七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 谷中・兼〇録 』 圓太郎・兼好 二人会 於 戸野廣浩司記念劇場 / 平成二四年六月ニ九日

蝦蟇の油 / 志ん吉
野ざらし / 兼好
祇園祭 / 圓太郎

(仲入り)

粗忽の釘 / 圓太郎
ピアニカ・リコーダーライブ / のだゆき
大山詣り / 兼好


二日前に 『 圓太郎商店 』 の帰りに食べそびれた “ あおさとしらす蕎麦 ” を目当てに池袋で途中下車。
店へ行ってみるとまたしても券売機には「×」が・・・数が少ないのか、昼には売り切れてしまうのかも知れない。
わざわざ降りて来たのに期待外れだったせいで、ここで暖簾を潜るのは癪な気がして西日暮里へ向かい、
そちらの駅蕎麦で ちくわ天蕎麦 を啜ってから会場へ向かった。

小さな地下劇場の小さな入口には列が出来ており、暫し順番待ち。
前売りを買ってあるのだからさっさと入りたいが当日清算の人と同列に並ぶのは待たされ気分ではある。

『 兼文録 』 が 『 兼〇録 』 になってしまった。
文左衛門が穴を開けたと云う話だが、経緯は分からない。
分かったところで詮無い話なので興味もないし、一方の言い分だけ聞いていも仕方のないことだ。
この会がこれを最後に終わってしまうのは残念だが、何事も縁とめぐり合わせだ。

最初の挨拶で、兼好も詳しい事は分からないし聞こうとも思わないからと。
兼好さんを聴きに来てるんだからいいよの声に会場から拍手が湧いた。
勿論自分はしない。 こう云うのは好きではない。
それでも思わぬところで圓太郎を聴けることになったのは望外で、気持ちを切り替えて楽しむ事に。
何しろ年頭に今年は追っかけると決めた二師が揃ったのだから願ったり叶ったりである。

兼好曰く、代演はもとの演者と同格以上が原則だし、もとの雰囲気も考慮しなくてはならず難しいと。
たまたま二師とも橘家ではあるが別門、それでもちょっと雰囲気は似ているかも知れない。

圓太郎の熱演がとても印象的だった。 やはり代演を勤めると云うのは普段より難しいのだろう。
それでも会場の沸き具合からその熱演は十分に客を満足させたことが伺えるし、
図らずも連荘になった自分も飽きるどころか更に圓太郎への贔屓度を上げることになった。
これで 『 圓太郎商店 』 の客入りが増すと席取りが難しくなるなと、狭量なことも考えたりして。

「 大山詣り 」 が先日の圓太郎の根多おろしに続いたが、
主催されている方のブログを拝見したところ圓太郎から兼好へのリクエストだったらしい。
自分がおろした根多をすぐに聴いてみたかったのだろう。 芸人魂だな。
そのブログによれば圓太郎の 「 祇園祭り 」 を兼好が珍しく楽屋のモニターで聴き入っていたらしい。
二師にとっても刺激のある会であったのだろうと思うと、客としても充実感が増すと云うものだ。

番狂わせはあったものの、結果的には大いに満足出来る会となって良かったなと。
最終回ではあったが特に〆の挨拶などはなく追い出し。 まぁ大団円でもないからそれでいいか。
この二人会、出来れば恒例にしてくれれば通うのだが。 『 谷中・兼録圓 』 とか命名して。

当初は追い出しで友人から教えて貰った千駄木のバーへ行くつもりでいたのだが、
珍しく湯島の女将から思わせぶりなメールが入っていたのでそちらへ河岸を変更。
どうせ色気のある話ではなかろうと思いつつも、美人の声かけを袖にする理由はない。
のこのこと店へ向かえば、落語についてのちょっとした情報を教えてくれたのであった。
なんだ、どっかにいいコでもいて紹介してくれるのかと思いきや・・・いやそんな事は思ってなかったけど。
それやこれやで常連さんや女将との会話も楽しみつつ、相変わらず気の利いた肴でほろ酔い気分に。
時分も頃合で、共通の友人から飲み会の誘いが来ないと拗ねる女将に仲介を約束して、家路についたのであった。
 
 
  1. 2012/07/01(日) 17:39:00|
  2. 演芸など
  3. | コメント:1
<<ネイビーシールズ - ACT OF VALOR - 於 シネ・リーブル池袋 シアター1 | ホーム | 『 圓太郎商店 独演その十三 』 圓太郎独演会 於 池袋演芸場 / 平成二四年六月ニ七日>>

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2012/07/02(月) 14:20:24 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

profile

 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

category

旅や野遊び (55)
演芸など (300)
フォト・キネマ・アートとか (148)
道具のたぐい (36)
飲んだり食べたり (4)
徒然なるままに (12)
序 (4)
未分類 (1)

comment

calendar

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

archive

counter

search form