七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 人形町噺し問屋 その59 』 兼好独演会 於 日本橋社会教育会館 / 平成二七年六月二四日

釜泥 / けん玉
千両みかん / 兼好

仲入り

缶から三線 / 岡大介
青菜 / 兼好


前売りを買ったり事前予約を入れたりした落語会。
対外的に行く事を確定すると一抹の不安が残る。
不安と云っては大袈裟か。

元来、落語は笑いに行くところだ。
笑いたい気分で足を運ぶのが真っ当。
しかし時たまに笑える気分でない日だってある。
むしろ笑いの場に居る事が辛い心持ちになる時も。

何月何日、この日自分は健全に笑える状況下にあるだろうか。
前売りや予約を確保すると、ふとそんな事を思ってしまう。

この日は、毎回席を取り置いて貰っている噺し問屋。
タイミング悪く、あまり落語な気分でない日に中ってしまった。
どの噺を聴いても響いてこない。
困ったことだ。

更にゲストの芸がどうにも自分に馴染まない。
合わないと云うより嫌いな部類の芸であった。
もう追い討ちである。

なかなか辛い芝居であった。
 
 
  1. 2015/06/25(木) 23:59:48|
  2. 演芸など
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『 雲助蔵出し ぞろぞろ 』 雲助独演会 於 浅草見番 / 平成二七年六月二一日

金明竹 / ゆう京
新聞記事 / さん光
手紙無筆 / 雲助
厩火事 / 雲助

仲入り

唐茄屋政談 / 雲助


いつもなら見番斜向かいの弁天で蕎麦なのだが。
この日は小5の甥っ子と地元の蕎麦屋で済ませてから浅草。
見番へ直行して会場入り。
例によって次回の前売りを買って席に落ち着く。

雲助の三席、どれも良かった。
やはり「厩火事」は志ん朝が良いが、雲助もなかなか。
「唐茄子屋政談」も凡そ55分の長講熱演。
いつもながらクォリティの高い落語会である。
もう少し間隔を置かずにあると嬉しいのだが。
いや、これ位が良い塩梅なのかも知れない。
もう少し欲しがらせる。それが次に繋がる。
興行とはそう云うものだろう。

はねてから浅草は染の安坊へ寄る。
昨年手に入れそびれた手ぬぐいアロハをオーダーする為。
行ってみると自分が誂えたい柄の既製品が売られていた。
レディメイドな分、値段も多少安く手に入った。
一点もので誂えるつもりだったので没個性ではあるが。
いずれにしろ、店にある手ぬぐいから選ぶのだ。
世界でひとつと云う訳には行かないのだし。
街で同じものを着ている人に会うことはなかろう。

もののついでに日除け暖簾のオーダーについて訊いて来た。
近々、誂えようと思っている。
こちらは自分で柄をデザインして依頼するので一点ものだ。
イメージは出来ているのでいずれ絵図にして再訪しよう。

安坊を後にして何度か訪れている寿司屋へ。
一人で行くのは初めて。
早い時分に入ったので大将を独り占め。
いつもは摘み中心のところ、この日はゆっくり握って貰った。
少しおまけしてくれたか。予想より安いお会計であった。
見番近くの洋菓子屋で手土産にしたレーズンサンドが効いたか。
帰宅後、母にもレーズンサンドを届ける。
なかなか良い休みであった。
 
 
  1. 2015/06/22(月) 23:59:59|
  2. 演芸など
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『 旅のコタツ その十四 』 小辰独演会 於 食堂ピッコロ / 平成二七年六月二〇日

代脈 / 小辰

仲入り

井戸の茶碗 / 小辰


先日の親子会に続いて小辰の落語。
世話人であるピッコロのお二人が集めた旅の記録の掲示あり。

一席目の前に旅の報告トーク。
師匠との旅もなかなか楽しかったようで。
初海外で欧州を転々と八ヵ国十日間。
落語を演ったのは四ヵ国だったらしいが陸続きの欧州。
通過した国も含めての勘定とのこと。

「代脈」は実際にむこうで演った演目。
演り終えてどこでどんな反応があったかなどを解説。
日本人との笑いのツボの差など雑感を交えて喋った。

二席目はむこうで演っても通じない噺をと「井戸の茶碗」。
「井戸の茶碗」も通じそうだが、通貨が出て来るとやり辛いらしい。
適当にユーロ換算して字幕を付ければ良い気がするが。
どうやらそう簡単なものでもないらしい。

帰国してから身振り手振り、表情が大きく(豊かに)なった。
そんな指摘を受けたらしい。
言葉の通じないところで話芸をしてきたのだ。
ジェスチュアや顔つきで補う比重が高くなるのも頷ける。

国が違えばものの考え方も変わる。
道中、そんな事も思ったそうだ。
それが一番の収穫だと、師匠には言われたとのこと。
二つ目時代に貴重な体験をした。
今後の彼に良い作用をもたらして欲しいものだ。


  1. 2015/06/21(日) 23:59:16|
  2. 演芸など
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『 入船亭扇辰欧州公演凱旋公演 』 扇辰・小辰親子会 於 高円寺ノラやHACO / 平成二七年六月一四日

欧州公演スライド&トーク

仲入り

転宅 / 小辰
茄子娘 / 扇辰


先日、壮行会的落語会に行ったばかりと云う気分だった。
もう帰って来て凱旋公演である。

土産話も聞かれるだろうと興味本位で行って来た。
その土産話が思いの外たっぷりで、少々飽きてしまった。
確かに面白い話を色々と聞くことが出来たのだが。
やはり噺家の高座以外の様子に自分は興味が薄いようだ。
仲入り後の落語は勿論、堪能して来たが。

おひらきの後、打ち上げもあったがこれは参加せず。
日本橋の小辰の会で世話人をやっているピッコロのお二人は参加。
次回の小辰の会でのネタ仕込みもあって、色々話を聞きたいとのこと。
こちらは辞するので、では次回小辰の会でと挨拶をして離れた。

知り合いから教えて貰った高円寺の店に新規で行ってみる。
こぢんまりした店でチキンが美味かった。
常連さんとマスターが話し込んでいて賑やかだった。
この位の大きさの店ではよくある光景だ。
メニューには色々興味をそそられた。
いずれまたリピートしよう。
 
 
  1. 2015/06/16(火) 23:59:17|
  2. 演芸など
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六月中席 三日目 昼の部 於 鈴本演芸場 / 平成二七年六月一三日

元犬 / なな子 (途中から)
漫談 ひばりメドレー 持ち歌 / 馬風
漫才 / ロケット団
蛙茶番 / 一朝
つづら泥 / 南喬
三味線漫談 / 小円歌
笠碁 / 文左衛門


仲入り


動物ものまね / 小猫
宗論 / 玉の輔
親子酒 / 菊之丞
曲独楽 / 紋之助
火焔太鼓 / 圓太郎


版画を鑑賞した後、鈴本へ向かう。
上野公園は緑陰の中にもアスファルトの照り返しが強かった。
木戸銭を払ってまずは自販機のある二階へ。
缶ビールを買って入場。
カラカラの喉に流し込む。殊の外美味い。
歩き回ってビールを飲み乾し、ホッとひと息。
南喬あたりまで、うつらうつら。心地好い。
喜多八のところで文左衛門が代演。 少々残念。

仲入り後は気分もすっきりと楽しむ。
なかなかいい番組であった。
圓太郎の「火焔太鼓」、サゲの間際で携帯が鳴る。
張本人は慌てて消そうとバッグから取り出したのだろう。
着メロが大きく会場に響いた。
圓太郎も、鳴らしたお客も気の毒なことだ。
批判気に最前列から後ろを睨め回す男ひとり。
少し後味が悪いはね方であった。

湯島で少し日本酒をやって帰る。
何となく、気分の晴れない晩酌であった。
出来る事なら、酒は楽しく飲みたいものだ。
 
 
  1. 2015/06/15(月) 23:59:10|
  2. 演芸など
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第65回 板院展 於 東京都美術館

ここ数年、毎年足を運んでいる板院展。
しかし過去記事を見てみると毎年きちんと記事にはしていないようだ。
最後の記事は三年前、去年 一昨年は取り上げていない。

この版画の展覧会へ通うようになったのは出展者に友人が出来てからだ。
今はご主人のお仕事の都合でインドネシア在住の潜水仲間。
版画のキャリアはかなりのもの。
この展覧会を主催している日本板画院で同人に籍を置いている。
ダイバーらしく、毎回モティーフは海に関するもの。
今回もギンガメアジの群を彫っていた。

とにかく出展数の多い展覧会で数百点の版画が並ぶ。
(板画院で版画、ややこしいな。)

手法も作風も多種多様で、観ていて飽きない。
あまりじっくり観て回るともの凄く時間がかかってしまう。
会場を散策するように歩いて、気に留まったものがあれば立ち止まる。
流し見ても一時間はかかろうか。


270614


幾つか気に入った作品を記憶に留めておいて、最後に絵葉書コーナーへ寄る。
全点ではないが、出展作を一葉100円で販売している。
今回は生憎、気に入った作品の幾つかが絵葉書になっていなかった。
手に入れたのは友人のも含めて三葉だけに留まった。
毎年五葉以上は買っているので、今年は少ない方。

友人が会場に居る日であったが、ちょうど休憩に入るところであった。
インドネシアへ渡る前に通っていた教室の会合ランチ。
それでも運良く、東京都美術館のメインエントランスを出たところで遭遇。
何とか挨拶だけは交わし、インドネシアはランプン州産の珈琲を頂いた。
年に一度の貴重な再会だが、束の間であったのは少々残念ではある。
ゆっくり話は出来なかったが、それでも元気な顔を見る事は出来た。

次の再会はまた来年の梅雨の候か。
そう思って、ここへ来る時は雨と晴れ、概ね半々だなと振り返ってみたり。
 
 
  1. 2015/06/14(日) 23:59:19|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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サドル換装 -BROOKS B17-

先月納車した自転車。
月末に仮住まいの移転があったりで休日も忙しい。
カバーをしたまま実家の庭の隅、殆ど乗っていない。
仮住まい移転とは、弟宅に二ヶ月ほど居候の身なのである。
8月になれば自宅に落ち着けるのだが、今は何かと肩身が狭い。
身から出た錆なので誰に文句も付けようがないのだが。
入梅も宣言され、どうにもタイミングが悪い。
そもそも納車に三ヶ月もかかるとは思わなかったし。

取り敢えず慰みにパーツを買っていじっている。
純正のサドルはアンコが多くて却って座り辛い。
そこで BROOKS の B17 に換装した。 英国製の革サドル。
専用ワックスを手に入れてから漸くの換装である。
座り心地は乗ってみないとなんとも。見た目は良くなった。


270609


同時にライトも購入。 CATEYE の HL-EL010 UNO。
最近は色々なメイカーから多種多様なライトが出ている。
しかし昔チャリンコ小僧だったオジサンとしては老舗メイカーがツボ。
デザイン云々より、CATEYEであることが優先。
ベルも同社の一体で取り付けられるものに替えた。
これも小さくさり気なくて良い。

あとはiPhone5s用のマウントが欲しい。
ナビや運動用アプリRuntasticを使うのに装備したい。
iPhoneも 6 が現行で 5s のアクセサリーの在庫が乏しくなって来ている。
一番欲しいマウントが既に売り切れで追加生産の予定もなさそうなのだ。
第二候補は見つけてあるが、もう少し様子を見てからにしてみよう。

自転車は色々買って付けても価格が知れている。
本格的なサイクリストならまた別の話だが、こちらはお気軽な街乗り。
少しずつ足したり交換したりして好みの感じに仕上げて行こう。

ま、乗ってナンボの世界ではあるのだが。
道具であり、玩具であり。
 
 
  1. 2015/06/09(火) 12:15:32|
  2. 道具のたぐい
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チャッピー -CHAPPIE- 於 丸の内ピカデリー2

「第9地区」のブロムカンプ監督作品。
舞台は自身の出身地、南アのヨハネスブルグ。

ロボット版「E.T.」みたいなものを勝手に想像していたのだが。
(「E.T.」観たことないけど)
思いの外作りが良く面白い作品であった。
解体処理待ちの警官ロボットに人工知能ソフトを入れる開発者。
会社には内緒、それが発端で色々なトラブルが生じる。
町で札付きのワルの手に落ちたロボットはチャッピーと名付けられる。
なかなかクセのある連中のもとで人工知能は学習を重ねて行く。
やっていることは犯罪だが、言っていることは結構まとも。
そんな環境で素直で優しいチャッピーは成長して行く。


270607
(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP


開発者の成功をよろしく思っていないライバルの存在。
警官ロボットよりゴツイ兵器のような製品開発で後塵を拝している。
これがロボコップに出て来そうな大仰なヤツ。
最後はこれと闘う訳だが、まぁそう云うイベントも織り込みつつ。
基本的にはアシモフのロボット三原則をリスペクトしつつ。
ロボットに心を。そのパラドックスとアンチテーゼが良い塩梅。
悪い連中が人としての矜持に溢れ、企業人が狭量なところを見せる。
色々な振れ幅が表現されていて奥深い。

ただのSFロボットアクションではない、ニューマンドラマであった。
「ピノキオ」とか「人造人間キカイダー」とか、最近では「アバター」とか。
色々と出尽くしたテーマの中で巧く作ったなと感心した一本であった。
 
 
  1. 2015/06/07(日) 23:59:43|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

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