋くて大人な夜だったのだが・・・
 
 

  1. 2012/01/30(月) 15:15:40|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

『下丸子らくご倶楽部』 志らく・文左衛門・二楽 於 大田区民プラザ 小ホール / 平成二四年一月二七日

のめる / 文左衛門

<若手バトル>
釜泥 / 談吉
初天神 / 初花

志らく単独トーク(文左衛門早退のため)・抽選会

仲入り

紙切り / 二楽
文七元結 / 志らく


落語会場を目指して降りる駅が初利用の際は、駅蕎麦の存在を予め確認しておく。
下丸子には “メルシー” なる変わった名の店が踏切り近くにあった。
関西風の出汁でうどんがよく出るとの情報に、たまにはうどんもいいかと行ってみるとなんとお休み・・・
乗り換えの多摩川駅構内にあった “梅もと” で済ませておけばよかった。 結局、何も食べずに会場入り。

今回は自由席、中に入ると若干だが前のほうも空いていて、最前列の右端が目に留まる。
壁に張り付くように一列だけ独立して高座に向けて斜めに置かれた席、
離れ小島で自由が利きそうなのでそこに落ち着く。小さな椅子なのでこの位置は広く使えて良い。
高座をほぼ真横から見る格好にはなるが、噺家の横顔を見ながらと云うのも新鮮である。

文左衛門は鈴本の下席夜の部で主任を務めているため、サラ口で登場すると云う変則進行。
まるで “らくごカフェ” の独演会のようだ。
師の 「のめる」 は好きなので久々に聴くことが出来て良かった。
ただ、詰め将棋を取り上げる場面はもっとそーっと持ち上げ、盤の向きを変える小芝居が見たかった。
鈴本の主任も気になる。 十日間根多出しで、日曜には 「らくだ」 を遣るので聴きたいが・・・

真打の後では若手バトルも遣り辛そうだ。若手が二人で競って客が甲乙つける趣向、この会では恒例らしい。
今回は家元最後の弟子となった談吉と花緑の総領弟子、初花。←しょっぱなと読む、最初の弟子だかららしい。
歳は三つほどしか違わないがキャリアには十年近く差がある。
長くやっていれば巧いと云う世界でもないが、さすがに初花の出来が良い。少々、老けた金坊ではあったが。
談吉の畳みかけるようなスピードには別の魅力があり、後のトークで志らくが解説してくれたが、
客の笑いを潰す、笑いを誘っておきながら笑う隙を与えずどんどんと遣って行くのが談志の芸を継いでいると。
志らくのこう云う話は聞いていて面白いし、落語を聴く上で経験の浅い者には有り難い。
帰りがけの貼り出しでは初花が勝ったようだ。 談吉も面白かったが、順当と思う。 因みに自分は投票棄権。

そのトークの中で志らくが、家元存命中から自分も含めた弟子達に弟子入りする心持が理解出来ないと。
落語立川流にあっては家元談志が唯一無二であり、そこを避けて弟子の門を叩くのには何かしら打算を感じると。
勿論、個々に恋愛にも似た好き嫌いもあって、談志より志の輔、談春、志らくと云う動機もあるだろうが、
談吉が四年前に談志を選んだのは至極真っ当であり理解出来る行動だと、弟弟子を買っているようであった。

仲入り後、久々の二楽。 この回は二楽がゲストと云うこともあって取ったようなものだった。
客にお題を貰って切るのだが、そこは客のセンスも問われるところだといつも思う。
あまり季節外れな注文は野暮だし、他の客がよく分からないものも然り。
いつか機会があったら“御輿”を切って貰いたいと思っているのだが、
さすがに真冬に御輿もなかろうと今回は遠慮した。 念のため、ポチ袋は用意していたのだが。
気になったのは紙切り最中のお囃子がきちんと出なかったこと。タイミングや音量が拙い。
立川流の前座が担当か。 定席で色物の扱いを学んでいないからかも知れない。 二楽も下座もちょっと気の毒。

トリは志らく。 今回は文左衛門がサラ口で遣ってしまったので落語たっぷりな感じがなくて寂しいと。
それでも時間は大分押していた、にも拘らず 「文七元結」 を約50分。
暮れに聴いた圓太郎がとても良かった印象と、談春が執拗なまでに作り込んだのが印象に強い 「文七元結」。
比べて今回は正直少し見劣りを感じた。 志らくの遣り方か、細かい部分の抜けや違いにやや違和感あり。
言葉の継ぎ目の “あ~”“う~” が多かったのも気になった。 こんなものではない筈、が感想。

三時間二五分の長丁場でお開き後は蒲田へ出て京浜東北線で新橋へ。 ダイバーの溜まり場に顔を出す。
ママさんにオリジナル卓上カレンダー同封のお年賀を頂いていたので一月中に挨拶をと思っての立ち寄り。
2グループほどダイバーの飲み会が入っていて大盛況・・・その上食べ物はオーダーストップ。
気遣いで駆けつけセットなる大根と豚の煮物の小鉢だけ頂き瓶ビールをやっていると、
偶然居合わせたリロアンから一時帰国中の映画好きガイド氏と再会、暫し映画&タモリ倶楽部談義。
国内外では観られる映画にも差があり、マニアックな彼の投げ掛けに追いつけないことも。
それでも楽しい時間を過ごし、春の再帰国の際に気の置けない連中で集まろうと約束して帰路に着いた。

晩飯抜きで落語会、店でも煮大根だけだったので結局誘惑に負け、地元ラーメン屋の軍門に下る。 orz
 
 
  1. 2012/01/28(土) 12:29:53|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

『新春落語教育委員会』 喜多八・歌武蔵・喬太郎 三人会 於 なかのZERO 小ホール / 平成二四年一月二四日

こうもり / ぴっかり
夢の酒 / 喜多八

仲入り

同棲したい / 喬太郎
壷算 / 歌武蔵


恒例の幕開きコント「携帯電話の電源は切りましょう」。
上手から出て来た喬太郎の姿を見て、旬を押えるなぁと。
先の芥川賞で話題になった田中慎弥氏その人と一目で分かる眼鏡とネクタイ姿。
しかし出てきた瞬間それと分かった人は少なかったようで客席の反応が薄い。
歌武蔵扮する文芸雑誌記者が喋り出して理解が及ぶと会場が爆笑の渦に。
先日のタモリ倶楽部で喬太郎の曲が取り上げられた件なども含めて
なかなかタイムリーな内容で上出来だった。

ぽっぽが二ツ目になり ぴっかりと改名してから今回で二度目。
先日の圓太郎の会で聴いた時も思ったのだが、前座時代より随分良くなった。
良くなったので二ツ目に昇進したのだろうが、昇進したことで本人も乗っているのだろう。
噺の遣り方はこれからの精進として、まず以って滑舌が良くなった。
女性ならではの澄んだよく通る声で流れるように言葉が出て来る。 聴いていて分かり易い。
去年の四月、まだ前座 ぽっぽだった頃に聴いた時は噛み噛みだったのに様変わりである。
ルックスが話題になりがちな人だが、肝心な噺の方でも今後が楽しみになって来た。
でもひとつ、今のクルクルなヘアスタイルより以前のストレートの方が良かったと、オジサンは思う。

喬太郎が現状打破で苦しんでいるらしいと、御通家の落語に関するブログで読んだのは最近のこと。
きっかけはいつだったか、個人的にも今ひとつ物足りなさを感じていたのでその記事を興味深く拝読した。
まだ日も浅い自分が言うのも何だが、当初は好んで聴いていた師が気づけば少しずつ合わなくなって来た。
2000年に12人抜きで真打になった師である。 人気実力共にトップクラスだ。
けれどそれはそれとして聴き手の好き嫌いや感じ方は千差万別で、
主観的に、自分が聴いて来た僅か二年半、三十席だけでも細かな波の高下はあるものの
全体を見ると緩やかだが下降線を辿って来た印象があるのだ。
その自分の目利きが的を射ているのか外しているのか・・・

いずれにしても師は現状を変えようと取り組んでいるらしく、
だからこそと云っては語弊があるが、今回は古典が聴きたかった。
「同棲したい」 はなかなか面白い新作だった。
こちらの好みもあるが新作で楽しんだ記憶が正直殆どない中で、
噺としての面白味が感じられたのは久々であったし、何度も笑った。
それでもやはり、今年は古典にじっくりと取り組む師の姿が観たいのである。
喬太郎の古典に飢えているのである。
次に師を聴くのは来月初旬の三三との二人会。
古典一筋の若手実力派との競演、今はそれを楽しみに待ちたい。


さて、今回で足を運んだ落教委は9回を数える。
ここに来て少しずつ聴きたい噺家も増え、時には落語会選びに悩ましいバッティングが生じることも。
今年は昨年以上に追いかけたい人もいる故、この辺で一旦 落教委は選択肢から外すことにした。
必然、歌武蔵を聴く機会が減ってしまうが、一ヶ月に行く落語会の数にも歯止めは持ちたい。
諸々を鑑みて落教委は暫くお休み、今までありがとう。 てことで、よろしくメカドック。
 
 
  1. 2012/01/25(水) 16:20:22|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

『第二五回 白酒ひとり』 白酒独演会 於 国立演芸場 / 平成二四年一月一九日

小町 / さん坊
犬の災難 / 白酒
干物箱 / 白酒

仲入り

御慶 / 白酒


四日の鈴本以来、二週間ぶりの落語である。
師走にたくさん足を運んだのでこのくらいのブランクでもとても久しぶりの感があった。

さん坊、初めて聴く。 調べると平成二二年九月に さん喬の下へ入門している。
まだ一年ちょっとなのになかなかの落ち着き様だ。
まくらは一門や自分の出身地の話で笑いを取り、場を温めるあたりは大したものだと思う。
ただ、いざ噺に入るとちょっと声が聴きづらい。 僅かだが萎縮を感じる。
なかなか愛嬌もあるし、まくらまでは良い感じだったので今後が楽しみな人だ。

新春興行もあって過密スケジュールか、白酒はちょっとお疲れ気味に見えた。
このところの乾燥した天気もあって咽が辛そうだ。 二席目ではところどころで咳き込んでいた。
かんだり言い間違えたりする箇所も、少々目立った。

「干物箱」 は喜多八で聴いていたかと思ったが調べてみると白酒の師匠・雲助であった。
地方出身で凡庸な家庭に育ったせいか、どうも若旦那が遣り辛いと白酒。
その点、うちの師匠は江戸っ子だし一人っ子のお坊ちゃんだからと。
確かに若旦那と云うのは落語に出て来る人物の中でもちょっと特殊な存在だろう。
例えば花緑のやる若旦那はまさにそのものに見えるように、それなりに素養がいるのかも知れない。

仲入りを挟んで質問コーナー。 前回の 『ひとり』 で取ったアンケートに答える。
そろそろ人情噺にも挑戦、特に見せ場が無く単調で気分が落ちていって暗~く終わるような噺を
どこまで聴かせられるか遣ってみたいと、なかなか腕利きにしか言えないような宣言である。
白酒たのもしい。

『白酒ひとり』 は 『白酒むふふふ・・・』 より構成が良い。まさに一人で三席たっぷり、満足度が高い。
『むふふふ・・・』 は仲入り後に出るゲストが色物から寄席に縁の無いジャンルの演者まで様々なため、
落語に浸っていた客の気分が仲入り後に一旦クールダウンしてしまう感じがある。
最近、御通家の落語に関するブログで独演会の粗製濫造を嘆く一文を拝見したばかりだったので、
こと 『白酒ひとり』 に関しては本寸法の独演会としての価値があると、今回改めて実感した次第。


お開きで今年初の新橋へタクシーで向かう。
通常なら時間は地下鉄移動の半分、千円で釣りが来る距離。
今回は信号のタイミングで英世先生お一人では済まなかったが、
なかなか上品な個人タクシーで、シナトラを流し会話も軽妙で楽しい移動であった。
美人マスターに 今日はいらっしゃる気がしました と世辞を言われてオジサン目尻が下がる。
彼女は先日誕生日だったので手土産のトリュフチョコを渡し、ワインを一本開けてバイト君と三人で乾杯。
程なく最後のお客が辞し、珍しく閉店まで貸切状態で会話も弾んだ。

この流れも楽しみのひとつ、やはり落語終わりで直帰は難しいのであった。
 
 
  1. 2012/01/20(金) 14:51:06|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

月光ノ仮面 於 角川シネマ新宿 シネマ1

「ここで死んでるのは確かに俺だが それを見ているこの俺は いってえ誰なんだ」

若干異なるが、作中に出てくる落語 「粗忽長屋」 のサゲの台詞である。
この映画は 「粗忽長屋」 をモチーフに帰還兵の摩り替わりをプロットに描かれている。

板尾創路と云う人はちょっと謎めいている。
ひな壇に並ぶガヤの芸人ではないし、かと云って舞台中央で場を仕切るタイプでもない。
言っていることが良く分からない、その意味不明な部分がミステリアスであり興味をそそる。
最近は観ていないので出ているのか知らないが、以前は 「ガキ使」 でも扱いが別格だった記憶がある。
♪ ボスニア~ヘルツェゴビナでも~ ♪ あの意味不明な歌を何故か今でも憶えている。

先日は 「電人ザボーガー」 のリメイクにも登場し、今は深夜に黒川鈴木と云う変な刑事を演じている。
映画監督は今回で二作目。 とにかく色々やっている、これを多才と云うのだろうか。

特に予備知識を入れずに観に行ったところ、思った以上に落語の世界を扱った作品であった。
昨年末から落語ばかり聴いていたので 「宇宙人ポール」 同様、
気分転換もあって映画館に足を運んだところ また落語だった訳で。

「粗忽長屋」 は江戸市中で行き倒れた遺体を見た男が、それが自分の舎弟分だと言い出し、
今朝会ったばかりだから間違いないと主張する。
しかしその遺体は前夜に行き倒れたものなのでそんな筈は無いと返される。
では本人を呼んでくるから確かめればいいと呼んで来た舎弟まで、確かに俺だと言い出す。
自分の遺体を哀れんで抱く舎弟、兄貴分に向かって何だかわからなくなっちまったと、
「抱かれてるのは確かに俺だが、抱いてる俺はいってえ、誰なんだろう」


gk
(C)2011「月光ノ仮面」製作委員会


粗忽とつく落し噺だけに、惚けた登場人物の勘違いを描いた笑い話な訳だが、
取り様によっては何ともシュールな一面が窺える噺とも捉えられる。
そのシュールな解釈を膨らませたのが、この映画の世界観なのだろう。

しかし、正直よく分からなかった。 シュールと表現すれば済むものなのか・・・
こう云う難解な作品をしたり顔で評するほど自分も若くない訳で、
分からないものは素直に分からないと自信をもって言ってしまおう。

ラストの破天荒な展開で板尾監督が描いているものは何だったのか、
どこかにそれを紐解くインタビューの記録でもあれば判明するかも知れないが、
観終わって間もないこともあって自分の頭の中に浮かんだ 「?」 マークを消すことよりも、
頭を振ってはそれをカラカラと鳴らして余韻に浸っていたい、今はまだそんな気分なのである。


♪ ボスニア~ヘルツェゴビナでも~ ♪  
 



  1. 2012/01/16(月) 11:01:30|
  2. フォト・キネマ・アートとか
  3. | コメント:0

誘惑について -FUJIFILM X-Pro1-

連休初日は兄宅に仲間が集まって新年会。
二・三日目は毎年この連休恒例、箱根湯本への一泊旅行。
とは云え特筆する出来事も無く、散策するにはまだ足の怪我が気障りなので写真もなし。

新年会では FUJIFILM の新しいデジカメの噂話で盛り上がる。
業界関係者からちょっとオイシイ情報も得て人様に先んじたぞと鼻の穴を膨らませていたのも束の間、
箱根に行っている間にネット上でも速報があれよあれよとアップされたようだ。

かつてレンズ交換式のデジタルカメラでこれ程に興味をそそられるものは無かった。

画像記録家電ではなく、光学機器の予感 ・・・ 興味津々。


xpro1


ちょっと大きいかな。 実物を手にとって見るのが楽しみだ。

海外サイトで見つけた中では ここ が詳報。

もう数日経てば国内もかまびすしくなるだろう。


もっと色々調べてから記事にしようかとも思ったけれど、
いつまでも初っ端の頁がポールの写真てのもなんなので、 笑
取り急ぎ第一印象を申述べ候。
 
 
  1. 2012/01/10(火) 13:04:02|
  2. 道具のたぐい
  3. | コメント:0

宇宙人ポール -PAUL- 於 立川シネマシティ j studio

新年初っ端をこんなB級SF映画で始めて良いものかと思いつつ足を運んだのだが、
これがなかなか面白かったのだ。

英国から米国のコミコンにやって来たオタクな二人(売れないSF作家とイラストレーター)が
レンタルトレーラーでエリア51などの“聖地”を巡る旅の途中でポールと名乗る宇宙人と遭遇、
ポールを彼の目的地へ連れて行くために共に旅をすると云うロードムービー。

スターウォーズをはじめ'70年代後期から'80年代のSF映画へのオマージュ満載で笑いが絶えない。
恐らく自分が気づいていないマニアックなオマージュもあったのではなかろうか。
流れる音楽も当時のアメリカンヒットチャートを賑わしたものが使われこれも懐かしい。

ロードムービーもSFも大好物な自分にとっては、かなりツボな映画であった。


paul
(C) 2010 Universal STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED


ポールのキャラクターもいい。
最近は正体不明、理不尽で惨忍な宇宙人ばかりが地球を侵略して来ていたので、
ポールのような知的でスケベでユーモアあふれるキャラクターはなかなか新鮮で魅力的だった。
オーソドックスなグレイ姿も見ていて安心、これぞ宇宙人。
地球人たちも個性的ながらステロタイプなキャラ設定で、その点もなかなか巧い。

上映館数の少ないマイナーな作品だが、案外口コミで評判になりロングランするかも知れない。


  1. 2012/01/07(土) 15:07:32|
  2. フォト・キネマ・アートとか
  3. | コメント:0

平成二十四年正月初席新春爆笑特別興行 第三部 於 鈴本演芸場 / 平成二四年一月四日

曲独楽 / 紋之助
替わり目・寄席踊り / 馬生
漫才 / のいる・こいる
漫談・小咄 / 圓蔵
マジック / 世津子
芝居の喧嘩 / 一朝
漫談・小咄 / 文左衛門
三味線漫談 / 紫文
抜け雀 / さん喬

仲入り

壽獅子 / 太神楽社中
ぼやき居酒屋 / はん治
町内の若い衆 / 権太楼
たらちね / 扇遊
紙切り / 正楽
初天神 / 小三治


落語を聴くのはホールや多目的イベント会場、或いは演芸場の落語会が九分九厘を占め、
いわゆる定席の寄席小屋に行くのも特別興行の時ばかり、
落語と色物が入れ替わり立ち代り登場する通常の寄席興行には今まで足を運んだことがなかった。
今回も正月の特別興行ではあるが体裁としては通常興行に近いものであり、初の寄席落語体験であった。
正月上席(元日~10日)は顔見世の意味合いが強いので演者数が多く一人当たりの時間も短い。
それ故、圓蔵や文左衛門のように落語をやらない師もいるあたりが普段と違うところなのだろう。

寄席は基本的に当日自由席売りなのだが、正月初席はチケットサービスでの前売りがあった。
今回初めて足を運んだのはこの前売りがあったのもきっかけであった。
席の確保が煩わしいと云う思い込みもあって腰が重かった面もあったのだ。

いつもは限られた少ない演者をじっくり聴いているのに対して、寄席では沢山の噺家を聴くことが出来る。
今回初めて生で聴いたのは馬生・圓蔵・一朝・はん治・権太楼と五人にもなる。
沢山の噺家を知るにはやはり寄席が打ってつけであるし、
出入りがない会派は別として、噺家にしてみても定席の寄席小屋こそがホームであろうから、
いずれはいずれはと思っていた場所に落語を聴きはじめて二年半を経て漸く辿り着いたことには、
少々大袈裟だが一種感慨にも似た思いなのであった。

いずれ新宿、浅草、池袋の通常興行にも足を運ぼう。
 
お開きになって高円寺へこちらも顔見世。
常連さんの愚痴など聞きながら一杯やる。
初めてお会いする常連さんがご自宅を設計中とのことで、アイポンに入れてある一般図を見せて頂く。
好き勝手感想など聞いて貰っているうちに終電が行ってしまった。 やれやれである。
 
 
  1. 2012/01/05(木) 16:15:28|
  2. 演芸など
  3. | コメント:1

迎春

2012

本年も御宜しく御引き回しのほど、御願い致し申し上げ奉り仕り候。

 
 
 
  1. 2012/01/01(日) 09:59:20|
  2. 徒然なるままに
  3. | コメント:2

profile

 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

category

旅や野遊び (62)
演芸など (313)
フォト・キネマ・アートとか (157)
道具のたぐい (39)
飲んだり食べたり (4)
徒然なるままに (12)
序 (4)
未分類 (1)

comment

calendar

12 | 2012/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

archive

counter

search form