七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 DOURAKUTEI 出張寄席 「冗談言っちゃあいけねぇ」 』 喜多八・天どん 二人会 於 深川江戸資料館 小劇場 / 平成二六年八月六日

強情灸 / わん丈
ハーブをやっているだろ! / 天どん
へっつい幽霊 / 喜多八

仲入り

片棒 / 喜多八
怪談牡丹燈籠 お札はがし / 天どん


夏風邪をひいた上に少々億劫な仕事が重なってしんどい日々であった。
その仕事も漸く方を付けた日が二週間ぶりの落語と重なった。
シャワーと着替えを済ませてまたギリギリの時刻に出る。
地下鉄に乗り込んでひと息つくと、女将から営業メールが入っていた。
落語へ行くから九時半ごろに顔を出すと返事をして清澄白河へ。
前回に引き続きハコは深川江戸資料館の小劇場。今回は最前列であった。

前座が下がって天どんから上がる。トリが天どんと云うことだ。
恐らく喜多八が先に帰りたがるであろうとの予想通りであった。
その喜多八、いま旬な噺なら「青菜」であろうと。
しかし江戸の主人が隠し言葉など洒落て使うものかと。
上方落語の京風情だからこの噺は気が進まないと。この辺の拘りがいい。
で、夏と云えば幽霊で「へっつい幽霊」へ。
小三治の国宝騒ぎに少し触れたが、門下ではややトーンダウンらしい。

仲入りをはさんで「片棒」。
喜多八のダルな感じから次男の祭り葬式の妄想へと駆け上がる感じがいい。
そこでうっすらと汗をかく喜多八が、最前列で妙に近く感じられる。ライブだな。
独演会・膝栗毛へ行かなくなって喜多八も以前より聴く機会が減った。
もうちょっと追っかけないとダメだなと思った二席であった。

天どんのトリ、三遊亭らしい噺を演りますよ。
と、前置いてなんと「牡丹燈籠」。 初めて聴く怪談である。
とにかく長講である。天どんがかけたのは“お札はがし”の件。
まずは前段の臥龍梅、お露新三郎から粗筋の説明をはじめた。
それだけで10分以上、そこからの“お札はがし”。
いつもは新作や古典に独自のくすぐり、いれごとで笑わせる天どん。
その雰囲気も残しつつ、ぐっと抑えた語り口が何とも言い様のない雰囲気。
これも天どんかと思わせる意外な一面であった。
普段から追いかけている訳ではないが、ご贔屓には知られた顔なのか。
これからはもう少し天どんに注意を払っておかねばなるまい。

終わってみれば九時四〇分、堂々の一時間口演であった。
湯島へは30分の大遅刻。もうあらかたの品は売切れてしまっていた。
女将取り置きの肉じゃがと半端に残った大皿を数品引き受ければもう満腹。
五十がらみのオヤジのこと、十時過ぎからそれほどのものは入らない。
とは云え久々の顔見せ、看板後に付き合って湯島界隈ですこし飲むことに。
すこしのつもりが二軒ハシゴしているうちに地下鉄が終わってしまった。
それでも御茶ノ水までワンメーターで移動してJRの終電には間に合った。

※備忘録;零時半に解散してTAXI を拾えばJRの終電に間に合う。
 
 
  1. 2014/08/07(木) 12:44:31|
  2. 演芸など
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