七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

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『 秋のコタツ 』 小辰独演会 於 日本橋ピッコロ / 平成二五年一〇月五日

悋気の独楽 / 小辰
目黒の秋刀魚 / 小辰

仲入り

権助芝居 / 小辰


前日の飲み会から朝四時まで飲み歩いた。
体はダルかったが二日酔いではなかった。
性懲りもなくサービスドリンクで再び生ビールを入れる。

「悋気の独楽」のまくらで男の嫉妬について。
弟弟子 辰まきはおかみさんとの距離の取り方が自分と違う。
自分ならする遠慮をもう一歩踏み込んでいるのに驚くと。
その時の心内は嫉妬に通ずるものなのかなと。
自分からそう言えるうちは大丈夫である。
それにしてもまだ扇辰の二番弟子 辰まきを見たことがない。
どんな前座さんなのだろう。
(追記;辰まきは 辰のこ に改名したのを失念していた)

「目黒の秋刀魚」はこの秋で三度目。
この日、小辰の根多おろしであった。
圓太郎と比ぶべくもないが、なかなか面白く好みに合った。
入れごとくすぐりも洒落ていて本筋を折ることもなく。
炭火が赤くチカチカと五回で あ・い・し・て・る はちと古いが。
アベノミクスみたいな詰まらない洒落が入るよりは楽しい。

噺の冒頭で鯛をひっくり返す場面がある。
圓太郎も遊一も小辰も鯛を縦軸にくるりとひっくり返す。
つまり膳の上で殿にむかって手前が背になってしまう。
横軸に返せば右向きになってしまうが腹が手前になる。
皆が同じ仕草をするには意味があるのかも知れないが不思議である。
仲入りで席亭の奥さんに話していたところ他の女性客もご同意。
あれは変だよねぇと皆で意見の一致を見た。
すぐ脇の垂れ幕のむこうに小辰がいるのを忘れていた。
着替えの最中だったと思われるが、聞こえてただろうな・・・。

次回は年末に、過去四回で披露した噺から今回来た客の投票で選ぶと。
得票で選ぶか、敢えて支持率の低いものを演るかも知れないと。
何のための投票か分からないような冗談を交えて投票を乞われた。
はねて店を出る時に演目一覧を確認。
自分は遅刻して聴かれなった「蝦蟇の油」に一票。
見送りの小辰にその旨言ってみようかと思ったが止めておいた。
小柄な年配のご婦人との会話が長引きそうだったので挨拶はせず。
席亭に次回予約はメールで案内をくれるよう頼んでその場を後にした。
 
 
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  1. 2013/10/06(日) 23:59:19|
  2. 演芸など
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