七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

別荘開き - 2014.04.26~28 -

記憶の中では最も雪の降った冬を越えて別荘開きの時期となった。
幸い、倒木もなく家屋の破損は見られなかったが洗浄便座が壊れてしまった。
水抜き不十分が原因なのだが、これが年によって上手くいったりいかなかったり。
修理の手配は兄が行っているGW後半で日取りを決めた。
初日はあれこれと雑用をこなし、行きつけの蕎麦屋と温泉へ行って夜になった。

二日目、茅野から杖突峠を越えて高遠へ抜け、駒ヶ根へ至る。
杖突街道の途中、小さな集落の鎮守様の脇に見事な枝垂れ桜が静かに佇んでる。
誰が訪れるでもない観光地化していない密やかな空間がお気に入りの場所である。
行き着いた駒ヶ根ではいつも本坊酒造マルスウイスキー工場へ立ち寄る。
今回は「ピュアモルト駒ケ岳10年」と「工場限定・岩井トラディション」を入手した。

駒ヶ根を後に伊那から権兵衛トンネルを抜けた奈良井宿が今回一番の目的地。
木曽路の宿場奈良井は今まさに飛燕の季節であった。
漆器で知られるここは以前愛用の箸を求めた所。
一度塗り直しを頼んだ事があり、今回は二度目の塗り直しが主たる目的なのであった。
ところが宿場を探すも記憶にあった筈の店が見当たらない。
記憶を辿ってそれらしい店構えの漆器店に入り箸を見せるが、うちでは扱いがないと。
更にもう一軒尋ねると、そちらの扱い物でもないが塗り直しを引き受けても良いとのこと。
これも縁で、わざわざ尋ねてくれたのでと嬉しい申し出である。
次の塗仕事のついでになるので五月いっぱいみて欲しいと。
どうせ奈良井再訪は先のこと、お言葉に甘えてお任せしてのんびり待つこととした。
預けてしまうのでその間に使う別の箸を一膳と、別にも土産を買ってその店を後にした。



tateshina-2014-01


奈良井宿から木曽路を岡谷へ北上。
関西風の鰻を求めて鰻屋水門を訪れたが生憎昼の部は終わっていた。
下諏訪のうなぎ小林へ。こちらは関東風だが入る事が出来た。
ここは上諏訪に新しく出来た小林と系列店かと思いきやまったく関係はないとのこと。
こちらの方が古い店だが、箸入れには控えめに「しもすわ」と入っていた。
元祖とか本家とか、品のない言葉がついていないのが好ましい。
腹もくちて道すがら真澄の蔵元ショップで父の土産に山葵漬けと自宅用に煎り酒を入手。
蓼科の自由農園で山菜など土産を買って別荘へ帰還。
約七時間、好天に恵まれた信濃路ツーリングであった。

三日目最終日は上田に北上し、パン屋のルヴァンへ立ち寄る。
そこから軽井沢へ向かいジャムこばやしで家人のお遣いを済ませて帰路に就いた。
午後四時からリハビリが入っていたので昼食は道すがら横川SAで釜飯で済ました。

当初は薪づくりをしたかった別荘開きであったが、まだ怪我の回復がそこまで至らず。
最低限の作業と手配、そして久々のツーリングを楽しんで終えることとなった。


信濃路は 今の墾道(はりみち)刈りばねに 足踏ましなむ 沓はけ我が背

万葉集 巻十四 作者 不詳


今回のツーリング <期間:3日>

  走行距離:690㎞     走行時間:12時間42分
  平均時速:54.3㎞/h   平均燃費:13.1㎞/L
 
 
  1. 2014/04/29(火) 23:59:42|
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歌舞歓楽  一竿風月
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そんな感じでまいります。

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