七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 殿下のお成り~ぃ!! 』第20回 DOURAKUTEI出張寄席 喜多八独演会 於 日本橋社会教育会館ホール / 平成二六年一二月一六日

新聞記事 / 鯉毛
代書屋 / 喜多八
持参金 / 鯉昇

仲入り

文七元結 / 喜多八


空腹のせいだろう、茅場町駅から地上に出た時に随分と寒かった。
途中のファミマでカフェ・オレを買って温まろうと目指す。
ところがタイミング悪くレジに列をなしている。
開演時刻が迫っていたので諦めて会場へ向かう。
開演間際に着席、ダウンを脱ぎiPhoneを切ると緞帳が上がった。

疲れと寝不足と空腹、体が冷えて強張っていた。
途中スゥと意識が遠のきそうになる。
久々の鯉昇だったので楽しみにしていたが、今ひとつ身が入らない。
それに今回の鯉昇はゲスト出演だったのを忘れていた。
あくまで喜多八独演会である。
仲入りの後に喜多八が出て来て、あぁ鯉昇は一席だよなと初めて気づく。
それだけに「持参金」をもっと楽しみたかったなと悔やまれた。

仲入りに甘くて熱い缶コーヒーを飲んで仕切り直し。
喜多八が二席目を“どうやっても長くなる”と言って始めた。
あまり長講を好まないところが師にはあるような気がする。
そこで「文七元結」を始めたものだからちょっと驚いた。
師で聴くのは初めてだし、こんな噺も演るのかと。

いつもの癖と云うか演り方と云うか。
喜多八は慌てたり怯えたりしている人物を演じる際に誇張してどもる。
これが聴きづらい。 個人的にはこの多様を好ましく思っていない。
今回も長兵衛や文七の台詞にかなりどもる場面が目立ち煩わしい。
この辺はもう少し整理して演ってくれた方が聴いていて噺に身も入るのだが。
そんなこんなで、些末な事が気になって暮れならではの長講もそれなりであった。
次の落語会で天どんがやはり「文七」を根多出ししている。
新作や変化球な古典の多い天どんがどんな「文七」や演るか今から楽しみである。

はねてから新橋へ。もとの予定が日延べになったので久々に繰り出した。
ダイバー馴染みの店は珍しく顔見知りがたくさん居た。
取り敢えず各々に軽く黙礼をしてカウンターの一番端の席を確保して一人飲み。
大瓶でかけつけセットの摘みを貰う。その後はカキフライと厚焼玉子。
途中で熱燗一合を追加。
静かに飲んでいると大酒飲みのコ(と云っても立派なオバサン)がド突きに来た。
会うのは久々の友人である。 珍しく差しで飲む。
徐々に調子を上げて来た彼女がコップ酒を持ち出してしきりに勧めて来た。
この流れでこのコと飲んでいたら確実に終電を逃す。
日延べの飲みも翌日に控えていたので、光るコップをかわして早々に撤収。
帰り際に挨拶をしたかった幾人かは、いつの間にか帰った後だった。
 
 
  1. 2014/12/17(水) 23:59:05|
  2. 演芸など
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