七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

いいものはいい。が、しかし・・・ -Audi A4 allroad quattro 2013-

Audi A4 allroad quattro 2013、フェイスリフトして200台限定でリリース。
トゥルーパー顔に大して変化はないようだ。 今年は A6 の allroad も。


arq-2013-1
クロスオーバーではあるが都会向きのルックス


話は A4 について。 全高が 1460㎜ と意外に低い。 VW Alltrack のネックは 1560㎜ と云う微妙な全高。
大抵の機械駐車はマックスヘッドルームが 1550㎜。
ルーフレールの形状を変えれば 10㎜ 位は落ちそうだがどうなのだろう。
allroad なら駐車場を選ばない。90㎜ 余裕ならキャリア付でも OK、これは都会ではアドバンテージだ。

個人的に拘っている最小回転半径は 5.5m。
マイカーより 0.1m 大きい。逆に Alltrack は 5.3m と 0.1m 小さい。これが魅力。
最低地上高は同じ。車重は allroad の方が 100kg 重い。
アプローチ・デパーチャー・ランプブレークオーバーの各アングルは allroad の数値が無いので比較出来ない。
実燃費も比較データがないが、allroad にはアイドリングストップが付いた。 街乗り主体なら優位だろう。

見てくれは好みの問題。ブランドも然り。
allroad は 格好良いが、Audi は個人的にはちょっとキザなブランドイメージ。 多少、偏見がある。
VW の方が庶民的と云おうか、ブランド志向による選択肢にはならない気がする。
地味な Alltrack に好感が持てるが、allroad もスタイルとしては好みだ。
外観の拮抗に対して、インテリアは Alltrack の方が断然好みである。
(2012/07/04 記事ご参照。右の category “道具のたぐい”をクリックすると Alltrack の記事が下に出ます。)


arq-2013-2
インテリアは古くさい・・・と思う

総合的にはやはり Alltrack の方が好ましいが、
全高と燃費における allroad のアドバンテージは無視出来ない要素だ。

車両価格は allroad が 100万高いがほぼフル装備、買い足すものが少ない分は差し引けよう。
それでも高価なことは確かだが、高いなりに代償もあるだろう。 特に四駆はお家芸だ。
allroad の走破性は評価も高く、動画などのデモンストレーションを見ても素晴らしい。
対して Alltrack が如何ほどのものなのか、より多くの実例を待ちたいところだ。

現実的に 100万の価格差はかなり大きい。 100万あればシーカヤックとアルミボート用トレーラーが買えてしまう。
あとは仕事でも使うので、世間的に高級車ぽいのは如何なものかとも思う。
往年の「農夫のベンツ」も今ではすっかり高級車のイメージだ。

そもそも allroad は限定車だから来年以降のリリース次第のところもある。
今回は大雑把にいって色は共にメタリック系の白と黒だが、来年もし銀色が出たらかなり迷いそうだ。
車は銀色。 これは車に乗り始めた若かりし頃からのこだわり。

因みに7月中旬に Alltrack の展示車を見てきた。で、なかなか良かったのだ。 allroad 見に行こうか。

 
  1. 2012/08/31(金) 15:32:46|
  2. 道具のたぐい
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『 圓あって生で菊会 』 さん生・菊輔・圓太郎 三人会 於 お江戸日本橋亭 / 平成二四年八月二六日

 ※ 日付を操作して、まとめて3つ記事を up しました。 ご笑覧に供します。

平林 / いっぽん
締め込み / さん生
大工調べ -とおし- / 圓太郎


(仲入り)

七度狐 / 菊輔


前もって予定に入れていなかった会。 圓太郎師の落語会の案内葉書に記載があり、知るに至る。
根多出しで 「 大工調べ 」 を演ると書いてある。 一度は師で聴いてみたいと思っていた噺だ。

特に予定も急ぎの用もなかったので足を運んだ。
人気のない三越前を歩く。 お江戸日本橋亭も久々だ。
木戸銭は2千円。 今どき安い部類に入る。
これ位がこちらも助かるが、あまり中堅・ベテランが安くやると
若手が取り辛くなると白酒が話していたのを思い出す。

さん生・菊輔 両師は初めて聴くが、顔はどこかで拝見したことがある。
初めての噺家さんを聴くのも楽しみのひとつだが、今回はお目当ては圓太郎で聴く 「 大工調べ 」 だ。

とおしで演るか、お白州まで行かずにサゲるかが気になったが、とおしであった。
途中の棟梁・政五郎の言い立ても聴きどころであったが、とおしで演るかどうかがかなり気になっていたので、
大岡様が登場した時には内心快哉であった。
先の言い立てについては、もう少し歯切れが欲しかったか。
興奮して頭に血がのぼっている感じとも取れるが、やはり立て板に水でまくし立てなければ見せ場にならない。

それほど圓太郎を聴き込んでいる訳ではないが、なかなか師らしい 「 大工調べ 」 だったように思う。

個人的にはこの噺に出て来る因業大家をそれほど悪い人だとは思えないところがある。
彼なりの道理を分からんでもないからだ。 そしてそれがないとは言い切れない政五郎の思い上がった部分。
その辺の二人の人物像がなかなか良く出ていたように思う。 丁寧な運びだった。

根多出しに釣られて足を運んでどうなることかと思ったが、これはなかなか良い会に出会えたと喜んだものだ。

お初のお二人には申し訳ないことに途中、少々瞼が重くなってしまった。
特に菊輔のサゲの直前に一瞬落ちてしまった。
この三人会は回を重ねた長寿の会のようだから、また足を運んでじっくりと聴かせて頂こう。
 
 
  1. 2012/08/27(月) 17:45:37|
  2. 演芸など
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ダークナイト ライジング - THE DARK KNIGHT RISES - 於 新宿ピカデリー スクリーン3

クリスチャン・ベールによるバットマンがこれで2作目だったか3作目だったかが判然としなかった。
観終わってすぐ、友人に確かめると 「 ビギンズ 」 が1作目だとの回答。
あの渡辺謙が東洋の謎の男を演じたのもこのシリーズだったか・・・
あれはTVの地上波放送の際にながし観ただけなので印象が薄い。 曖昧な記憶を何とか引き出してみる。

なるほど、言われてみれば前作 「 ダークナイト 」 より 「 ビギンズ 」 への回顧が勝っていた。
正直、 「 ダークナイト 」 を凌駕するのはかなりしんどいことだろう。 あれは傑作であったから。
あの観る者の心の底に澱のようなものを残す作品の続きとして、こちらの期待もいや増すばかりであったし。

ストーリー・脚本も練りに練ったと云う感じがない。
多少捻りを加えてはあるものの、難易度を上げるまでの仕掛けは用意されていなかった。
主役であるバットマンは相変わらず控え目で、悪役と美女が銀幕の中を闊歩していた。


240827
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC


メカニカルデザインはなかなか魅力的で、他の映画にはない独特な世界観は評価したい。
そう、その “ 他とは違う感じ ” が このシリーズの売りだと思うのだが、
そうした属する世界の不明瞭さみたいなものに、今回は徹することが出来なかったようにも思うのだ。
アメリカ合衆国の国旗が掲げられ国歌が流れることで無国籍感は失われ、神秘性が薄らいでしまった。

結果 面白い映画だったけれど、バットマンである必然性は希薄だったと思わざるを得ないのだった。

ひょっとしたら属性はあるけれど独立性の弱い3作目なのかも知れない。
三部作を通して観た時に、この作品の存在が確立されるのかも知れない。

さて、「 ダークナイト 」 は持っているが、トリロジーとして再見する日はやって来るだろうか。
 
 
  1. 2012/08/26(日) 23:59:00|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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『 人形町らくだ亭 第四十三回 』 さん喬・一朝・松鯉・小袁治 於 日本橋公会堂(日本橋劇場) / 平成二四年八月二四日

桂昌院 / 神田真紅(講釈)
水屋の富 / 小袁治
怪談 乳房榎 -重信殺し-/ 松鯉(講釈)


(仲入り)

皿屋敷 / さん喬
たがや/ 一朝

茅場町で地下鉄を降りて、まずは人形町へ寄り道。
翌日の遣い物にする手拭いを買いに “ ちどり屋 ” へ。
女性ばかりの店内を暫し徘徊して自分のも含めて五本ほど購入。
手拭いはリーズナブルで、ある意味 消耗品だからお相手の負担にもならず、我が遣い物の定番である。

開場前に到着。 次回のチケットを少しばかり先行販売するので それを当てにして早めに入った。
今回開場待ちをしてみて改善策を見出したので、次回も早めに入れるようであればその点に気をつけよう。
兎も角も、次回の席も良い場所が取れた。

根多出しだったにも関わらずチケットの印字を見直すまで気づかなかった。
前夜の喜多八 -おきせ口説き- の続きを講釈で聴くことになった。 これは嬉しい。
落語から講釈へのコントラストも手伝って、-重信殺し- の迫力はいや増して聴き応えあり。
大詰めへ向けて、身体が緊張して手足が強張る思いであった。
話の方は更に先もあるが、まずは連夜で南蔵院本堂の天井画まで辿り着いたのだから望外と云えよう。

仲入り後に さん喬が会場の空気を解す。 この緩急の具合が堪らない。
「 皿屋敷 (お菊の皿) 」、お菊のどこかコミカルな化けっぷりで重信の念を会場から払い除ける。
つづいて主任の一朝が 「 たがや 」 を打ち上げて客の足を軽くするあたり、
らくだ亭の大人な落語会の味わいを実感させる にくい番組構成だなとニヤリとしてしまった。

はねてからどこかで飲もうかと思案。 しかし目がしょぼついて気になる。眠いと云うより疲れ目からくる煩わしさだ。
最後の最後まで乗り越して高円寺へ行こうかどうしようか迷ったが、地元駅で降りることにした。
週末は阿波踊りの高円寺、祭り前夜の雰囲気も感じてみたかったが結果的には早々に帰宅して正解だった。
コンビニの そうめんと缶チューハイを2本空けて就寝。
 
 

  1. 2012/08/25(土) 23:59:00|
  2. 演芸など
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『 喜多八膝栗毛 夏之瞬 』 喜多八独演会 於 博品館劇場 / 平成二四年八月二三日

ぐつぐつ / ろべえ
粗忽長屋 / 喜多八
青菜 / 喜多八

(仲入り)

太神楽曲芸 / 鏡味初音
怪談 乳房榎 -おきせ口説き-/ 喜多八


会場に入る前に “ 銀座三河屋 ” へ寄って煎り酒を買うつもりが、コンビニに寄っているうちにすっかり忘れてしまった。
近所なのでダメ元で仲入りに会場を出て覗きに行ったが、やはり既に閉まっていた。 しまった。

博品館劇場の中央付近(高座と正対する縦列)は高座が見難いこと、この上(この下?)ない。
今回も15番とほぼ真ん中の席番だったのだが、案の定 前席のお客の頭しか見えない。
首を傾げば何とかなるが、そのことで後席のお客の視界が気になってしまう。
今後 博品館では多少後ろになろうとも、端寄りの席が確保出来るまで席取りを我慢した方が賢明であろう。
(因みに次回の 『 喜多八膝栗毛 』 は端寄りが取れている)

昼間池袋で掛けて来たと言ったのは 「 粗忽長屋 」 だったか 「 青菜 」 だったか・・・失念。
「 粗忽長屋 」 を師で聴くのは初めて。 うん、確かこちらを昼間演ったと言った筈。
このシュールな噺に師の頭のてっぺんから抜く声が相性良く楽しい。 殆どくすぐりなし。
「 青菜 」 は先日聴いたばかり。
柳蔭を知っている昨日今日の飲兵衛でない植木屋の女房の言うことがいちいち振るっている。
師の 「 青菜 」 はご隠居宅から帰って来てからの植木屋と女房、建具屋の半ちゃんとの遣り取りがいいのだ。

長講 「 乳房榎 」 をどこまで演るのかと期待したが、やはり-おきせ口説き-までであった。
師の低くて艶のある声で聴く-重信殺し-はさぞ迫力があったろうに、ちょっと残念。
その声をしての浪江の色悪ぶりは “ 地で演っている訳ではない ” と途中言い訳をするくらい填まっていた。
逆に おきせは少々色気不足か。 三十二相揃った美女を思い描くのに、師はちょっとダンディ過ぎた。

はねて夜の新橋へ。 二ヶ月ぶりに美人マスターのところへ顔を出す。
ご無沙汰の夏の間に何度か海へ遊びに行ったらしく、少し日焼けして丸顔が締まって見えた。
ビールで喉を潤してから白ワインをグラスで何杯か貰う。
久々だしボトルにして皆で飲んでも良かったが、少しケチって程々にしておいた。
結局マスターとバイトちゃんにビールを奢ったので、ワイン一本の方が体裁が良かったかも知れない。
23時を過ぎようと云う時分に飲むだけだと4~5人連れがやって来たのを潮時に店を出た。

斜向かいの串焼き屋は休んでいた。下りたシャッターの前で のれん掛けにぶら下がったガラスの風鈴が鳴っていた。
湿った夜風に響く風鈴の音はどこか気だるく、暑い中にも夏の終わりを感じさせ 物憂げであった。


  1. 2012/08/24(金) 13:06:59|
  2. 演芸など
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釣り魂が仇となり・・・ - 甥 と おいどんの夏休み -

かねてより小学2年生の甥が釣りとキャンプがしたいと言っていたので父子を連れ出した。
先週金曜の夜に別荘へ向かい2泊してキャンプ場へ移動し1泊。
折角だからキャンプ場へ2泊したかったのだが弟が乗り気でないので妥協のスケジュール。
(結局、弟もキャンプ2泊で良かったなと後になって・・・それ見たことか!)

この休みに至るまでが多忙の日々だったこともあり、土曜の別荘生活はかなりのんびりと過ごした。
温泉へ行ったり夕食の買い出しをしたり、馴染みの蕎麦屋へ寄ったり。
夕刻には入渓したかったのだが、甥がついて行きたいと言ってきかない。
お前はまだ小さいから無理だと言っても譲らないので取り敢えず入渓ポイントまで歩いて連れて行く。
彼の背丈よりも茂っている笹薮を見せ、遥か下にちらりと見える堰堤を指してあの先まで行くのだと。
それでも彼は行きたそうであったが、なにしろ装備もない。
渡渉も出来なければ釣りどころではないエリアであることが説明しても想像がつかない。
渋々諦めて戻ってくると馬の背を分けるような夕立ちがやって来て、行かなくて良かったと納得したのだった。

明けて日曜の早朝、父子が起きてくる前に独り入渓を敢行。 抜け駆けである。
GW以来の谿。 しかも独りでゆっくりと渓流で過ごすのは事実上これが今季初。
釣果は最大でも6寸のイワナとかわいいものであったが、約2時間半を澗声の中で過ごし、
久々の休日と安息を堪能し英気を養ったのであった。


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子供連れで釣りの出来る条件で絞り込み、南アルプスは釜無川の支流にあるウエストリバーを選んだ。
世間のお盆休み最終日となる日曜、既に人も少なかろうとの思惑は外れてサイトはほぼ満員。
至れり尽くせりのオートキャンプ場は子供連れキャンパーで溢れかえっていた。
浚渫して作られた川池状の釣りエリアで選んだのは岩魚釣り。 これが失敗だった。
ちゃんとした釣りを体験させたいと思うばかり、難しい渓魚を選んだのがアダとなってしまい、
目の前で放流されるも水面の気配に敏感な岩魚は早々に川底へ隠れてしまった。
田の字に区画されたエリアは、対岸の若者グループが川中の堰まで縦横無尽に駆け回って虹鱒を釣っている。
こちらが糸を垂らしている鼻先に彼等の尻が並ぶと云う、岩魚釣りには如何ともし難い状況。
結局、釣果は以前誰かが釣り逃した虹鱒が一尾自分の手で釣れただけで甥に釣らせることは出来なかった。
彼も楽しみにしていたし、こちらも釣果を上げて誇らしげに笑う彼の姿を見たかっただけに痛恨の極み・・・
魚の種類などに拘らず、イクラで虹鱒を釣らせてあげれば良かったと、
この時ばかりは自分の釣り人目線の愚かさが悔やまれてならなかったのであった。
(釣り担当のオジサンのアドバイスで放さずキープしておいた岩魚が4尾手元に残ったのはせめてもの救い)


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それでも久しぶりにして2度目のキャンプを色々と満喫していたようだった。
あれだけ人が居たにも関わらず施設内の露天風呂はタイミング良く貸切状態でゆっくり入れたし、
最終日にはこちらが道具の片付けをしている間に、父子で川に入って水遊びと涼を満喫していたようだ。
野外料理もあれこれ作って饗したが、満足だったようで準備した甲斐があったと云うものだ。
ただ満を持して作ったイワナバーガーに限っては、フライでなくムニエルだったのが予想外だったようで、
彼のイメージとは随分違った代物に落胆させてしまった。 ・・・どうも渓魚関係は完敗の黒星である。
個人的にはなかなかイケていたのだが、イワナバーガー。


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定刻の正午にチェックアウトして帰途、笛吹川フルーツ公園内にある眺望の良い温泉 『 ぷくぷく 』 へ。
温泉好きな甥はここも満足したようで、盛り沢山の3泊4日・三羽烏の旅を無事終えることが出来た。

返す返すも悔やまれるのは川釣りである。 奥多摩辺りでリベンジさせてくれよ、伯父は悔しくて堪らんのだ。
 
 
今回のツーリング <期間:4日>

  走行距離:478㎞     走行時間:9時間38分
  平均時速:49.62㎞/h  平均燃費:11.7㎞/L
 
 
  1. 2012/08/21(火) 17:21:23|
  2. 旅や野遊び
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『 ノラや寄席 』 兼好・えり 二人会 於 koenji HACO / 平成二四年八月一二日

三年目 / 兼好
実録 恋は草原のかなたに / 恩田えり

(仲入り)

寄席囃子教室 / 恩田えり
鰻の幇間 / 兼好


お盆前後は泊りがけで東北への釣行計画があったので落語を入れずにおいた。
残念ながら仕事が詰まってしまい(それはそれで有り難いのだが)釣行は断念。
それでも五月から手掛けていた気分的にしんどい仕事の目処が漸く付いたので落語へ足を運んだ。

ノラや は落語を聴くようになって間もなくその存在を知ったのだが、
なかなか日程が合わずに今まで行ったことのない函であった。
以前は小さなダイニングバーで噺家とひざを突き合わせて落語会を開いていた。
高円寺と云う場所柄、店先は何度も通ったことがあり、
以前 こみちが演っているのを窓から目撃したこともあった。
今は二軒ほど先にイベントスペースを独立させて、
小さいながらも文字通り専用の函もので落語を聴くことが出来る。
大きな会場を減らして小振りな落語会へ重きを置こうと考えている自分としては、
新宿の道楽亭と並んで今後は注目して行きたいところだ。

「 三年目 」は初聴き。 幽霊ばなしだから季節ものか。 「 鰻の幇間 」 も夏だ。
それは良いのだが、今回はどこか入り込めなかった。
師にしては弾け方がいまひとつだった印象。
「 鰻の幇間 」 はひと頃立て続けに喜多八で聴いたので師のイメージがかなり強い。
それもあってか、今回の兼好は淡白な感じで物足りなかった。

えりはこの時季 怪談のハメものがあって嫌だと。
怖いので聴きたくないのだが、タイミングがあるので聴かざるを得ない。
前もって覚えておいてとテープを渡され独り家で聴く怪談の怖いこと。
挙句にそれとは全然違う演り方でやるからと言われ怖がり損であったと面白おかしく。
テレビを持っていないので近所の店で飲みながらオリンピックを観たが、
Eテレで文楽のお師匠さんもやっていてザッピング。
オリンピックとチャンポンで不思議な感じであったと。

どちらかと云えば えりが立った会であった。
兼好の笛がある意味レアものだったかも知れない。

打ち上げには参加せず帰って仕事。
どうやら立食(立ち飲み?)だったらしい。 立って飲む元気はなかったし、帰って正解。

それと、小さな会場は噺家の羽織着物に合わせて空調が寒い。 アームウォーマーを忘れたのが失敗。


  1. 2012/08/14(火) 10:32:06|
  2. 演芸など
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『 特撰落語会 第三十七回 ~さん喬・雲助 二人会 夏に味わう圓朝冬噺 』 於 深川江戸資料館小劇場 / 平成二四年八月三日

手紙無筆 / 辰じん
お菊の皿 / 雲助
大仏餅 / さん喬

(仲入り)

千両みかん / さん喬
政談月の鏡 発端 / 雲助


十日ぶりの落語。 一週間から十日くらいが良い間隔だな。

夏に聴く圓朝作の冬の噺。 ほか、夏の噺を一席ずつ。
メインは圓朝作と云うことだったが、さん喬の 「 千両みかん 」 の印象が残った。
「 政談月の鏡 」 は先の気になるところで終わってしまった。
全般どんな話なのかいずれ調べてみよう。 今はちょっと暇がない。

ベテランお二人の高座、特にさん喬がまくらで語ったお二人の若かりし頃の話。
お互い下町育ち、入門時期も同じ頃で雲助も小さんの門を叩いたことがあり、
色々と縁の(因縁の)深い仲のような話で、なかなか興味深かった。
多く詳しくは語られなかったが、この位が思い出話としては良い匙加減であったろう。

幾つか書き留めたいが、ちょっと忙しいので箇条書きで備忘録。

・辰じんの二ツ目昇進名は小辰。 師匠扇辰が小辰だと夏に仕事が来ないと言ったそうだがどう云う意味だろう。
・雲助、前夜・前々夜と 「 真景累ヶ淵 」 を演っての 「 お菊の皿 」。
・「 大仏餅 」 は何故あのサゲなのか・・・筋とサゲのギャップが却って興味深い。
・疲れ目がひどく、腰を据えて飲まずにラーメンで赤星をやって帰宅。

・そうかそうか!小辰はコタツだからねっ。冬だよねっ。(8/6夕刻追記) 
 

  1. 2012/08/05(日) 17:37:21|
  2. 演芸など
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 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

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