七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

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『第二五回 白酒ひとり』 白酒独演会 於 国立演芸場 / 平成二四年一月一九日

小町 / さん坊
犬の災難 / 白酒
干物箱 / 白酒

仲入り

御慶 / 白酒


四日の鈴本以来、二週間ぶりの落語である。
師走にたくさん足を運んだのでこのくらいのブランクでもとても久しぶりの感があった。

さん坊、初めて聴く。 調べると平成二二年九月に さん喬の下へ入門している。
まだ一年ちょっとなのになかなかの落ち着き様だ。
まくらは一門や自分の出身地の話で笑いを取り、場を温めるあたりは大したものだと思う。
ただ、いざ噺に入るとちょっと声が聴きづらい。 僅かだが萎縮を感じる。
なかなか愛嬌もあるし、まくらまでは良い感じだったので今後が楽しみな人だ。

新春興行もあって過密スケジュールか、白酒はちょっとお疲れ気味に見えた。
このところの乾燥した天気もあって咽が辛そうだ。 二席目ではところどころで咳き込んでいた。
かんだり言い間違えたりする箇所も、少々目立った。

「干物箱」 は喜多八で聴いていたかと思ったが調べてみると白酒の師匠・雲助であった。
地方出身で凡庸な家庭に育ったせいか、どうも若旦那が遣り辛いと白酒。
その点、うちの師匠は江戸っ子だし一人っ子のお坊ちゃんだからと。
確かに若旦那と云うのは落語に出て来る人物の中でもちょっと特殊な存在だろう。
例えば花緑のやる若旦那はまさにそのものに見えるように、それなりに素養がいるのかも知れない。

仲入りを挟んで質問コーナー。 前回の 『ひとり』 で取ったアンケートに答える。
そろそろ人情噺にも挑戦、特に見せ場が無く単調で気分が落ちていって暗~く終わるような噺を
どこまで聴かせられるか遣ってみたいと、なかなか腕利きにしか言えないような宣言である。
白酒たのもしい。

『白酒ひとり』 は 『白酒むふふふ・・・』 より構成が良い。まさに一人で三席たっぷり、満足度が高い。
『むふふふ・・・』 は仲入り後に出るゲストが色物から寄席に縁の無いジャンルの演者まで様々なため、
落語に浸っていた客の気分が仲入り後に一旦クールダウンしてしまう感じがある。
最近、御通家の落語に関するブログで独演会の粗製濫造を嘆く一文を拝見したばかりだったので、
こと 『白酒ひとり』 に関しては本寸法の独演会としての価値があると、今回改めて実感した次第。


お開きで今年初の新橋へタクシーで向かう。
通常なら時間は地下鉄移動の半分、千円で釣りが来る距離。
今回は信号のタイミングで英世先生お一人では済まなかったが、
なかなか上品な個人タクシーで、シナトラを流し会話も軽妙で楽しい移動であった。
美人マスターに 今日はいらっしゃる気がしました と世辞を言われてオジサン目尻が下がる。
彼女は先日誕生日だったので手土産のトリュフチョコを渡し、ワインを一本開けてバイト君と三人で乾杯。
程なく最後のお客が辞し、珍しく閉店まで貸切状態で会話も弾んだ。

この流れも楽しみのひとつ、やはり落語終わりで直帰は難しいのであった。
 
 
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  1. 2012/01/20(金) 14:51:06|
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