七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 人形町噺し問屋 その33 』 兼好 独演会 於 日本橋社会教育会館 / 平成二四年八月三一日

元犬 / くま八
壷算 / 兼好

(仲入り)

九様乱曲 中之舞 / 寺井 宏明(能管)
汲みたて / 兼好


噺家と云うのは面白い発想をするものだ。 兼好独特なものとも云えようが。
恒例のご挨拶からそれが全開・・・

倫敦五輪のドーピングは20件でそのうち6件が馬だったと。
馬は賢いから騎手の緊張に自分も呑まれてしまう。で、プレッシャーから夜、厩舎でチューっと。

隣国との領土問題。 離れ小島よりも新大久保は大丈夫なのかと。
相手が離島にご執心なうちに向うの本土をどうにか。 気づけば先方の国土は件の島だけになってるとか。

総理経験者が拙い執政の末にいつまでも政治家をやっている。
どうせお粗末だったのだから集まって失敗を出し合い後世に役立ててはくれまいか。あの人もこの人も。

・・・圓生派と云うか、円楽一門も似たようなものだと。ここはオフレコでと言っていたので割愛・・・。


この風刺の効いたお喋りが古典の中で生きている。 同じ噺も十人十色だ。

「 壷算 」 は二年前の師走に兼好を初めて聴いた時の演目だ。
今でもその時の驚きは憶えている。 あれで一目惚れであった。(気持ち悪ぃな・笑)
今回もその時のことを思い出しながら聴く。 ついこの前なのに随分前のような気分。
死んだじいさんの幽霊が50銭負けないと祟ると云う件は前回あったか記憶にない。 それ位は忘れている。
サゲがちょっとややこしかった。 計算違いでもなかろうが、1円50銭の釣りの根拠が分からなかった。
例によってググって見たらこの春のとある会でも1円50銭でサゲていた記述を発見。 俺が馬鹿なのか・・・?

くいつきは能管と云う横笛の能楽師。 兼好の母上のお師匠さんらしいが、若い男性。
若く見えたが調べたら自分と大して変らなかった。 立派なオジサン。
やはり笛は妙齢の娘さんに吹いてもらいたい。 お通さんとかね。

「 汲みたて 」 は少々尾篭な噺であったが、
大家の副収入として長屋の汚穢(おわい)を肥料屋へ売るのが結構な儲けだったとは知らなかった。
宵越しの金を持たず食に贅沢だった長屋の住人たち、おわいの質が良かったとか・・・。
習い事のお師匠さんが若くて美人だったあたりは良かったが、
サゲに颯爽と登場するおわい船が薫風を掻き消してしまった。 面白かったが、仁王像。

はねてから高円寺へ。 当日は行きつけの常連仲間のコの誕生日であった。
カエル好きの彼女へカエル柄の手拭いを謹呈。 他の常連さんと三人で終電過ぎまで飲んで二軒目へ。
始発が動き出す頃店を出た。 久々の通暁に土曜は無為に過ごした。
サタデーナイトも別からお誘いがあった。 さすがに遠慮したが結局 家で晩酌。 飲むならいっそ行けば良かったか。
 
 
  1. 2012/09/03(月) 17:45:38|
  2. 演芸など
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