七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル -Mission: Impossible – Ghost Protocol- 於 新宿バルト9 シアター9

トム・クルーズ、押しも押されもせぬハリウッドのトップスター。
であるが、レオナルド・ディカプリオと並んで正直あまり魅力を感じない俳優なのであった。

そのせいか、映画館で観た彼の作品はこれまで 「ワルキューレ」 一本しかなかった。
(因みにレオさまも 「インセプション」 一本だけ)

よって 「M:I」 シリーズも映画館で観たことはなく、それ以前に今回が何作目なのかも知らなかった。
(記憶と内容を照合すると TV で一作目と三作目を観ているようだ。)
このところ面白そうな映画も無く、銀幕もご無沙汰だったこともあって前評判に足を運んだ。
動機としてはせいぜいそんなところであった。

この手のジャンル、いわゆる諜報等の特殊任務に当たる主人公が出て来る作品では、
「007(ダニエル・クレイグ版)」 シリーズと 「ジェイソン・ボーン」 シリーズがお気に入りである。
その二つの作品群に比べると、今回見た 「M:I」 シリーズは正直少々魅力に欠けるものでった。
素早い展開と胸をすくようなアクション、ギミックなアイテムやガジェット満載で飽きさせない。
二時間を超える上映時間を感じさせない面白い作品ではあった。


migp
(C)2011 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.


しかしどこか腑に落ちないのだ。
詳細はネタバレになるので控えるが、ひとことで言うと悪役のキャラが今ひとつなのだ。
北欧の元・大学教授と云う設定なのだが、とても壮大な悪事が展開しているにも拘わらず、
その男が持論としてとても個人的な思い込みとも云える終末思想の下に行動を起こしているだけで、
どういうコネクションで大事を運んでいるのかの背景についての描写が希薄であることも手伝って、
ただただ胡散臭いだけで魅力に欠けるのであった。
その割に合衆国最高レベルの諜報員であろうイーサン・ハント君と互角に格闘までやらかすのである。
確かにガタイもいいし腕っ節も強そうなオジサンなのだが、ちょっと強すぎやしまいかと・・・。
話が幾ら進んでも作り込み不足で説明不足で人物像がはっきりせず、
観ていてもなるほど、コイツはとんでもない奴だ!と説得させられないのだ。

このシリーズ(結局今回で四作目とのこと)をはじめから順を追って観ていれば、
もう少し思い入れや高揚感も得られたのであろうが、
今ひとつ、最近の映画にしては悪役の魅力による相乗効果の薄い出来栄えに、
少々物足りなさが残ったと云うのが正直な感想であった。

いや、面白い映画ではあったのだ。 ただ、ひと味足りなかっただけ。

けれどシリーズの過去作品を通して観たら、また違った魅力もあるのかも知れない。
それを確かめてみる価値はあるかも知れない。 その辺の伸び代には期待しても良いかな。。。
 
 
  1. 2011/12/18(日) 23:56:30|
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