七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

ネイビーシールズ - ACT OF VALOR - 於 シネ・リーブル池袋 シアター1

(※ カギコメ下さった方へ、 了解しました ^^)

むかし似たタイトルの映画があったがそれのリメイクではなかった。
原題が全然違うのでそこに気づけば別物なのは分かることだが、紛らわしい邦題だ。

Navy SEALs(ネイビーシールズ United States Navy SEALs)は米国海軍特殊部隊のこと。
その任務を描いた作品だが、これは彼等を通して祖国の為に身を賭して働く者たちに光を当てるのが意図だったようだ。

いきなりエンドロールの話になるが、
彼等をはじめ米国軍・警察・消防・警備隊と云った人々を写したスナップショットが多数挿入されていた。
それを見て、あぁこれはアメリカ人がアメリカ人の為に作った祖国賛歌なのだと遅まきながら気づいた。
ミリタリーマニアなら見所も色々あったのだろうが、そうでない自分にとって彼等は他国の勇者であり、
また脚本の物語性が弱く、ドラマ風ではあるがドキュメンタリーを観ているようで映画としての娯楽性も低かった。

これなら震災で活躍した自衛隊・警察・消防・海上保安庁・名も無きボランティアのドキュメンタリーを観る方が、
日本人として正しい時間の使い方かもと思ったりしながら殆ど感情の起伏もないまま観終わってしまった。
娯楽に限れば “ 邦画 ” の 「 海猿 」 を観た方が感情は揺さぶられる。 そう云うポジションの映画。

例えば 「 バックドラフト 」 や 「 ライトスタッフ 」 のように
分かり易い男の夢とプライドみたいなものが強調されていればそれなりに楽しめたのかも知れない。
そう云う部分が弱かったことでドラマティックではなかったのだが、
恐らくそうしたテイストを意図して排除したのだろう。
そうなると 「 ハートロッカー 」 に近いのかなと考えてみたが、それ程の緊張感は無かったし、
「 ブラックホークダウン 」 ほどのインパクトも無かった。
どれとも少しずつ違うのは確かだが、これだと云う根幹が曖昧。
切り口として試みを買わぬではないが、個人的満足度は低かった。


USNS
(C)2012 IATM, LLC


ひとつにはシールズの隊員たちの手際が良すぎたからだろう。
凄い連中なのだろうが、手口が鮮やかな分、そのモノ凄さも普通に見えてしまう矛盾。
内村航平君の体操みたいなものだ・・・違うか?

確かなことはアメリカはずっと戦っている、他国軍やテロリストや自然災害と。
フロンティアの末裔たちに残された未開の地はなく、
道を拓くべく備えたエネルギーは、形を変えて世界中に拡散して行くかのようだ。


  1. 2012/07/02(月) 18:04:11|
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