七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

小三治独演会 於 北とぴあ・さくらホール / 平成二四年五月一五日

辰巳の辻占 / こみち
小言念仏 / 小三治

(仲入り)

船徳 / 小三治


朝六時半にメールが来て七時から作業、朝食も摂らずに昼までにまとめる。
移動後、午後一時の打合せまで10分あったので駅前のマックでチキンなんとかを食す。
これがこの日最初の食事。 何か食べておかないと打合せで声も出ないほど空腹だった。
帰途、乗り換えの高田馬場で銀行に寄ったついでに三時の頃合でカレーライスを食す。
これで落語前に腹にものを入れずに済む。
結局、夕方ギリギリまで仕事が片付かなかったので会場へは滑り込み、食事の時間は無かった。

小三治曰く、“ 蒸し寒い日 ” であった。
北海道で雪が降ったと。 雪が降っても富良野とはこれ如何に。
北海道の地名を北から思いつくまま。 元ライダーだからバイクで回った記憶だろう。
羽幌の喫茶店に元保母さんが働いていた。
ちょいとイイ女だったと遠い目をして、ヘヘッと笑ってスミマセンねとひと言。
「 小言念仏 」 は二席目に軽く遣ってお開きと云うパターンばかりだったので意外だった。
バランスとしては前半に開口一番と併せて二席、後半に長講一席の方が配分が良いと思う。
一席目に長講を終えた後の 「 小言念仏 」 とはまた違った印象、ギュッと詰まった感じがした。

二席目、議員と噺家の世襲についてぼやく。 誰でもなれるってことなんでしょうと。
苦労しないのは如何なものか、しかし苦労知らずなのが若旦那でと導いて 「 船徳 」。
時間はたっぷりある。 小さな話が随所に織り込まれる。
頭と徳さんの遣り取りだったり、船頭連中の遣り取りだったり。
舟を漕ぎ出せば身振り手振りもふんだんに。 竿を操る。 見える見える。
今回は 「 船徳 」 と云う噺を解説つきで聴くかのような丁寧さでたっぷりと。
計ったわけではないが50分位だろうか。 充実の一席であった。

最近の小三治は自分が聴き始めた三年前と比べてもまくらが短くなって来ている。
あれを楽しみにしている客も多かろう。 しかしまくらが短くなって噺が充実しているようにも思う。
当然、噺あってのまくらだが、小三治と云えば長まくらでもある。
しかし聴く側にしてみると面白いまくらの印象が強すぎるよりも、今の方が好ましい。 個人的には。
以前にも同じようなことを書いた。 繰り返しになるがそう思うのである。

お開き後、王子から飯田橋で乗り継いだ東西線は三鷹行。 中野で乗り換えずに高円寺まで行かれた。
マスターが大きいのを釣ったと聞いたので土産話を聞きに行く。 泣き尺だったらしい。
デジカメをバスに忘れたとかで画像はお預け。 話を聞いて想像を巡らせる。
三々五々、常連が顔を出し気づけば賑やかに。 会話も弾み酒も進む。
挙句、同い年の常連さんと二軒目に。 カウンターの中にお姉さんがいる店、ガールズバーと云うやつか。
途中で記憶が飛んだ。 朝目覚めたのは家の寝床だったのできちんと帰って来たようだ。
上着のポケットには小銭とTAXIのレシートが入っていた。
ガールズバーはお連れの奢りだったようだ。 今度会ったら礼を言わねば。


 
  1. 2012/05/16(水) 23:59:00|
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