七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 春のコタツ 』 小辰独演会 於 食堂ピッコロ / 平成二六年四月二九日

高砂や / 小辰
団子坂奇談 / 小辰

仲入り

長屋の花見 / 小辰


当日、開演二時間前になってこの会のことを思い出した。
連休の谷間とあって入りが芳しくないような事を聞いていた。
間際でもあるし、電話の応対も煩わしかろうと連絡も入れずに会場へ。

世話人であるピッコロのマスターは店先でお客さんと話していた。
こちらを見ておや、と云った顔。自分は予約しませんでしたがとニコニコ。
ところが、いやいや満席なんですよと思いもよらぬ返答、これはしまった。
思い起こせば最後の来店時に、大分埋まつつあると聞いた記憶が・・・。
仕方ない、ならば有楽町辺りでなにか映画でもと諦めかけた。
が、補助席で良ければと嬉しいお申し出。
但し通路部分なので仲入りなどでは避けて貰わねばと条件付き。
勿論、その位のことは何でもない。お願いしますと木戸銭を払った。

前日や当日にも電話やメールが入り何人か断ったとのこと。
何も連絡をせず押しかけた自分が潜り込んだ訳で。
きちんと連絡をして入れなかった人たちには随分申し訳ない気分だ。
用意して頂いた席に座ってみれば最後尾だがなかなか高座は見易い。
補助席であれ、聴いている時に快適であれば申し分ない。

「団子坂奇談」は初めて聴く。師匠・扇辰の口うつしとのこと。
気味の悪い話と腑に落ちないサゲの組み合わせが何とも言えない。
確かにこれを扇辰で聴いたらさぞかし背筋が寒くなりそうだ。
次回の小辰の会は六月下旬。
そちらは昼間演って、夜は扇辰がこの噺を根多出ししているとのこと。
調べると三田落語会。あの会は会場が気に入らず行かなくなって久しい。
扇辰の「団子坂奇談」には惹かれるが、別の機会を待とうか。

三席目は別の噺を考えていたがと前置きして「長屋の花見」。
時節柄、控えた方が良いかと思いやめたとの噺は何であったか。
今にして思えば「佃祭」あたりだったのではなかろうか。

はねてから取り敢えず次回の小辰は申し込んで会場を出た。
小諸そば江戸橋店へ寄ろうとしたが旗日で休みであった。
仕方なくユニクロに寄る口実を作って高田馬場の吉そばへ。
かけ蕎麦を啜ったが、口はやはり小諸であった。
無精せずに馬場にもある小諸まで歩けば良かったと思いつつ店を出た。
そんな事を考えていたらユニクロをすっかり忘れて地下鉄に乗っていた。
260円のかけ蕎麦に途中下車で交通費が嵩んだだけであった。やれやれ。
 
 
  1. 2014/04/30(水) 23:59:56|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

別荘開き - 2014.04.26~28 -

記憶の中では最も雪の降った冬を越えて別荘開きの時期となった。
幸い、倒木もなく家屋の破損は見られなかったが洗浄便座が壊れてしまった。
水抜き不十分が原因なのだが、これが年によって上手くいったりいかなかったり。
修理の手配は兄が行っているGW後半で日取りを決めた。
初日はあれこれと雑用をこなし、行きつけの蕎麦屋と温泉へ行って夜になった。

二日目、茅野から杖突峠を越えて高遠へ抜け、駒ヶ根へ至る。
杖突街道の途中、小さな集落の鎮守様の脇に見事な枝垂れ桜が静かに佇んでる。
誰が訪れるでもない観光地化していない密やかな空間がお気に入りの場所である。
行き着いた駒ヶ根ではいつも本坊酒造マルスウイスキー工場へ立ち寄る。
今回は「ピュアモルト駒ケ岳10年」と「工場限定・岩井トラディション」を入手した。

駒ヶ根を後に伊那から権兵衛トンネルを抜けた奈良井宿が今回一番の目的地。
木曽路の宿場奈良井は今まさに飛燕の季節であった。
漆器で知られるここは以前愛用の箸を求めた所。
一度塗り直しを頼んだ事があり、今回は二度目の塗り直しが主たる目的なのであった。
ところが宿場を探すも記憶にあった筈の店が見当たらない。
記憶を辿ってそれらしい店構えの漆器店に入り箸を見せるが、うちでは扱いがないと。
更にもう一軒尋ねると、そちらの扱い物でもないが塗り直しを引き受けても良いとのこと。
これも縁で、わざわざ尋ねてくれたのでと嬉しい申し出である。
次の塗仕事のついでになるので五月いっぱいみて欲しいと。
どうせ奈良井再訪は先のこと、お言葉に甘えてお任せしてのんびり待つこととした。
預けてしまうのでその間に使う別の箸を一膳と、別にも土産を買ってその店を後にした。



tateshina-2014-01


奈良井宿から木曽路を岡谷へ北上。
関西風の鰻を求めて鰻屋水門を訪れたが生憎昼の部は終わっていた。
下諏訪のうなぎ小林へ。こちらは関東風だが入る事が出来た。
ここは上諏訪に新しく出来た小林と系列店かと思いきやまったく関係はないとのこと。
こちらの方が古い店だが、箸入れには控えめに「しもすわ」と入っていた。
元祖とか本家とか、品のない言葉がついていないのが好ましい。
腹もくちて道すがら真澄の蔵元ショップで父の土産に山葵漬けと自宅用に煎り酒を入手。
蓼科の自由農園で山菜など土産を買って別荘へ帰還。
約七時間、好天に恵まれた信濃路ツーリングであった。

三日目最終日は上田に北上し、パン屋のルヴァンへ立ち寄る。
そこから軽井沢へ向かいジャムこばやしで家人のお遣いを済ませて帰路に就いた。
午後四時からリハビリが入っていたので昼食は道すがら横川SAで釜飯で済ました。

当初は薪づくりをしたかった別荘開きであったが、まだ怪我の回復がそこまで至らず。
最低限の作業と手配、そして久々のツーリングを楽しんで終えることとなった。


信濃路は 今の墾道(はりみち)刈りばねに 足踏ましなむ 沓はけ我が背

万葉集 巻十四 作者 不詳


今回のツーリング <期間:3日>

  走行距離:690㎞     走行時間:12時間42分
  平均時速:54.3㎞/h   平均燃費:13.1㎞/L
 
 
  1. 2014/04/29(火) 23:59:42|
  2. 旅や野遊び
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『 春 』 三三独演会 於 なかのZERO 小ホール / 平成二六年四月二三日

近日息子 / 市江
無精床 / 三三
不孝者 / 三三

仲入り

小言幸兵衛 / 三三


TVで市馬の落語を観ていた父が一之輔と三三の名を出して来た。
一之輔は好みでないが三三は贔屓にしている旨を告げた。
四月にも聴きに行く予定で、会場は家からも近い中野だと。
会話をしながらiPhoneで調べると意外にもまだチケが残っていた。
行ってみるかと訊ねると乗って来たのでその場でチケを確保した。
三月はじめのことだったと思う。

父と落語に行くことになるとは思わなかった。
とは云え、チケを別々に買ったので席は随分と離れている。
家を出るのも各々の都合で別々、帰りも別々。
会場でも仲入りにチラリと姿を見かけたが離れていたので声もかけず。
お互いが勝手に行ったようなものではあったが。

市江の出来が今ひとつ。
どの登場人物が喋っているのか途中で分からなくなるような高座だった。
それを三三も指摘して、会場が失笑する始末。
後で聞いた父の感想もそこであった。
下座では太鼓のバチを落として三三のまくらの腰を折った。
落語に入る前で良かったようなものだが・・・大丈夫か、二つ目。
あんなことは落語を聴きはじめて初めてのことだ。

三三の高座では「不孝者」が良かった。
「幸兵衛」は時間の都合か途中でサゲた。
せっかく父が来たのだから通しで聴いて貰いたかったが。
三三の感想を訊ねると“なかなか巧いね、幾つなんだ彼は。”であった。
総じて満足したようで何より。
ただし、やはり寄席の方が雰囲気が良かろうとのこと。
ホール落語の余所行きな空気を感じ取ったのだろう。
ホールだとTVで観ているのと感じが似ていると、的を得た事を言う。
確かに落語は寄席で聴くのが一番だと自分も思う。

いずれ寄席へ行こうなどと言い出すだろうか。
もしも連れて行くならやはり鈴本か。
外で酒を飲まなくなったから、ハネたら現地解散で父は直帰だろう。
まさか一緒に湯島へ・・・それはなぃなぃ。


  1. 2014/04/24(木) 23:59:23|
  2. 演芸など
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定席寄席 四月中席 九日目 夜の部 於 鈴本演芸場 / 平成二六年四月一九日

漫談 / 歌之介(途中から)


仲入り

太神楽曲芸 / 和楽社中 
宗論 / 正朝
粋曲 / 小菊
宿屋の仇討 / 白酒



金曜のこと。明日は落語か?と女将からLINEが来た。
土曜は昼の部の圓太郎が休演、夜の部は五日目に行って今一つだった。
当日発表される代演の顔付によるが、多分、行かないと返信。
女将は土曜の予約が入らないのか、要するに営業メールである。

それではと、たまには賑やかしに落語抜きで口開けから顔を出すことに。
行ってみると一組だけの予約も時間が大幅にずれたとのこと。
それがなければ早仕舞いにして、他所で飲みたかったのにと愛想を言う。
それはこちらにしても残念と愛想返し。

その後、お客はポツポツ。 自分は二時間ほど飲んでいい気分に。
ここまで来たし白酒のトリだけでも聴いて帰るかとふと思いついて、閃いた。
寄席で時間を潰しているから飲みに行くかと女将に付文ならぬメールを送信。
すると了解の返信が来たので、お勘定を済ませて急遽鈴本へ向かうことに。

木戸銭は割引時分。 酔い覚まし、時間潰しに寄席とは我ながら名案。
後ろから入ると客入りはそこそこで、程良いばらけ方。
歌之介が漫談の最中、終わるまで立ち聞き。
食いつきの太神楽の後、栞には扇遊とあったが正朝が上がった。
どうせなら久しぶりに扇遊を聴きたかったが仕方ない。
前回の積りで膝代りはアサダ先生と思いきや、小菊姐さんだった。
これはちょっと得をした気分。
で、トリ根多が「宿屋の仇討」と来て、申し分なしであった。
白酒の持ち根多の中でもかなり好きな噺のひとつ。
ここで白酒を堪能出来て、五日目のリベンジを果たした感じであった。

ハネ太鼓に押されて寄席を出る。酔いも程良く醒めていた。
店を片付けた女将と落ち合って飲み直し。
二軒はしごで二時間ほど飲んでお開きに。 地下鉄で帰路に就いた。
翌日曜も飲みの予定が入っていたので良い頃合いであった。

翌日曜は潜水仲間二人と蕎麦屋で飲んだ。
阿佐ヶ谷に出来た新しい店で、蕎麦も摘みもなかなか美味くたまに足を延ばす。
二人と別れた後、高円寺でマスターの所へ寄り道して少し話す。
予定外の寄席、土日共に良い酒肴で満足まんぞくの週末であった。


  1. 2014/04/21(月) 23:59:59|
  2. 演芸など
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『 人形町噺し問屋 その47 』 兼好独演会 於 日本橋社会教育会館 / 平成二六年四月一八日

弥次郎 / 市助
錦の袈裟 / 兼好


仲入り

クラウン / ふくろこうじ 
佐々木政談 / 兼好


『その46』は先月十八日だった。
入院当日だったので朝から兼好へ電話してキャンセルをお願いした。
翌十九日に手術を控えて気分は暗澹たるものであったのを思い出す。
あれからひと月、拘縮と鬩ぎ合いつつも噺し問屋への再訪が叶った訳である。

恒例のご挨拶では小保方さんのことや三遊亭の雪解けの会のことなど。
兼好ならではの視点で面白おかしく話している。
まじめに考えるとちょっと笑えない話題だったりもするのだが。
兼好の喋りで聞いていると命取られる以外はどうと云う事はない気がしてくる。

クラウンと云う芸を観たのは初めてではないか。
ピエロのような化粧はしていなかった。
やっている事はジャグリング、喋らず身振り手振りだけで演ずる。
滑稽な仕草がひとつ大きな要素になっている。
だからジャグリングを失敗しても、それも演出のように見える。
そう云う意味でジャグラーに比べて緊張感が希薄な芸に思えた。
ドキドキ感は薄いが、その分リラックスして楽しめた。

兼好の「佐々木政談」はかなりの満足度合いであった。
佐々木信濃守の威厳こそそこそこであったが、子供たちの演り様が秀逸であった。
このあたり、ニンが合っていると云おうか。
それに供侍三蔵のくすぐりがなかなか効果的で笑いに輪をかけていた。
これぞと云うのとはちょっと違うが、後々まで印象に残ると思える一席であった。

はねて外へ出ると往きから降っていた雨が少し強くなっていた。
少々歩くが小辰の会で縁のある食堂ピッコロへ向かう。
次回の小辰は申し込んでいないが、埋まり具合など確認がてら顔を出すことに。
小辰の会は二十九日。連休の谷間にポツンとある旗日である。
予定がどうなるか決まっておらず、出欠を決めかねている。
前日の月曜とその後の木曜にリハビリを入れたから東京には居る事になった。
誰も遊び相手がいなければ小辰を聴いても良いなと云ったところだ。

前回と同じく馬刺しで赤ワインをやりながらマスター&ママと落語談義。
前回と同じく客が自分一人だったのでお喋りし放題であった。
前回は飲みすぎて地下鉄で寝過ごして往ったり来たりの末、TAXIで帰る不始末。
今回は自重して、デカンタ一杯を干したところでお暇した。
今回はピザも味わった。 次回の〆はパスタにしようか。

結局、件の小辰の会には行くような気がしている。


  1. 2014/04/19(土) 23:59:20|
  2. 演芸など
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定席寄席 四月中席 五日日 夜の部 於 鈴本演芸場 / 平成二六年四月一五日

紙切り / 正楽(途中から) 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
近日息子 / 龍馬
手紙無筆 / 文左衛門
漫才 / 遊平・かほり 
親子酒 / 喜多八
漫談 / 歌之介


仲入り

太神楽曲芸 / 和楽社中 
普段の袴 / 正朝
奇術 / アサダ二世
笠碁 / 白酒


先日の昼の部に続いて夜の部へ。
正楽のはじめからは間に合わなかった。
競争率が低かったのでお題を出したかったが出遅れた。
惜しいことをした。
正楽、文左衛門、喜多八、白酒がお目当て。(順不同)
特に喜多八と白酒だったのだが・・・。

喜多八の時に折り悪く着メロが鳴った。
しかも止めずに会場を出て行く。ず~っとピーヒョロ。
それを追うように母子連れの坊やが愚図りだす。
久々に場が荒れた感じを味わった。
何となく気分がささくれる。
些細なことに小さな器であるがどうも寛容になれなかった。
そんな時は続くものだ。
歌之介の時にお年寄りの補聴器がハウリング。
キーーーーンと会場に耳障りなノイズが小さく流れる。
やれやれ・・・仲入り前でどっと疲れた。

正朝の「普段の袴」が面白く多少気分は上向いた。
トリ根多は「笠碁」。大師匠・馬生の十八番だ。
前回聴いた時はそれを倣ったところがぎこちなく感じられた。
白酒なりの照れがあったように思う。
それが今回は払拭され、自然な感じが良かった。
その一席で持ち直しはしたが、やはり全般の印象は良くなかった。

今回は外した感じ。
白酒曰く、大満足させるより多少蟠りを残した方が後があると。
しかし今回はもう一度行く気にはちょっとなれなかった。
昼の部も土曜が圓太郎の休演で行く気が失せてしまった。
期待の四月中席であったが、最初の昼の部がピークであった。

寄り道の湯島は隣席がご新規さんのお二人連れ。
いつも満席で入れず四回目だかでやっと入れたと。
そこまでねばるお客も凄い、来させる女将もまた然り。
 
 
  1. 2014/04/16(水) 23:59:23|
  2. 演芸など
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定席寄席 四月中席 二日日 昼の部 於 鈴本演芸場 / 平成二六年四月一二日

道具屋 / 小かじ(途中から)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新聞記事 / 朝也
奇術 / ダーク広和
真田小僧 / 三三
めがね泥 / 一之輔
漫才 / ロケット団
紙入れ / 玉の輔
肥甕 / 一朝
音楽漫談 / のだゆき
芝居の喧嘩 / 一朝

仲入り

キセル漫談 / ひびきわたる
白バイ / 百栄
筍 / 喜多八
大安売り / 南喬
曲独楽 / 紋之助
試し酒 / 圓太郎


今月の中席は昼が圓太郎、夜が白酒と贔屓が主任を務めている。
昼の部は平日に行かれないのでまずは週末に圓太郎を聴きに行く。
代演も含めて顔付けが良い。
木戸口で五月の余一の券も求めてから入場。
トイレに入っているうちに開口一番が上がってしまった。

久々に一之輔を聴く。悪くなかった。
ゆきが上がって、次の人がまだ来ていないのでドキドキしていると。
仲入り前の喜多八が出番を忘れて来ていないとのこと。
代演だったので記憶が飛んでしまったのか。
結局間に合わず、一朝が再登場すると云う椿事に。
滅多に無いハプニングに会場も沸いた。

結局、喜多八は百栄の後にシレッと出て来た。
陽気も良くてぼんやりしますなと悪びれず、喜多八らしい。

圓太郎が一朝の二席を振り返り、どちらが主役か分からないとぼやく。
「試し酒」。訛りの強い登場人物があまり好きでない。
しかし何故か圓太郎がやるとスッと噺に入り込める。
ニンにあっているのだろう。なかなかの一席であった。
今週末まで中席は続く。土日いずれか、もう一度昼の部に行こうか。

はねて外へ出ると夜の部の客が行列していた。
白酒は平日のどこかで行くとしよう。

湯島で軽く飲んで帰ろうと女将の所へ。
常連さんも来て、途中からダイバー仲間が仕事帰りで合流。
メンツが揃ってついつい長っ尻。
結局みんなでもう一軒となり、随分飲んでしまった。


  1. 2014/04/13(日) 23:59:56|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

LIFE! 於 ユナイテッド・シネマとしまえん 9スクリーン


ノーマークだったが複数の友人から勧められて観に行った。
トレーラーをはじめPRがコメディ調であったが、内容はそうでもなかった。
なかなかいい話だったのだ。

空想癖のある主人公が作り出した虚構の世界が現実の世界に入り混じる。
観ている方は今展開しているのが虚実どちらか探りながら観てしまう。
騙されまいと身構えてしまう。
終始その辺を疑いながら観る事になり、それが仇となっているように思った。
あの空想の場面は無くても良いと言ったら作品の根幹を否定することになるか。


life
(C) 2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.


とても素敵なラストに対して、その辺が惜しいと思わざるを得なかった。
もう少し引き算が出来ればより良い作品になったのではと。
自分も友人同様、お勧めの映画とは思うが若干の減点がその辺にあった。

ラストで女性客の鼻をすする音があちこちから聞こえていた。
あぁ、ここにツボがあるのかと。
男が泣くほどの事はないけれど、妙に感心してしまったのであった。


  1. 2014/04/12(土) 23:59:00|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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『 雲助蔵出し ぞろぞろ 』 雲助独演会 於 浅草見番 / 平成二六年四月五日

堀之内 / つる子
代脈 / 小辰
花見の仇討ち / 雲助

仲入り

反対俥 / 雲助
干物箱 / 雲助


三月七日に喜多八・白酒を聴いて以来、ほぼひと月ぶり。
入院した十八日に兼好、手術した十九日に白酒が入っていて当然不意にした。
それでもこうして再び落語へ足を運べるようにはなった訳で。

十三時五分前に到着。開場は十三時十五分、中の階段にお客が並んでいる。
順番待ちはせず斜向いの蕎麦屋弁天へ。
そちらも親子孫五人連れが店前で待っていたので結局蕎麦屋で順番待ち。
前回は四十分近くあったのに開口一番に間に合わなかった。
蕎麦屋でそんなに待たされるとは思わなかったものだ。
今回は開演まで一時間以上あるので大丈夫であろう。
それでも多少待たされて中へ。春の季節もの、はまぐりそばを頼む。
並んでからお会計をして店を出るまで都合三十分程かかった。
昼時、これくらいは仕方がないか。

いつもどおり開口一番はつる子。続く一席目が小辰であった。
小辰贔屓としては望外な顔付けで得をした気分。

雲助、栞では先に「干物箱」で後が「花見の仇討ち」であったが逆に演った。
術後十七日目、痛み止めと胃薬、抗生物質の三種を服用している。
それのせいか、食後の睡魔が普段より強い気がしている。
タイミング悪く「花見の仇討ち」の最中で意識が薄らぐ。
端から見ればコクリコクリと頷いていたことだろう。
仲入り後は覚醒して堪能出来たが、少々惜しいことをした。
次回は七月五日、次から定員を減らすようだ。前売りを確保しておいた。

怪我をして丁度三週間。抜糸を目処に禁酒生活を送っていた。
これまた約半月ぶりに湯島へ顔を出す。
雲助落語の後、酒の解禁は女将の所でと決めていた。
季節柄、女将自慢の蛍烏賊沖漬けで一杯やるのを励みにしていたようなものだ。

怪我のことはFacebookにあげていたがこのところ開いていなかったようだ。
一連の騒動を知らなかった女将は随分と驚いた。
報せてくれればお見舞いに行ったのにと世辞を言われた。
さぞかし励みになったと思うが、入院は内密に済ませてしまった。
お見舞いは嬉しいが、ポンコツな姿を知合いに見られたくないのも本音である。
兎にも角にも、絶品の沖漬けにありつき、久々のアルコールはビールから。
さすがに酔いが早い。酔ったが気分は上々、我慢した甲斐はあったと云うものだ。

・・・やっぱりお見舞いに来て貰えば良かったかなぁ。笑


  1. 2014/04/06(日) 23:59:14|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0

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 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

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