七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

ダイ・ハード ラスト・デイ - A GOOD DAY TO DIE HARD - 於 TOHOシネマズ日劇 スクリーン1

このシリーズを映画館で観たのは前作「4.0」が初めてであった。
1~3作目までも何度となくTVやビデオで観ている。ついつい観てしまう。

その「4.0」でマクレーンがF-35Bにしがみついた瞬間、
ああ、これはドリフなんだなと思ったのを憶えている。
ハリウッドのハードアクションが取手市民会館でのドタバタコメディに、
真っ黒に汚れたスキンヘッドのブルース・ウィルスが、
崩れたセットからゲホゲホ言いながら出てくるカトちゃんにダブって見えたのであった。

そんな位置づけで今回も笑わせて貰おうと足を運んだのだが・・・

お約束の派手なアクションと破壊シーンの連続。
シリーズ化すると前作を上回らなければならない宿命を負うものだが、
こちらの期待値も上がってしまい相当のものを見せられたにも拘らず刺激は今一つ。
それでも例によって有り得ない不死身っぷりを披露してくれ、
その点においてはドリフの比ではなく こち亀 の 両さんに匹敵するタフさであった。
そうした超人マクレーンの不運を笑いながら観ている途中までは良かったのだが・・・
やがて雲行きが怪しくなって来たのである。


DIE HARD 5
(C) 2013Twentieth Century Fox


(ネタバレはじめ) 

舞台はチェルノブイリへと移り、謎の中和剤で放射能は消え去り、
濃縮ウランの詰まった箱をとてつもなく乱暴に扱い機関銃で穴を開ける始末。
米国人と云うのはいつまでたっても放射能音痴であり、
認識の根底に「アトミック・カフェ」が脈々と息づいているのである。
こうした国が核抑止を謳いつつ、世界第二位の核保有国であることに悪寒が走るのだった。

その中和剤、くれないかな。マジで。

ストーリーの捻りも今ひとつ。
さてこの後何が起こるのだろうと身構えていたが、結局そのまま事件は治まってしまった。
悪い女の子はパパの仇!と叫んで自ら操縦するヘリで突っ込んで自害してしまうし、
脚本はこれでもかと云うくらい乱暴なのであった。

まぁ、ハリウッドアクションに目くじら立てる自分もどうかと思うのだが・・・


(ネタバレおわり) 


そんな訳でシリーズの中ではかなり出来の悪い方と云うのが正直な感想。
マクレーンの娘役も 「4.0」 の方が可愛かったしなぁ などと思いつつ、キャストを調べてみると・・・
どちらも メアリー・エリザベス・ウィンステッド、なんと同一人物ではないか。
「4.0」 の時はもっとスラリとしたイメージだったが、本作では少しポッチャリとして、
尚且つ地味な装いだったのでてっきり別人かと勘違いするほど印象が違っていたのだ。
これはストーリーよりビックリな結末で、印象深い出来事なのであった。


さぁマクレーン 次はいずこで ダイハード by 良速
 
 
  1. 2013/02/24(日) 23:59:30|
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