七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

新春壽寄席 正月二之席 楽日 夜の部 於 鈴本演芸場 / 平成二七年一月二〇日

三味線漫談 / あずみ(途中から)
寿司屋水滸伝 / 百栄
首ったけ / 白酒


仲入り


奇術 / ダーク広和
家見舞い / 扇遊
漫才 / ホームラン 
任侠流山動物園 / 喬太郎


予定通り入院して抜釘(ばってい)手術を受けて来た。
骨折した橈骨を固定する為に入れていたプレートを取り出す手術だ。
今回は治療手術の時ほどの痛みはなく、思ったほど辛くはなかった。
それでも入院生活やら全身麻酔やら手術そのものやら・・・結構疲れた。
退院翌日、19日からほぼ従前の日常に戻った。
しかしこのところ公私共に浮かぬ事柄が多く、冴えない日々は相変わらず。
そこに軽いとは云え、術後のダメージが加わり気分は落ちるばかりだ。

気晴らしに落語でも聴こうか。当初は23日の雲助を当日券で考えていた。
根多出しで「鰍沢」。 雲助のお熊は迫力があって聴き応えたっぷりだ。
しかし、そう云う気分ではないのだ。 もっとリラックスした芝居。
こんな時こそ寄席に限る。 調べると鈴本の夜の部主任が喬太郎であった。
他の顔付けを見ると百栄と白酒の名が並んでいる。
これでも行ってみるか。 18時過ぎに事務所を出て、上野広小路を目指した。

中に入るとあずみの三味線。目論見どおり百栄の高座から聴く事が出来た。
しかし根多は先日聴いたばかりの 「寿司屋水滸伝」。ダブってしまった。
続いて仲入り前の白酒。噺への導入を聴きながら 「五人廻し」 かなと。
あまり好きな噺ではない。 ところが始まってみると 「首ったけ」 であった。
何故かホッとする。 無意識に気が張っているようだ・・・ストレスフルだな。

扇遊は 「家見舞い」。これも尾籠で嫌いな噺だ・・・どうも根多との相性が悪い。
で、喬太郎のトリ根多が 「任侠流山動物園」 であった。
これは白鳥作の新作。 喬太郎が演ればそこそこ面白い。
しかしこの日の師には少々躊躇いがあったように見えた。
千秋楽のトリ根多がこれでいいのかと云うような空気。
途中で “ やっぱり 「井戸の茶碗」 にしておけば良かった。” とひと言。
これで会場は爆笑。 自分も笑ったが、あぁそっちの方が良かったなと。
喬太郎の 「井戸の茶碗」 は少し変えてあって面白い。
善人ばかり出て来る噺に腹黒さを加えてあってなかなかユニーク。
録音では聴いた事があるが生ではなかったのでこれは惜しかった。
まぁ、本当に演る気があったかは定かでないが。

そんなこんなで、顔付けに期待した割には今ひとつな手応えで追い出し。
そんな事もある。 寄席も水物だ。

湯島へ寄るがまだ酒は飲めない。 抜糸までは自重する。
ホッピーのそととか烏龍茶とかレモン炭酸水とか。
アルコールが入らないと肴も進まない。皆と雑談しながら小一時間。
早めに切り上げて、女将の “ お大事に ” の声を背中に店を出た。
 
 
  1. 2015/01/21(水) 18:00:28|
  2. 演芸など
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