七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

福福荘の福ちゃん 於 ユナイテッドシネマとしまえん

世の中三連休に突入した土曜。
遠出の予定がなかったの多忙で溜まっていた観たい映画を消化。
まずは邦画の面白そうなところから。

森三中の大島美幸ちゃんがオッサンを演じる異色のコメディ。

主人公・福ちゃんは塗装工。
人に優しく仕事は真面目、ちょっと気難しいが心穏やかな男。
趣味は凧づくり、もちろん凧揚げも得意。

ヒロインの千穂ちゃんは一流外資系企業に勤めるOL。
ふとしたきっかけで写真をはじめ、名のある賞を獲って写真家を目指す。

福ちゃんにとって千穂ちゃんは中学時代の初恋の人。。
千穂ちゃんは福ちゃんをイジメていたグループに加担していた過去がある。
彼女はふとしたきっかけで福ちゃんに謝罪する決心をする。
大人になってからの再会。
写真家として方向性を見出せずにいた千穂ちゃん。
福ちゃんに得も言われぬ魅力を感じ、写真を撮らせて欲しいとお願いする。
写真をきっかけに二人で過ごす時間が少しずつ増えて行く。
過去に色々あったけれど、近しく接して千穂ちゃんに福ちゃんの想いは再燃する。



261123
(C) 2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会


千穂ちゃんは被写体として福ちゃんに魅力を感じている。
そこに恋愛感情はない。けれど福ちゃんはそれがツライ。
やっと携帯で撮らせて貰った千穂ちゃんの写真を見てはため息をつく日々。

イジメにあった人は大人になってどんな心根の持ち主になるのだろう。
福ちゃんは心優しき男だが、どこか社会や他人の目に対して怯えがある。
ナイーブで繊細、ぶっきら棒に振る舞うのはその裏返し。
大島美幸ちゃんもかつてイジメにあっていたと聞いたことがある。
福ちゃんが纏っていたリアリティには何かしらの実感が籠っていたのだろうか。

周囲の人間関係も絡めながら不器用な中年男のペーソスを描いている。
その悲哀と可笑しみと もどかしさに、どこか寅さんを思い出した。
そう、これは現代の 『男はつらいよ』 だったのかも知れない。
あぁ、別に結末がどうとかじゃなくてね。
 
 
  1. 2014/11/23(日) 23:59:47|
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