七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

ジャンゴ 繋がれざる者 - DJANGO UNCHAINED - 於 ユナイテッド・シネマ としまえん 9スクリーン

西部劇と時代劇には似て非なるところが多々あるが、御伽噺と云う点では通ずるものがあるだろう。

奴隷として北米に連れて来られた黒人が馬に乗ったガンマンになるなど、正に御伽噺だ。
ブラックライダー(馬に乗った黒人)を見たのは「シルバラード」のダニー・グローバー以来だ。
その男が白人と組んで賞金稼ぎとなり白人の悪党を殺しまくり、
やがて奴隷として囚われの身である妻を救いに乗り込んで行く。
単純明快、痛快娯楽作品だ。
映像はかなり刺激的。 撃たれた者は血飛沫を上げ肉片を撒き散らして倒れる。
時代劇で云えばリメイク版の「十三人の刺客」を思い出す。 ある意味スプラッターである。
演出としては好みの分かれるところだが、まぁ目を背けるほどではなかったかな。


Django


そしてキャスティングがなかなか良かった。
特にサミュエル・L・ジャクソンの怪演が際立ち、主役のジェイミー・フォックスが霞むほどだった。
ディカプリオはあまり好きな役者ではないが、今回はなかなか良かった。
ディカプリオは一作目の「ランボー」で底意地の悪い保安官を演じた
ブライアン・デネヒーに似ていると常々思っていたのだが、今回は特にその印象がダブって見えて面白かった。
個人的にはクリストフ・ヴァルツ扮するドクター・キング・シュルツの見せた最後の矜持みたいな部分が、
結構ツボでカッコイイなと思ったのだが、今回はお一人様だったのでそれを語らう相手がいないのが残念。

それにしても奴隷制度と云うのはひどいものだと改めて思った。人種差別は極めて醜い行為であるなと。
まぁそう云った堅い感想も抱きつつ、基本的には派手なドンパチを堪能して劇場を後にした。

昔に比べて西部劇が作られることも少ない昨今であるが、
個人的には好きなジャンルなので数年に一度はこう云った作品が出て来るのを望まずにはいられない。
いっそのこと「荒野の少年イサム」とか、ハリウッドで作ってくれないかしら。


  1. 2013/03/03(日) 23:59:31|
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