七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 DOURAKUTEI出張寄席 桃月庵白酒と愉しい仲間たち「我ら、雲助の弟子でござる」 』 白酒・馬石・龍玉 三人会 於 牛込箪笥区民ホール / 平成二四年九月一三日

狸の札 / 駒松
錦の袈裟 / 白酒
駒長 / 龍玉
火焔太鼓 / 馬石


(仲入り)

鼎談 
抜け雀 / 白酒


くどくどと長い番組名。 道楽亭もご無沙汰である。 またあの小さな函へ行かねば。
三師が揃うことはめったにない。 一門会なるものを五街道ではあまり聞かない。
師匠・雲助がそれを好まないせいもあるようだ。
ドライと云うか、雲助のダンディズムみたいなものを感じる。 五街道一門はそこが魅力でもある。

主役は総領弟子の白酒、二席務める。
高座に上がってひと言、弟子三人で務めるが師匠がいないのでせめて出囃子だけでもと。
出囃子が雲助の“箱根八里”だったと云うことだが気づかなかった。 落語聴きとしての底の浅さを感じてしまう。
そもそも出囃子について殆ど知識がないし、白酒を調べて“江戸”とあったが曲が浮かばない。
こう云うところからコツコツとだなと思う。 せっかく足を運んでいるのに漫然と聴いてやしまいかと自問しつつ・・・
そんな自分はそれとして、「 錦の袈裟 」 は今ひとつであった。

龍玉は 「 双蝶々・定吉殺し 」 を一度聴いたきり。 それしか抽斗がないので人殺し(?)のイメージしかない。
滑稽噺を演っていると不思議な感じがする。 聴く機会を増やしたい噺家さんの一人ではあるのだが。

馬石の 「 火焔太鼓 」 はかなり大人しい感じ。 白酒の運びが賑やかなだけにその差が面白い。
仲入りまでの三席はそれぞれ師匠直伝の噺とのこと。 それでも馬石と白酒では全然違う 「 火焔太鼓 」。
一端稽古をつけてしまえば後は本人のものと云うのが師匠の料簡でもあるらしい。鼎談でそのことも上がった。

仲入り後の鼎談。 高座以外のトークも興味深いが、あまりそうした場面での噺家を見たい方ではない。
高座で落語を演ってナンボのものであろうと思っている。 オフトークとか本とか、そう云った部分は絞っておきたい。
まだ聴きはじめたばかりの頃に打ち上げにも出てみたが、あれも何となく馴染めなくてそれ切りになってしまっている。
それはそれとして、三師それぞれの入門動機や師匠の好きな噺など、
どちらかと云えばそれぞれのファンとしての雲助観みたいなものが聞けて面白かった。
高座だけで評価しようなどと突っ張ってみても、本音としてはこんなトークも面白いのは認めざるを得ない。

トリは 「 抜け雀 」。 白酒では初聴きかと思いきや、記録を見ると鈴本の今年の節分寄席で聴いていた。
寄席なりの寸法で演ったであろうから、たっぷりと聴くのは初めてではある。
白酒の声は侍に似合うし、宿の亭主の与太っぷりもいい、
手前勝手なずうずうしい女房がまた巧いので三者三様揃い踏みで堪能した。
なかなか良い番組であった。 満足して会場を後にする。

今月は出来心で八つも落語を入れてしまった。そのうち五つに白酒が絡んでいる。白酒月間。
ひと頃より語りが粗くなっているように感じているので立て続けに聴いてどう感じるか。

今回は直帰するつもりであったが、ちょっと一杯で高円寺へ。
ゲソ煮、塩雲丹、ミズのむかごで冷酒をやって、金土と飲み会なので ほどほどにして帰った。
・・・近所のコンビニで厚焼玉子と緑茶ハイ買っちゃったけどね。
 
 

  1. 2012/09/14(金) 12:13:35|
  2. 演芸など
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