七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

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『 人形町らくだ亭 第四十一回 』 小満ん・雲助・左談次 三人会  於 日本橋公会堂(日本橋劇場) / 平成二四年四月二日

穴子でからぬけ / きょう介
町内の若い衆 / 左談次
お富与三郎より 玄冶店 / 雲助

(仲入り)

お富与三郎より 稲荷堀 / 小満ん


地下鉄で空腹を覚え何か腹に入れてから向おうと。
茅場町の小諸そば、入る際に目についた春盛り天そばを頼む。
人様の手繰るもりを見て、そちらにしておけば良かったか。 あまり入れると眠くなりそうな気がした。
春の天ぷらはキスとアスパラが一つずつ、桜海老とスライスした筍の掻揚げが載っていた。
やはり もり一枚で良かったかと思いつつ、季節の天ぷらは立喰いにしては美味かったのだった。

先の年越し頃から、行った落語会について御通家や諸先輩の落語好きがどんな感想をお持ちかと、
落語に関する記事が書かれている人様のブログを探して幾つか読むようになった。
そうした中でよく目にする落語会が “ らくだ亭 ” だった。

小満ん・さん喬・雲助・一朝・志ん輔の五人がレギュラーとなり、
うち誰かがゲストを交えて番組を構える体裁を取っている珍しい落語会が らくだ亭だった。
香盤順でいちばん上の小満んだけ聴いたことがないが、他の師はいずれも好きな噺家ばかり。
取り敢えず一度足を運んでみようと直近の会として券を手に入れたのが今回、
丁度未聴の小満んも出るので良いタイミングだった。

・・・良いタイミングだったのだが、やはり春盛り天そばでの満足がいけなかった。
左談次までは何ごともなく楽しく聴いていたのだが、
雲助が上がって 「玄冶店」 をはじめて暫くするとスゥと意識が目の奥に引っ込み始めた。
これは気を張らぬと堕ちるぞと身構えた。 身構えたのだが、そこからが睡魔との闘いである。
ふと気づけば目を瞑っている。 いかんと背筋を伸ばし、再び雲助を睨みつけるように目力。
それを繰り返すうち、やがて雲助の高座姿は記憶にあれど噺の中身が全然入って来なくなってしまった。
なにしろ師の美声でゆっくりとした語り口である。
噺が進んで凄みが増すごとにその声は低くなるばかり。 こちらを眠りの中へと引き擦り込んで行く。
結局、内容の三分の一位しか把握出来ずに “ お後は小満ん兄さんへ ” となってしまった。

仲入り後に初聴きの小満ん。
雲助の芝居がかった趣向は自分には到底出来ませんし、元々仕込みが違いますのでお後お気楽にと 「稲荷堀」。
さすがに仲入りでひと息入れ眠気は飛んだものの、噺の方も 「玄冶店」 その後と云った運び。
地噺のように淡々と続きを語る小満ん。 比して芝居っ気がないのは今回の趣向か、曰く仕込みの違いか。
雲助の芝居がかった 「玄冶店」 の件で山場は終わっていたか、いや 「稲荷堀」 もなかなか・・・
しかし先の肝心なところで舟を漕いでいたのだから、我が堪能度は言わずもがな。 であった。

どうにもしくじった感じいっぱいで会場を後に。
茅場町までの道すがら目に留まった明るく光る和食処の看板に吸い寄せられ、小さな階段で二階へ上がる。
飛び込みで入った店の料理はなかなか美味かったが、
椅子席と座卓ばかりでカウンターのない様子からも一人飲みにはちょっと不向きだったか。
どれも結構な量で全部平らげるのに難儀。 結局、たっぷりあった鶏皮のポン酢和えは残してしまった。
一見の店でもあまりハズすことはない、なかなか丁寧な仕事で美味かったが今回は量が合わなかった。

店を出て駅までの道すがら、再び気になる店を発見。 看板には地鶏と焼酎とある。
ちょっと洒落た店構えの大きな窓からはカウンター席も見受けられた。 次はここかな。
 
 


  1. 2012/04/03(火) 14:35:47|
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  3. | コメント:0
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