七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

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ももいろそらを 於 シネマカリテ スクリーン2

先週金曜に観賞。

落語家の桃月庵白酒が出演しているのをきっかけに興味を持った映画。
彼は町の印刷工場の社長役で、なかなかのはまり役であった。

女子高生いづみが30万円入った財布を拾うところから物語は始まる。
財布の持ち主は中身から別の高校に通う一つ年上の少年であることが判明、
父親は天下りの元役人、家は豪邸で諸々カチンと来るいづみなのであった。

白酒演じる釣り堀仲間の社長は仕事がなく金策に頭を悩ませていた。
拾った財布は体制側のろくでもない金だからくれてやると、いづみ。
彼女は新聞記事を隈なく読んでは採点するような、ちょっと変わった少女なのだ。
結局社長は必ず返すからと財布から20万を抜いて借用書を渡して姿を消す。

その後、学校の違う仲良し二人とカフェで落ち合ったいづみだが、
友達のひとりが落し主の学生証の写真がカッコイイ男の子だったことから返還を強く主張、
それをきっかけに彼と親しくなりたいのがそのコの魂胆なのだが、
それがもとで20万足りない財布は少年のもとへ戻ることになってしまう。
少年にとってもいわく付きの金であったことで物語はあらぬ方向へと彼らを導いていく。


momoirosorawo
(C) 2012 michaelgion All Rights Reserved.


なかなか面白い作品であった。
女子高生三人と一つ年上のちょっとイケメンの男子高生、今時のこの年頃ってこんな感じなのかな。
もちろん十人十色、この四人をその代表みたいに捉えることは無理としても。

いづみはちょっと変わったコだが、友達二人もそれぞれに個性的。
少年に至っては、終盤でなかなかインパクトのある秘密が明かされたりする。
ひとりひとりと向き合えば誰もが一己の人間として味わいがあることを再確認させてくれる。

ストーリーも良く出来ていて、
巡り巡って高校生達の行動の影響下で社長がうまいことに仕事ありつくあたりは、
気持ちの良い起承転結であった。

主人公を演じた池田愛と云う役者さんは実際現役の女子高生で、
現在は進学の為に女優業は休んでいるらしい。
なかなか雰囲気のあるコなので復帰も期待したいところだが、
逆にこのまま引退してしまうのも、劇中のいづみの個性とダブってカッコイイかもなと思ったり。

ちょっと露出オーバー気味のモノクロ画面が特徴的。
黒沢映画の 「 天国と地獄 」 みたいな演出が軽妙な遊び心となっているところも面白い。


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  1. 2013/02/04(月) 23:59:52|
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