七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 故 柳家喜多八師を偲んで ~柳家はん治・柳家三三「兄弟弟子の会」~』 於 日本橋劇場 / 平成二八年六月二七日

手紙は笑う / 今いち
お血脈 / 三三
背中で老いてる唐獅子ボタン / はん治

仲入り

宿屋の仇討 / 三三


本来は喜多八と三三の二人会であった。
五月十七日に喜多八が鬼籍に入って、趣旨変えとなった。

自分は偲ぶ会に変わってから申し込んだ。
暫くは喜多八を聴いていなかった。
この会も喜多八・三三の二人会の際には触手は動かなかった。

遡って調べたところ、最後に喜多八を聴いたのは随分前。
平成二六年一二月一六日の独演会であった。
トリ根多は「文七元結」。
その時の記事を読むと喜多八の高座をあまりよく書いていない。
もともと好きな噺家である。
落語は巧い下手ではなく好き嫌いしかないとは、師の言葉。
その判断基準は今の自分の落語観の礎となっている。

そんな喜多八に不満げな事を書いたのが最後の高座だった事が悔やまれる。
その後、鈴本の寄席で聴き逃した。
欠席を知らずに行ってみたら代演で文左衛門が高座に上がった時だ。
それも昨年の六月の事で、結局その後も喜多八を聴く事はなかった。

喜多八は落語を聴きはじめた頃にはとにかく沢山聴いた。
しかしこのところ極端に機会がなかった。
後悔先に立たず。何事もあるのが当たり前と思ってはいけないのだ。

最後の高座は五月九日、亡くなる僅か八日前だったそうだ。
享年六十六。まだまだ若かったが、最後の最後まで落語と共に生きた人だった。
 
 
  1. 2016/06/28(火) 17:16:17|
  2. 演芸など
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房総ツーリング 2016/06/26

新車初年度は距離が伸びる傾向がある。
面白がって乗るからなのだが、今回はそれが儘ならない。
GWも仕事が忙しく、車の出番がなかった。
6月に入ってから少し落ち着いて日帰りでウロウロ出来る身分に。
4日の所沢から三週間、房総へふらりと行って来た。
TVで観た鋸南の岬カフェが気になっていた。
暫く海も見ていなかったので急に思い立ってのツーリング。


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カフェは素朴な造り、安普請であった。
一度失火していると何かで読んだ。
映画やTVの撮影地らしく色々と貼ってある。
眺めの良いテラス席があった。
しかし若い男衆がずらりと並んでいて絵にならなかった。
そう云うところは女性が座ってこそだろう。
店への感慨は薄かったが車で走るのが目的だったので由としよう。
珈琲もまぁまぁ、横浜ケンタウロスの様にはいかないものだ。

先に一服してしまったが、空腹が勝っていた。
金谷のフェリー乗り場近くに大きな施設があったので寄る。
売り場で干物やらあおさやら買ったが、食事処は満杯で入れない。
建物を出て ぶらぶら歩くと可愛らしい一軒の店が目に留まった。
ラーメン押しの様だが、口はアジフライだった。
刺身付きの定食で1600円也。 少々高いが観光地価格だ。
アジフライにはビールだが、車なので如何ともし難い。

往復約 170㎞ のソロツアー。
ツーリング日和で良い休日であった。
 
  1. 2016/06/26(日) 17:55:34|
  2. 旅や野遊び
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『 梅雨のコタツ ~入船亭小辰の会 その二〇~ 』 於 食堂ピッコロ / 平成二八年六月一八日

金明竹 / 小辰
佃祭 / 小辰

仲入り

野晒し / 小辰


四月の 『春のコタツ』 は当日の仕事でドタキャンをした。
二月の 『冬のコタツ』 振りとなる。満席。

久々に 「金明竹」 を聴いた。
この噺は小辰で聴くのが一番好きだ。
暫く本人が封印していたので恐らく二年振り位ではなかろうか。

今回は前回、前々回のアンケートで得票の多かった噺を掛ける趣向。
二席目の 「佃祭」 がそれであった。
以前、時節柄控えたいと言って演らなかった噺があった。
韓国で大きな海難事故があった時だ。
その時は演題を明言しなかったがこの噺で間違いないと思う。
それもあって改めて掛けて欲しいとのリクエストが集まったのだろう。

仲入り後に 「野晒し」。
最近よく掛けるのでご贔屓さんは聴き飽きたかもと断って。
何が小辰を 「野晒し」 に執着させているのかと。
その演り方を聴いていて、ふと喜多八の事が頭を過ぎった。
これは喜多八に習ったのではなかろうか。そんな当て推量をした。
喜多八が六十六の若さで鬼籍に入ったのが五月一七日のこと。
亡くなる間際にも小辰の会にサプライズゲストとして高座に上がったらしい。
そのあたりを勘ぐればこの 「野晒し」 は喜多八のものなのかも知れない。
何となくそれを想起させる運びもあった。
間違っていたら申し訳ないが、そう思えてならない。

はねてから店前で小辰と軽く挨拶を交わした。
ピッコロのマスターには二七日の落語会の後に飲みに来ると言って辞した。
店を少し離れたところで 「野晒し」 の件を小辰本人に訊けば良かったかと。
そこは事によってはデリケートな話だ。
ズケズケと訊くのは無粋とも言えよう。
今後、何か自然な流れで話せる機会が持てたら確かめる事としておこう。
 
 
  1. 2016/06/18(土) 23:59:40|
  2. 演芸など
  3. | コメント:3

第66回 板院展 於 東京都美術館

この週末は蓼科へ行って今シーズン初入渓の予定だった。
生憎に仕事の都合で遠出が叶わなくなり、近場のイベントへ。

毎年行っている板院展。
潜水仲間のひとりがこの会派の同人になっていて出展している。
去年は一人で行き、当人にも都美を出た広場で擦れ違っただけだった。
今年は年齢の近いおじさん三人で都合をつけて訪れた。
本人も会場に居て、四人で鑑賞する事が出来た。

ダイビングの趣味を生かして友人は毎回海の木版を出展している。
それを観るのが一番の目的だが、数百とある様々な版画を観るのが壮観だ。
何点か気に入って印象に残る作品が出来る。
会場の最後に百点ほどの作品が絵葉書になって販売されている。
お気に入りを探しては数葉買い求めて来るのが恒例となっている。

今回はお気に入りで絵葉書になっているものが少なかった。
友人のものを含めて三葉だけ選んだ。
一番気に入った作品が絵葉書になっていなかったのは残念。


280611


1時間半ほど鑑賞。お役御免の友人も一緒に会場を後にする。
会場内で神田まつやを彫った作品を見てすっかり蕎麦屋の気分に。
上野の藪へ四人で入り、暫し語らいながら酒を楽しんだ。
予定のある友人が早退。
おやじ三人取り残されて(友人は人妻)話題も変わる。
蕎麦屋に三時間程の長尻をして解散となった。
また来年、版画を愛でつつその後に美味い酒が飲めたら良いな。
 
 

  1. 2016/06/11(土) 23:59:08|
  2. フォト・キネマ・アートとか
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特別展 時代を翔る日本の傑作機たち 於 所沢航空発祥記念館

BS9に取り付けたタワーバーによる乗り心地の変化を確認したくツーリング。
所沢まで小一時間の距離、航空発祥記念館の特別展へ。
何かの撮影時に作られた中島九七式戦闘機のレプリカを見て来た。

記念館は大きな建物ではあるのだが如何せん展示物が巨大。
展示点数は頑張って詰め込んであるがやはり少ない。
その一角に九七式が鎮座していた。
中島飛行機と云えば戦後解体まで、富士重工業の母体であった企業。
言ってみれば自分の乗っている車のご先祖様のようなものだ。
一式(隼)や四式(疾風)に比べれば多少太っていて鈍いフォルム。
ややずんぐりとしているが、目の前の実物大のレプリカは迫力であった。

展示内容は三菱を取り上げた内容が多かった。やはり零式は人気なようだ。
個人的には中島の疾風に惹かれる。高性能エンジン誉の記事が興味深かった。
試験機は丁寧に加工された部品と良質な燃料・潤滑油で成功をおさめた。
しかし量産に至ると燃料や加工の質の低下からトラブル続き。
新鋭機に採用されるも稼働率は低かったようだ。


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男と云うのは少年の頃から機械ものへの興味と憧れがあるものだ。
それが軍用であろうと、その機能美も相まって格好良いと思ってしまう。
それは技術の粋を集めた結晶に対する純粋な思いだ。
しかし実際にそれが使われる状況は戦時であり、殺し合いの場面なのだ。
そのことを忘れずに、過去の不幸な戦争の犠牲となった人々にも思いを馳せたい。
そして今、民間車両、航空機、船舶が活躍する平和な世界を大切にしたいと思う。

記念館を後にして、古民家づくりの蕎麦屋で昼食。
その後、狭山湖を縫うように多摩丘陵を抜けて立川へ。
そこから中央道を走って帰投。
タワーバーを装備した感触を楽しむには思いの外コースが面白くなく。
乗り味の違いを堪能する事無くショートツアーは終わってしまった。
来週末は急務が無ければ別荘へ行く予定。
今回よりはロングツアーとなるので次回こそはドライブを楽しみたい。
 
 
  1. 2016/06/04(土) 23:59:52|
  2. 旅や野遊び
  3. | コメント:0

Flexible Draw Tower Bar by STI

スバル乗りは型遅れになっても乗り続けるオーナーが多い。
一概にレガシィと云っても歴代モデルが多岐にわたる。
そこで自車を型式で呼ぶことが儘ある。
自分のアウトバックは型式が DBA-BS9、2年目のモデルなので B型。
よって BS9-B と言うと分かる人には分かる。

その BS9-B、6月に入って六ヶ月点検を迎え、本日早速受検してきた。
と云うのも早々に組み込みたいパーツがあったからだ。
STI 社製 フレキシブルドロータワーバー。


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従来のストラットタワーバーに幾つか独自の機能を付加したパーツ。
微小操舵時からステアリングの応答性が高くなる。
直進安定性とレーンチェンジ等でのふらつきの防止が期待できる。
総じて言えばスタビリティの向上を目的に組み込むパーツだ。
因みに STI ((Subaru Technica International) は富士重工業の子会社。
モータースポーツへの参画やパーツ開発・販売を行っている。

このパーツを納車時に付けなかったのは乗り比べの為。
最初から付けてしまうと効果の程が実感出来ない。
ノーマルの状態との差が知りたく、後付けの機会を伺っていた次第。

取付け後、ディーラーから自宅までの10分足らずでも変化は感じられた。
トータルチェックは週末に予定しているショートツアーを待ちたい。
 
 
  1. 2016/06/02(木) 23:59:58|
  2. 道具のたぐい
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 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

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