七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 人形町噺し問屋 その51 』 兼好独演会 於 日本橋社会教育会館 / 平成二六年九月二六日

雑俳 / けん玉
目黒のさんま / 兼好

仲入り

ジャグリング / こ~すけ 
質屋庫 / 兼好


久々に小諸へ寄って鴨せいろを手繰ってから会場へ。
思いの外時間が迫っており着席してすぐ幕開き。
定位置に座るのは久し振りだった。
前回の噺し問屋は休みを取って別荘へ行くためにキャンセルした。
前々回はお連れが居たので連番で取れた別の席で聴いた。
その前が五月だったので実に四ヶ月振りの定位置である。

三三の後、ひと月空いての小三治が今ひとつだったので多少飢えていたか。
まず一席目の「目黒のさんま」が少々食い足りない感じ。
お殿様の感じがかなりバカ殿風で違和感があった。
先代馬生や雲助の演り方は殿の人物像がもっと家来思いで好ましい。
それと比べてしまい、今ひとつ味わいに欠ける印象が残った。

もっと楽しめないものかと仲入りで悶々。
そんな流れで登場したこ~すけのジャグリングは中々凄かった。
粗さもあるがとにかくグルーヴ感満点で選曲と相俟って会場を乗せた。
帰ってから調べたらそれなりの歳であったが、童顔で笑顔に愛嬌がある。
若いコに人気がありそうだ。 実力もなかなか。
こ~すけが下がって幕が下りても暫く会場がザワついていた程だった。

二席目の「質屋庫」で溜飲が下がった。
これは以前聴いた鯉昇に引けを取らない面白さであった。
番頭と熊の演じ分けも見事で、チョイ役の定吉まで隈なく笑わせる。
軽快なテンポと爽快なスピードが兼好を好むところだが、加えて細かい作り込み。
自分の中のモヤモヤが一気に晴れた一席であった。

満ち足りて新橋へ向かう。久々にダイバーの集まる飲み屋へ顔を出す。
相変わらずどこかのグループが飲み会をやっていたが見知ったメンバーではない。
カウンターの隅にひとり知人を見かけたが声はかけなかった。
差しで会話が弾むほどの付き合いはなかったし、ひとりで飲みたい気分であった。

Facebookに店が今月のお勧めでふわふわオムレツ木ノ子ソースを掲げていた。
これがとても美味そうで、九月中に何とか来ようと思っていたのだった。
お目当ては期待に違わぬ味で、大いに満足した。
満足したついでにその事をFacebookで呟いた。
この呟きを見たらとんとご無沙汰の新橋の美人マスターがヘソを曲げそうだなと思う。
案の定、翌日その呟きに「うちは素通りかい!」とお怒りのコメントが入った。
次に新橋に出たら必ず顔を出すと返事を書いて、苦笑い。
どっちが客だか分からぬ気遣いをしている。さりとて無愛想でも得はしないし。
確かなことは、どこの飲み屋でも女主人は可愛らしくて強くて怖いと云うことだ。


  1. 2014/09/27(土) 23:59:20|
  2. 演芸など
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