七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~ 於 新宿バルト9 シアター1

最近、邦画と云えば田舎が舞台で景色のキレイな癒し系ばかり観ている。
都会を舞台にした世知辛いドラマはTVのお株なのだろう。
約二時間、世間から隔離されてショートトリップしているようなものだ。

永作博美と佐々木希の共演。
佐々木希がなかなかの好演を見せている。

舞台は能登半島の先の方。
都会で珈琲店(豆を売る方)を一人で経営していた岬(永作)。
行方知れずの父の消息を追って故郷能登にUターン。
幼い頃暮らした舟屋を改装して珈琲店をはじめる。
その店を見下ろす所にあるのが絵里子(佐々木)の住む寂れた旅館。
絵里子はシングルマザーで小学生の姉弟がいる。
子供を介して徐々に交流が深まる二人を軸にスロゥな物語が展開する。


270309
(C)2014「さいはてにて」製作委員会


味のある舟屋を改装した珈琲店が魅力的。
絶景のロケーションだけでも観ていて飽きない。

金沢でキャバ嬢をしている絵里子が徐々に変化して行くのが楽しい。
別にキャバ嬢が悪いとは言わない。
自分も通ったクチだ。いい子はいっぱいいる。一生懸命だし。
しかし幼い子供を養いながらするにはハードな仕事だ。
そのあたりが舞台となる海辺の情景とのギャップもあって切ない。

岬の父の消息が判明するあたりから話が急展開して行く。
作りが丁寧なのでそこも急ぎ足にはならず落ち着いて観られる。

入れ込む程ではなかったが、良い作品であった。

昔、能登半島を車で周ったことがある。
当然だがとても大きくて、目論見より時間がかかって焦ったものだ。
昼間の輪島は寂しく、穴水の牡蠣が美味かったのを憶えている。
いずれまた、時間をかけて旅してみたいものだ。
ロケ地には本物の旅館があるのだろうか。
そう云う事は検索しないでおこう。
 
 
  1. 2015/03/09(月) 23:59:04|
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