七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 圓太郎商店 独演その十五 』 於 池袋演芸場 / 平成二四年一二月二八日

子褒め / いっぽん
富久 / 圓太郎

(仲入り)

柳田格之進 / 圓太郎


二十六日に予定していた兼好を仕事でふいにしてしまった。
これで噺問屋は二回続けてキャンセルしたことになり、申し訳ない限りだ。
次回は二月なので暫く兼好を聴かれないのも残念である。

その仕事で持ち上がった心配事も圓太郎を聴く日にはほぼ払拭され、
年越しで懸案事項を残さずに済んだのはまことに晴れやかな気分であった。

圓太郎商店は通うようになってからは皆勤である。
こちらも人気の会で、早々に席が埋まってしまう。
斥候が一人来てたくさん席取りをしているようだ。 自由席の会は仲間連れが有利である。
いつも最後列の折畳み椅子席の決まった場所に座るのだが、生憎この日は先客がいた。
池袋は小さいので同じ最後列のいちばん端の席に落ち着いた。隅は隅で広々と使えて悪くない。
一旦おもてへ出て富士そばでかけ蕎麦を啜ってから開演に臨んだ。

「富久」 を聴きたいと複数のリクエストがあったらしい。
圓太郎本人はそれ程乗り気でもなかったような口ぶりだが、なかなか楽しめた。

「柳田格之進」 は何度聴いてもどうにも解せない噺だ。
柳田の愚直なまでの武士の一分は分からぬでもない。
が、それが元で娘の絹が吉原に身売りすることになるのは度が過ぎる。
しかもその発端となった万屋の番頭・徳兵衛と絹が最後には夫婦になってしまう。
これはちょっと展開に無理があろうと云うものだ。 まぁ、いいんだけど。

はねてから、少々遠かったが新橋まで足を伸ばした。
年内最後の顔出しで美人マスターの所へ。
泡のワインを一本干して、ちょっと食べたら諭吉が飛んでしまった。 散財であった。
もともと客単価の高い店だ。 一年の締め括りにご祝儀としよう。
ひところに比べるとこの店も行かなくなった。
落語終わりの夜分に顔を出すには、高カロリーなメニューが多いこともあって少し足が遠のきつつある。
落語を聴くようになって、九時過ぎから飲むことが増えて確実に腹が出て来た。
年明けからは少し自重しなくては、最近写真を撮られると顔が丸いよ。
 
 
  1. 2012/12/29(土) 23:59:54|
  2. 演芸など
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