七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『下丸子らくご倶楽部』 志らく・文左衛門・二楽 於 大田区民プラザ 小ホール / 平成二四年一月二七日

のめる / 文左衛門

<若手バトル>
釜泥 / 談吉
初天神 / 初花

志らく単独トーク(文左衛門早退のため)・抽選会

仲入り

紙切り / 二楽
文七元結 / 志らく


落語会場を目指して降りる駅が初利用の際は、駅蕎麦の存在を予め確認しておく。
下丸子には “メルシー” なる変わった名の店が踏切り近くにあった。
関西風の出汁でうどんがよく出るとの情報に、たまにはうどんもいいかと行ってみるとなんとお休み・・・
乗り換えの多摩川駅構内にあった “梅もと” で済ませておけばよかった。 結局、何も食べずに会場入り。

今回は自由席、中に入ると若干だが前のほうも空いていて、最前列の右端が目に留まる。
壁に張り付くように一列だけ独立して高座に向けて斜めに置かれた席、
離れ小島で自由が利きそうなのでそこに落ち着く。小さな椅子なのでこの位置は広く使えて良い。
高座をほぼ真横から見る格好にはなるが、噺家の横顔を見ながらと云うのも新鮮である。

文左衛門は鈴本の下席夜の部で主任を務めているため、サラ口で登場すると云う変則進行。
まるで “らくごカフェ” の独演会のようだ。
師の 「のめる」 は好きなので久々に聴くことが出来て良かった。
ただ、詰め将棋を取り上げる場面はもっとそーっと持ち上げ、盤の向きを変える小芝居が見たかった。
鈴本の主任も気になる。 十日間根多出しで、日曜には 「らくだ」 を遣るので聴きたいが・・・

真打の後では若手バトルも遣り辛そうだ。若手が二人で競って客が甲乙つける趣向、この会では恒例らしい。
今回は家元最後の弟子となった談吉と花緑の総領弟子、初花。←しょっぱなと読む、最初の弟子だかららしい。
歳は三つほどしか違わないがキャリアには十年近く差がある。
長くやっていれば巧いと云う世界でもないが、さすがに初花の出来が良い。少々、老けた金坊ではあったが。
談吉の畳みかけるようなスピードには別の魅力があり、後のトークで志らくが解説してくれたが、
客の笑いを潰す、笑いを誘っておきながら笑う隙を与えずどんどんと遣って行くのが談志の芸を継いでいると。
志らくのこう云う話は聞いていて面白いし、落語を聴く上で経験の浅い者には有り難い。
帰りがけの貼り出しでは初花が勝ったようだ。 談吉も面白かったが、順当と思う。 因みに自分は投票棄権。

そのトークの中で志らくが、家元存命中から自分も含めた弟子達に弟子入りする心持が理解出来ないと。
落語立川流にあっては家元談志が唯一無二であり、そこを避けて弟子の門を叩くのには何かしら打算を感じると。
勿論、個々に恋愛にも似た好き嫌いもあって、談志より志の輔、談春、志らくと云う動機もあるだろうが、
談吉が四年前に談志を選んだのは至極真っ当であり理解出来る行動だと、弟弟子を買っているようであった。

仲入り後、久々の二楽。 この回は二楽がゲストと云うこともあって取ったようなものだった。
客にお題を貰って切るのだが、そこは客のセンスも問われるところだといつも思う。
あまり季節外れな注文は野暮だし、他の客がよく分からないものも然り。
いつか機会があったら“御輿”を切って貰いたいと思っているのだが、
さすがに真冬に御輿もなかろうと今回は遠慮した。 念のため、ポチ袋は用意していたのだが。
気になったのは紙切り最中のお囃子がきちんと出なかったこと。タイミングや音量が拙い。
立川流の前座が担当か。 定席で色物の扱いを学んでいないからかも知れない。 二楽も下座もちょっと気の毒。

トリは志らく。 今回は文左衛門がサラ口で遣ってしまったので落語たっぷりな感じがなくて寂しいと。
それでも時間は大分押していた、にも拘らず 「文七元結」 を約50分。
暮れに聴いた圓太郎がとても良かった印象と、談春が執拗なまでに作り込んだのが印象に強い 「文七元結」。
比べて今回は正直少し見劣りを感じた。 志らくの遣り方か、細かい部分の抜けや違いにやや違和感あり。
言葉の継ぎ目の “あ~”“う~” が多かったのも気になった。 こんなものではない筈、が感想。

三時間二五分の長丁場でお開き後は蒲田へ出て京浜東北線で新橋へ。 ダイバーの溜まり場に顔を出す。
ママさんにオリジナル卓上カレンダー同封のお年賀を頂いていたので一月中に挨拶をと思っての立ち寄り。
2グループほどダイバーの飲み会が入っていて大盛況・・・その上食べ物はオーダーストップ。
気遣いで駆けつけセットなる大根と豚の煮物の小鉢だけ頂き瓶ビールをやっていると、
偶然居合わせたリロアンから一時帰国中の映画好きガイド氏と再会、暫し映画&タモリ倶楽部談義。
国内外では観られる映画にも差があり、マニアックな彼の投げ掛けに追いつけないことも。
それでも楽しい時間を過ごし、春の再帰国の際に気の置けない連中で集まろうと約束して帰路に着いた。

晩飯抜きで落語会、店でも煮大根だけだったので結局誘惑に負け、地元ラーメン屋の軍門に下る。 orz
 
 
  1. 2012/01/28(土) 12:29:53|
  2. 演芸など
  3. | コメント:0
<<『 雲助月極十番之内 玖番 』 雲助独演会 於 日本橋公会堂・日本橋劇場 / 平成二四年一月二八日 | ホーム | 『新春落語教育委員会』 喜多八・歌武蔵・喬太郎 三人会 於 なかのZERO 小ホール / 平成二四年一月二四日>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

profile

 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

category

旅や野遊び (60)
演芸など (306)
フォト・キネマ・アートとか (152)
道具のたぐい (37)
飲んだり食べたり (4)
徒然なるままに (12)
序 (4)
未分類 (1)

comment

calendar

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

archive

counter

search form

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。