七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

ルーシー -LUCY- 於 新宿ミラノ1

スカヨハがどんどん路線を強化している。
ブラックウィドー以降そんな印象である。
しかしブラックウィドーの場合はちょっとした意外性があった。
お約束になってマンネリ化が始まると飽きるのも早い。
それを払拭するためにどんどんエスカレートして行く。
それが映画興行の常である。

とは云え本作は思いの外、過激な感じはなかった。
スカヨハがもっと丁々発止と銀幕で暴れまくるのかと。

物語が進むにつれ内容が徐々に形而上学的になって行き。
やがてスカヨハは壮大なテーマの中で世界の一部になってしまった。


260830
(C) 2014 Universal Pictures


どこか「AKIRA」ぽくもあり「攻殻機動隊」ぽくもあり。
何でも自分の範疇にあるものと関連付けるのは良くないが。
内容として、日本のコミックの影響少なからずと云った印象。

主人公ルーシーとスカヨハの役作りは巧くマッチしていたと思う。
ちょっと野暮ったい感じが残る彼女の顔立ちとスタイル。
クールビューティに見えてその実かなりのバイタリティが根幹にある。
褒め言葉になっていないが、そこがはまり役だったのではなかろうか。

さて今後どんな役を演じて行くのか。
それこそマンネリとエスカレートのループに迷い込まなければ良いが。

観客は安定と意外性と新鮮味を代わる代わる求めるものだ。
自分としてはそろそろスカヨハのこの路線はお腹いっぱいだ。
先日ケヴィン・コスナーと共演したアンバー・ハード。
彼女あたりがスピード感溢れるアクションものに颯爽と現れて欲しい。
エージェント・ヴィヴィが誰かの目に留まり抜擢されても不思議はない。
その日が来るのを楽しみに待ちたいところである。
 
 
  1. 2014/08/31(日) 23:59:00|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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『 夏 』 三三独演会 於 なかのZERO 小ホール / 平成二六年八月二九日

子褒め / 小かじ
転宅 / 三三
千両蜜柑 / 三三

仲入り

五貫裁き / 三三


前夜の池袋から連荘で四ヶ月振りの中野(で落語)。
小腹が空いていたので久々に会場手前の北国でラーメンを食す。
増税で500円だったラーメンが510円になっていた。
帰りは新規開拓で駅前の立ち飲みに寄ろうと企んでいた。
北国には悪いが万札を崩させて貰う。立ち飲みで万札もない。

三三もいつ以来か。前回が中野だとこれまた四ヶ月振りだが。
記録をサボっているので間に寄席で聴いたか判然としない。
一席目は三三でよく聴く「転宅」。
毎度の事だがお菊の肝が据わり過ぎていてちょっと違和感あり。
二席目の「千両蜜柑」も久々に聴く。 三三では初めてか。
噺自体、恐らくこの夏最初で最後であろう。

仲入り後に携帯電話の話になる。前日の圓太郎を思い出す。
三三も池袋で先日鳴ったと。しかもその客が電話に出たと云う話。
会場は笑いに包まれたが、実際は笑えた話ではない。
昔は鳴ると心のシャッターが閉まってそこから身が入らなかった。
けれど最近は自分を気の毒がってもしようがないと。
お客も気の毒だし鳴らした本人も居たたまれなかろうと。
とにかく鳴ったら鳴ったでどう捌くかを考えるようになったと。
ジャズピアニストの上原ひろみさんのエピソードを思い出す。
ライブ中に鳴って会場は凍り付き、空気が悪くなりかけたと。
しかし彼女はアドリブのパートでその着メロを織り交ぜてみせた。
会場の空気は一転して笑いと拍手に包まれたとか。出来る女だ。

携帯トラブルは確率としては低くない。
中野の小ホールは550席。 電源を切り忘れる客が2%でも11人。
口演中にたまたま着信がなく、終わってさぁ電源をと見たらON。
そう云う事もある。そして運悪くかかってきてしまう事もある。
客も気を付けねばならぬが完璧には行かない。自分も前科一犯だ。

兎も角そんなまくらの後の「五貫裁き」で鳴らなくて良かった。
なかなかの一席、久々の三三を堪能した。

はねた頃には気分が変っていた。新規開拓の立ち飲みは止め。
翌日の土曜に行くつもりだった高円寺のマスターの所へ顔を出す。
厚揚げの味噌漬けと山女魚の粕漬けを肴にやる。
秋の秋刀魚BBQのお誘いを受けたがひとまず保留として貰った。
例年なら原村へ行く連休だが今年は泊りで遊ぶ暇はなさそうだ。
その時は日帰りBBQに混ぜて貰おうか。
 
 
  1. 2014/08/30(土) 23:59:14|
  2. 演芸など
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『 圓太郎商店 独演その二一 』 圓太郎独演会 於 池袋演芸場 / 平成二六年八月二八日

出来心 / 花どん
へっつい幽霊 / 圓太郎

仲入り

猿後家 / 三木男
算段の平兵衛 / 圓太郎


最終木曜日は月イチの外来診察日。
レントゲンを診て貰い手首をグニグニ曲げて処方箋を書いて貰う。
次回は三カ月後で良い。 筋トレと握力増強に励むようにとのこと。

診察は17時前に終わった。18時15分開演だが会場は17時30分。
少し早く着きそうだが戻る事もないので中野から池袋へ直行した。
開場前に着きそうなのでノンビリ総武線各駅停車で新宿へ。
その方が山手線へ乗り換えるのに駅構内の移動が少なくて済む。
新宿の人混みはなるべく歩きたくない。
演芸場には5分前に着いたが既に開場していた。
そして当てにしていた列の席は既に全部埋まっていた。
こんなことならタッタカやって来れば良かった。
結局、いつもと同じ最後列の通路際の補助椅子に収まった。

圓太郎、一席目は「へっつい幽霊」。
三木助に習い、不明なところが出来て扇橋に教わったとのこと。
虫の知らせか三木男が楽屋に顔を出したと。桂一門の怨念でないかと。
話は熊五郎と勘当された若旦那 銀ちゃんが登場する。
記憶では熊五郎ひとりしか出て来ない。噺家によって演り方が違うのか。
後で調べるとこの二人が出て来る粗筋が大半。こちらの勘違いか。
いずれにしろ、二人の掛け合いも軽妙で楽しんだ。
仲入り後に件の三木男が急遽高座に上がって一席演った。
この辺が独演会の自由な差配で面白い。

二席目は「算段の平兵衛」。初めて聴く噺だった。
なかなか面白い。平兵衛はよく知恵が回り臨機応変。悪運も強い。
その手際で皆に頼られているが、実際近所に居たら胡散臭かろう。
地口オチのようなものはないのでスパッとサゲる感じではなかった。
とは云え、サゲの3分前位にお婆さんの携帯が鳴ってしまった。
もたついて音が消えるまで少しかかった。
消した後も携帯に目を落としている。悪びれる風でもない。
圓太郎からもそれは見えたであろう。気の毒なことだ。
前席の老紳士が神経質で、菓子袋の音や他人の会話にいちいち反応する。
彼がキョロキョロと不愉快そうに音のする方へ顔を向ける方が鬱陶しい。
初聴きの噺だったが今ひとつ集中出来ずに残念なことであった。

池袋の後は副都心線でゴールデン街が常だが、用ありで湯島へ。
するとダイバー仲間で自分と同業のYちゃんが居るではないか。
嬉しい偶然に彼女の夏休みの土産話など聴きながら楽しく飲んだ。
ふと彼女に仕事を頼もうかと思いつく。何やら面白い事になりそうな予感。
 
 
  1. 2014/08/29(金) 17:30:45|
  2. 演芸など
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『 夏のコタツ 』 小辰独演会 於 食堂ピッコロ / 平成二六年八月二四日

壷算 / 小辰
佃祭 / 小辰

仲入り

鰻の幇間 / 小辰


数日前、行かれそうなので予約メールを入れたら幸い空きがあった。
日曜の夕方、半端な時間割だったからか。

ピッコロは店のテントと看板、ショップカードを新調していた。
可愛らしいお子ちゃまとナポリタンとワイングラスが描かれている。
(ワインが描かれてるからお子ちゃまじゃない?)
落語のイラストで名の知れた とつかりょうこさんの絵だ。
ナポリタンのお店とあるが、酒肴では馬刺とチーズが絶品である。


260825


さてコタツ、満席とは行かないが客入りはまぁまぁ。
ピッコロのママによると昼間 若手研鑽会のトリだったらしい。
その時間調整もあって今回は17時半開演。

高座は全般に言い間違いと噛みが目立った。
聞いてしまったせいか、研鑽会の疲れと思われ。
楽しい時間を過ごせたけれど、完成度は今一歩の印象。
細かい作り込みがいい塩梅で面白かった。
演り方も声量も良かっただけに、出来栄えが惜しい。
小辰はあんなもんじゃないが、その場の出来が実力でもある。
終演後にピッコロのマスターの計らいでちょっとしたサプライズ。
何があったかはナイショ。

遅くならなければ中野の寿司屋へ来いと兄から誘われていた。
予想よりはねるのが遅れたのでメールで様子伺い。
まだ暫く居るから来いとの返事で中野まで乗り越し。
昼の定食が大盛だったので酒の摘みに仕入れの良いところだけ。
中瓶のクラシックラガーと冷酒二合でほろ酔い気分。
この日はある会合があったが、ちょっと億劫で欠席していた。
少々引け目に感じていたが、そのことはすっかり忘れて楽しんだ。
いい日曜だった。
 
 
  1. 2014/08/25(月) 23:59:15|
  2. 演芸など
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プロミスト・ランド -PROMISED LAND- 於 新宿武蔵野館1

社会派の作品にも熱心なマット・デイモンが脚本・主演している。

アメリカの田舎町マッキンリーに大手エネルギー会社の幹部候補がやってくる。
任務は地主相手にシェールガスの採掘権を相場より安値で手に入れる事。
手練れとまでは行かないが言葉巧みに、相手によっては裏に手を回して。
易々と大勢を掌握出来るかに見えたがやがて雲行きが怪しくなって来る。
地元の高校教師と名乗る老人は元ボーイング社のエリートエンジニア。
科学的で論理的な質疑に主人公はボロを露呈してしまう。
そこへ環境保護団体のメンバーを名乗る青年が現れる。
自分は先祖代々の農地を採掘井で失ったと言い人々の注目を集める。

貧しい田舎町に大手資本が札束を持ってやって来る。
一見美味しそうな話に楔が打たれてふと我に返る人々。
将来の見通しもない農業にしがみついて暮らす彼等に徐々に波紋が広がって行く。


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(C)2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved



地味ではあるがなかなか見せる映画だった。
これは先進国にあって経済に置き去りにされた地域社会にはよくある話だ。
日本にも置き換えて見ることが出来、地域が抱える様々な問題がダブる。
人は食べて行くために何を選択しなければならないのか。
他人の都合でタイムリミットが設定され、熟慮の間もなく振り回され疲弊して行く。
賛否の中で対立が生まれ、コミュニティが掻き回される事例は枚挙にいとまがない。

もたらされる経済効果とそこに隠れている代償への猜疑の念。
何が正しくて何が正しくないのか。
自分達の選択は間違っていないのか・・・それを教えてくれるのは誰なのか。

シェールガスだったり原発だったりダムだったり基地だったり・・・。
蜜と毒は形を変えて人々に擦り寄り、待ったなしの選択を迫ってくる。
事実と真実と現実に翻弄される人々。
最後の拠り所、最後まで守らなければならないものは何なのか。
それについてこの作品は静かに訴えかけてくる。
 
 
  1. 2014/08/23(土) 23:59:29|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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別荘で草刈り - 2014.08.14~16 -

前日、映画を観た後に日付が変わるまで飲んでしまった14日(木)、6時起床。
酒は抜けていたが出発するには少し遅いか・・・5時には出ないと渋滞にはまるのが常。
交通情報にまだその気配はないが、覚悟して6時半に出発。
結果、相模湖を抜けるのに1時間半かかり、一時間超過の3時間半で蓼科に着いた。
休暇中の弟が甥っ子を連れて先乗りしていたので使用準備作業はなし。
今回の目的は草刈りだったが現地は雨天、順延で奈良井宿へ行くことに。
4月下旬に漆の塗り替えを頼んだ箸の貰い受けがもう一つの目的だった。

道中、前回の信州行で食いそびれた鰻屋・水門へ再訪するもまたも品切れ。
昼食抜きで14時に奈良井宿へ。タイミング悪く先行のミニバンで駅前駐車場は満車。
20分程粘ったが空かず、有料覚悟で駅反対側の大型駐車場へ回ると無料だった。
前回、宿場の反対側の一番遠い駐車場が500円だったので皆そうなのかと。
後に聞いて一番不便な駐車場のみ有料と云う妙な事実を知ることになる。

箸の塗り替えを頼んだ湯筒屋漆器店には別荘を出る前に訪問の連絡済み。
ご主人が出て来て早速塗り替えた我が箸を出してくれた。
先から頭まで、新品とはまたひと味違った深みのある光沢を放っている。
素晴らしいの一言。 礼を言ってお代を訊ねると無料でとの意外なお返事。
箸を預ける時に代わりの箸を一膳買い求めたので、塗りはサービスとの趣意だ。
それではと有難くご厚意を受ける事にし、大切に使いますと鞄に収めた。
しかしここで一銭も落とさずに帰ってはこちらの気が済まない。
以前から車の荷室用に欲しかった編み駕籠をひとつと、実家用に菜箸を求めた。
雨天で暇を持て余すご主人と三十分程雑談して15時過ぎに店を出る。
その頃には空腹もピークになり、道の駅で山葵ちくわを買って紛らわした。
戻って一息つくとまさに夕食時、弟の仕込んだ水炊き鍋を食べて初日を終えた。


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二日目は雨も上がり草刈を実行。都合と天気が折り合わず例年よりひと月遅れ。
お盆の時期ともなれば雑草は伸び放題で根も張っている。
4サイクルの草刈機をブンブン振り回し、二時間半ほどで作業完了。
弟たちを誘って蓼科温泉へ行き汗を流し、戻ってからビールでひと息ついた。
前夜の鍋の残りで作ったカレーの昼食後に父子は市民プールへ。
午後には陽も出て来たのでウッドデッキの養生を剥がしてひとり珈琲タイム。
その後、壊れていた追い焚き用の灯油タンクを東京で買ってきた新品に交換。
第二夜は弟が作ったタコ焼を摘みにビールやワイン、缶酎ハイで酔いつぶれた。

最終日は予定より1時間遅れて11時に出発すると既に渋滞が始まっていた。
往きより1時間余計にかかって15時半に蒸し暑い東京へ帰投。
やりたかった屋根と雨樋の落ち葉掃除は、後から行った兄がやってくれた。
出来れば九月の連休に再訪して薪づくりと庭掃除の続きをやりたいところだ。
しかし東京でも色々とほったらかしの用事があり、さてどうなることやら。


今回のツーリング <期間:3日>

  走行距離:552㎞     走行時間:12時間31分
  平均時速:44.1㎞/h   平均燃費:12.7㎞/L
 
  1. 2014/08/18(月) 23:59:31|
  2. 旅や野遊び
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バトルフロント - HOMEFRONT - 於 新宿バルト9 シアター1

先日に引き続きアクションもの、欧米比較と相成る。

何でもスタローンが自身の為に作った脚本にステイサムを抜擢したとか。
確かに小学生の娘がいる父親役をスタローンがやるのは無理があろう。
いったいいつ頃に作った脚本なのか。

元麻薬潜入捜査官が亡き妻 縁の地である南部の田舎町に娘と越して来る。
排他的な田舎町で娘が学校で小さなトラブルに巻き込まれる。
それをきっかけによそ者の主人公が詰まらないいざこざに巻き込まれて行く。


260817
(C) Homefront Productions, Inc. 2013


スタローン脚本と云う先入観からか絶えず何だかなぁと云う印象が付きまとう。
まずもってスケールが小さい。 田舎のご近所トラブルの域を出ないのだ。
ステイサムらしいアクションは散りばめられているが随分と野暮ったい感じ。
トランスポーターの頃と比べて泥臭い役も出来るようになったと云うべきか。
乱暴な言い方だが、アメリカの田舎モンて馬鹿なの?と問いたくなる。

直前に観た「友よ、さらばと言おう」が良い出来だった。
観る順番が悪かったか。 比較するには違い過ぎる二本である。
ステイサムの近作「ハミングバード」はなかなか良かった。
このところいい感じの出演が続いていただけに本作は少々残念であった。
まぁアクションの大御所の脚本、白羽の矢が立てばオファーも受けるだろう。
良く分からないが、アメリカ国内ではこう云う感じの映画が受けるのだろうか。

さて今後のステイサムは何処へ向かうのか。
Wikiで調べると出演作は今後6本ほど控えている。
「メカニック」の2作目もあるようで、そちらは期待したい。
あまり変な方向へキャラクターが固定しないことを願うばかりである。
 
 
  1. 2014/08/17(日) 23:59:11|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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友よ、さらばと言おう -MEA CULPA- 於 新宿武蔵野館1

武蔵野館でやっている別の映画の事を調べようとHPを閲覧。
そこでこの作品を見つけて先にこちらを観ようと足を運んだ。

南仏、トゥーロンが舞台。
主人公シモンは元刑事、飲酒運転で致死事故を起こして懲戒、刑務所送りに。
出所後それが原因で離婚、警備会社に勤め子供とは週に一度会うだけの生活。

彼には刑事時代の相棒フランクが今でも友として寄り添っている。
彼が起こした事故の際、その車に同乗していた同僚だった。
フランクは今でも現役の刑事で、常日頃シモンの生活を気に掛けている。

ある日シモンの息子テオが殺人現場を目撃することで狙われる事になる。
家族を守ろうとするシモンは今では民間人、出来る事は限られている。
それに協力を惜しまないフランクが加わり、犯人への反撃が始まる。


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[c]Thomas Bremond [c]copyright Gaumont - LGM Cinema


やはり舞台が欧州だと背景が美しい。
南仏の街並みで繰り広げられるアクションは趣が違う。
またウェスタン臭くない点がハリウッドとの違いだろう。
見応えはあるがショウアップされていない身の丈の芝居が良い。
色々と細かな「?」はあるが、そこはフィクションを享受するとして。

そして終盤に明かされる意外な事実。この辺の作りはなかなか巧い。
何となく苦い後味が残るこの感じはフランス映画ならではだろう。
万事解決ハイタッチ!でエンディングばかりがアクションではない。
映画が終わっても登場人物たちにはその後の人生がある。
そう云うことを暗に匂わせながら暗転する銀幕の余韻が味わい深い。

原題をネットの翻訳サイトで訳すと「過失の自認」と出た。
なるほど、言い得て妙。「友よ、さらばと言おう」では何の事やら・・・。
しかしその位のはぐらかしは却って由かも知れない。

  1. 2014/08/14(木) 23:59:39|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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トランスフォーマー ロストエイジ -TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION- IMAX3D 於 ユナイテッド・シネマとしまえん 8スクリーン

シリーズを通して観ているので半ば義務感で観に行く。
相変わらず長い、175分もある。
しかしその長さを辛く感じるような事はなかった。
テンションは維持され、2分程度の予告編を観ている感じで終わってしまった。


260810
[c]2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS,
and all related characters are trademarks of Hasbro.


これと云って特筆する事もないが、今回はオジサンが頑張った。
娘思いの父親をマーク・ウォルバーグが演じている。
愛嬌のある風貌とマッチョな体躯、アメリカの強くて優しいパパ。
17にしては妙に色っぽい娘を持つとお父さんも大変だ。

VFXばかりでなくカーチェイスや爆破シーンは実写に拘っとか。
その辺は残念ながら区別がつけ辛い。
オートボットと呼ばれる機械生命体は勿論CG。
これが案外目の表情が豊かで感情を表現している。
これは先日観たゴジラでも感じた事だ。
目は口ほどにものを言う、と云ったところか。

また続きが出来そうなラストであったが、これでおしまいにも出来る感じもあり。
世界的ヒット作だから作れば文字通りドル箱だ。
次回作が作られる頃には目が追いつかないお年頃になっているかもなぁ。
 
 
  1. 2014/08/10(日) 23:59:19|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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『 DOURAKUTEI 出張寄席 「冗談言っちゃあいけねぇ」 』 喜多八・天どん 二人会 於 深川江戸資料館 小劇場 / 平成二六年八月六日

強情灸 / わん丈
ハーブをやっているだろ! / 天どん
へっつい幽霊 / 喜多八

仲入り

片棒 / 喜多八
怪談牡丹燈籠 お札はがし / 天どん


夏風邪をひいた上に少々億劫な仕事が重なってしんどい日々であった。
その仕事も漸く方を付けた日が二週間ぶりの落語と重なった。
シャワーと着替えを済ませてまたギリギリの時刻に出る。
地下鉄に乗り込んでひと息つくと、女将から営業メールが入っていた。
落語へ行くから九時半ごろに顔を出すと返事をして清澄白河へ。
前回に引き続きハコは深川江戸資料館の小劇場。今回は最前列であった。

前座が下がって天どんから上がる。トリが天どんと云うことだ。
恐らく喜多八が先に帰りたがるであろうとの予想通りであった。
その喜多八、いま旬な噺なら「青菜」であろうと。
しかし江戸の主人が隠し言葉など洒落て使うものかと。
上方落語の京風情だからこの噺は気が進まないと。この辺の拘りがいい。
で、夏と云えば幽霊で「へっつい幽霊」へ。
小三治の国宝騒ぎに少し触れたが、門下ではややトーンダウンらしい。

仲入りをはさんで「片棒」。
喜多八のダルな感じから次男の祭り葬式の妄想へと駆け上がる感じがいい。
そこでうっすらと汗をかく喜多八が、最前列で妙に近く感じられる。ライブだな。
独演会・膝栗毛へ行かなくなって喜多八も以前より聴く機会が減った。
もうちょっと追っかけないとダメだなと思った二席であった。

天どんのトリ、三遊亭らしい噺を演りますよ。
と、前置いてなんと「牡丹燈籠」。 初めて聴く怪談である。
とにかく長講である。天どんがかけたのは“お札はがし”の件。
まずは前段の臥龍梅、お露新三郎から粗筋の説明をはじめた。
それだけで10分以上、そこからの“お札はがし”。
いつもは新作や古典に独自のくすぐり、いれごとで笑わせる天どん。
その雰囲気も残しつつ、ぐっと抑えた語り口が何とも言い様のない雰囲気。
これも天どんかと思わせる意外な一面であった。
普段から追いかけている訳ではないが、ご贔屓には知られた顔なのか。
これからはもう少し天どんに注意を払っておかねばなるまい。

終わってみれば九時四〇分、堂々の一時間口演であった。
湯島へは30分の大遅刻。もうあらかたの品は売切れてしまっていた。
女将取り置きの肉じゃがと半端に残った大皿を数品引き受ければもう満腹。
五十がらみのオヤジのこと、十時過ぎからそれほどのものは入らない。
とは云え久々の顔見せ、看板後に付き合って湯島界隈ですこし飲むことに。
すこしのつもりが二軒ハシゴしているうちに地下鉄が終わってしまった。
それでも御茶ノ水までワンメーターで移動してJRの終電には間に合った。

※備忘録;零時半に解散してTAXI を拾えばJRの終電に間に合う。
 
 
  1. 2014/08/07(木) 12:44:31|
  2. 演芸など
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 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

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旅や野遊び (62)
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飲んだり食べたり (4)
徒然なるままに (12)
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