七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

年末特別企画興行 ~年の瀬に芝浜を聴く会 特別編~ 『芝浜と芝浜に纏わる噺の会』 初日 昼の部 於 鈴本演芸場 / 平成二六年一二月二一日

後生鰻 / 歌武蔵(途中から)
出来心 / 馬石
漫才 / ロケット団
漫談 / 鬼丸

仲入り


ギター漫談 / ぺぺ桜井
幇間腹 / 菊之丞
紙切り / 正楽 
芝浜 / 歌奴



御徒町で酒付きの昼食と用事を済ませたのが十三時過ぎ。
さてどうしようかと思案して、寄席を思いつく。
21日だから下席の初日だ。
特別興行で「芝浜」にまつわる芝居が五日間入る。
鈴本のHPで調べると今日は歌奴が主任でまさに「芝浜」を演る。
歌奴は友人の知り合いの弟らしい。 要するに他人である。
友人から機会があったら聴いてみてと言われていたのを思い出す。
歌奴は一度だけ聴いたことがあるが、大根多は聴いたことがない。
それならばと既に始まっている鈴本へ急いだ。

開演後45分ほど、三番目の歌武蔵が「後生鰻」を演っていた。
終わるまで最後列で待ってから席を探す。
結構な客入りで、目に留まったのは最前列のほぼど真ん中。
普段なら座らない位置だがほろ酔いでいい加減に選んで腰を下ろした。
前日同様、酔いも手伝って舟を漕ぐ。もう芸人真正面で我ながら呆れる。

食いつきは大好きなぺぺ先生。仲入りの珈琲で目は覚めていた。
ほろ酔いで度胸もついており、遂に正楽に紙切りをリクエストした。
果たして頼んだお題に出来上がりはイメージどおりで見事な物。
用意してあったポチ袋を差し出し作品を頂戴した。

そして歌奴の 「芝浜」。 これが良かった。
少々堅いところもあったが高座が綺麗だ。
大きな声だが威圧感もないし耳にキンキン障ったりもしない。
滑舌がよく一度も噛まず、言い間違い、言いよどみもなかった。
芝居加減も程々で臭いところがなく、濃すぎず薄すぎず いい匙加減。
年相応とでも云おうか、当人の様子にしっくり来る 「芝浜」 だった。
芸歴十七年、真打六年目。また一人気になる若手が増えた。
思いつきで寄った鈴本で、なかなか良いものが聴けて大満足であった。


  1. 2014/12/22(月) 23:59:27|
  2. 演芸など
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