七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 DOURAKUTEI出張寄席 入船亭扇辰・三遊亭兼好 「気が合うふたり」 』 於 深川江戸資料館 小劇場 / 平成二五年一〇月二三日

たらちね / 音助
野ざらし / 扇辰
茶の湯 / 兼好

仲入り

日和違い / 兼好
竹の水仙 / 扇辰


仕事の状況が日々変化して怪しい雲行きだったが何とか行く事が出来た。

音助、初めて聴く芸協の前座さん。滑舌良く運びも丁寧。
芸協のプロフィールは相変わらず不親切で詳しいことが分からない。
いずれにしても好感が持て、先が楽しみな人であった。

扇辰の一席目、まくらなしで「野晒し」。
サゲの“あの骨は馬だったか”の意味が分からなかった。
何度も聴いている噺だが、ここに気づいたのは初めてのこと。
供養した野ざらしがお礼に来る。乙な年増を期待していた八五郎。
そこへ現れたのが幇間(たいこ)だった。これが太鼓にかかる。
太鼓の皮は馬を使う。現れたのが幇間なら骨は馬だと云うサゲ。
七月にも扇辰で聴いているのだから同じサゲを聴いている筈だ。
最近、聴き方がぞんざいになっている。
聴いた高座が千を超えた頃からトーンダウンしている自覚はある。
その分、運ぶ芝居を吟味しているつもりではあるのだが。

「日和違い」、初めて聴く短めの落とし噺。
初めての噺に出会うと題名(題目)を想像するのが楽しい。
落語の題名は大体が筋の中から素直にキーワードが使われる事が多い。
「日和違い」はズバリその言葉が出て来なかった。
さすがにこれを中てることは出来なかったが、得心の命名だ。

両師二席ずつ、充実の会ではあったがどうも乗りきれず。
聴いていても気づくと他のことを考えていた。
このひと月ほど、気分の晴れない日が続いている。
今月中には諸々と目処をつけねば。

清澄白河から九段下乗換えで新宿三丁目。ゴールデン街のママのところへ。
店の無双窓から外国人の男女が中を覗き込んでいる。囲炉裏が珍しいのか。
構わず入るとママがお三味のお稽古中であった。これが興味の的だったか。
先客はおらず。 冷え込み出した給料日前の週中の夜、静かなものだ。
囲炉裏の熾きの赤が目に嬉しい。お通しはしめじと貝のひもを炒めたもの。
赤星を一本干して日本酒を冷で貰い、囲炉裏のおでんを摘みながら四方山話。
常連さんの噂話、ママの若い頃のこと、自分の近況・・・随分話し込んだ。
入りが十時過ぎだったこともあり、気づけば終電間近。
挨拶もそこそこに駅へ急いだ。ママは片付けてからTAXIでお帰りだろう。
今宵は先客があったのかどうか・・・自分だけではTAXI代もバカにならないな。
ゴールデン街のHPにある閉店時刻の頃合には店を出ていた。
それでもママが電車で帰れるよう、もう少し早くお暇すれば良かったな。
 
 
  1. 2013/10/24(木) 12:15:58|
  2. 演芸など
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