七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

白酒・三三 二人会 於 IMAホール / 平成二四年六月二四日

桃太郎 / つる子
禁酒番屋 / 白酒
質屋庫 / 三三

仲入り

五目講釈 / 三三
お見立て / 白酒


今月はマイカーの車検期限であった。
ディーラーは大江戸線沿線、車で乗りつけ手続きを済ませると、そのまま地下鉄に乗って光が丘へ向かった。
以前この会場で休日の昼過ぎに落語会があった時、昼食を建物内で済まそうと行ったところどこも大変な込みよう、
食いっぱぐれたことがあったので今回は昼食を地元で済ませてからの会場入りとした。

席は後ろよりだが通路際で狭苦しさはなかった。
前座が下がって白酒登場。
まくらは前座のつる子の師匠・正蔵についてと時事ネタで某野球監督についてなど。
正蔵と三平は若旦那の引き合いで良く名前が出る。
色々と揶揄されて客が笑う。 どこまで本音かは分からないが高座に悪気はなかろう。
ただイメージがそうしたところから定着している部分がある。
実際は正蔵を聴いたことがない。
聴かずして師を笑うのはちょっとアンフェアな気が以前からしていたのだが、
今回その思いがちょっと強かった。 やはり一度、師を寄席で聴いてみなくては。
そんなことを思いつつ 「 禁酒番屋 」。
昼間聴くと感じが出ないなと思ったが、この噺は昼間に届ける酒を番屋で止められるものだ。
昼間聴いて違和感を持つことはないのだなと思い至る。 しかしやはり夜がシックリ来るのは確かだ。

三三の 「 質屋庫 」 で舟を漕ぐ。 どうにも眠い。 このところの気疲れと腹のこなれ具合からだろう。
あまり睡魔に抵抗せずに遠くに三三の声を聞いて仲入り。

「 五目講釈 」。 三三は講談も好きだと言っていた記憶がある。 稽古もつけて貰っていた筈だ。
素人耳にはなかなか板についている。 初めて聴く噺だったし、短いながら今回はこちらが三三の収穫だった。

「 お見立て 」 を聴く度、喜瀬川花魁の頭の回転の速さに感心してしまう。
噺の中のおんなに感心もあったものではないが、
あれこれと逃げ口上を思いつく小賢しさが却って彼女の魅力を増しているように思えるのだ。
杢兵衛大尽は本当にコロリと騙される訳だが、例えばウソを承知で騙されるのもそれはそれで面白い訳で。
“ 分かっていながら喜んで騙されてやる ” 的なバカな客もいたりするから世の中回って行く訳で・・・
自分もバカを承知で散財する快感については、多少分からんでもない歳にはなっているので面白可笑しく思えるのだろう。
それはそれで大人な楽しみかも知れないなと思いつつ。

全般に気が入らなかった会であったが、まぁこんな時もある。 気合が入れば良いものでもないのだし。
 
 
  1. 2012/06/25(月) 19:09:42|
  2. 演芸など
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そんな感じでまいります。

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