七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 人形町らくだ亭 第四十四回 』 志ん輔・小満ん・南喬・志ん吉 於 日本橋公会堂(日本橋劇場) / 平成二四年一〇月二二日

金明竹 / 扇
代脈 / 志ん吉
佐野山 / 南喬
忍び三重 / 小満ん

(仲入り)

子は鎹(子別れ) / 志ん輔


らくだ亭は会場で次回の前売りが少し出るので開場に合わせて入って良席を確保したい。
しかし今回は出遅れてしまった。 にもかかわらず まずまずの席が取れた。

いつもながら大人な会だ。 ベテラン三師を鑑みてもコストパフォーマンス高し。
この料金でこの格の噺家が揃うと、他の会に割高感を否めない。 若手が取りづらくなるとはこのことだ。

南喬の「佐野山」は聴き慣れた馬生の音源と違うところも多く、新鮮であった。
そもそも生の高座で聴くのが初めてであったし。
南喬も初聴きであったが、好きなタイプの噺家であった。 またいずれどこかで。

小満んの語り口は独特だ。 落語を話すと云うより落語を絡めながらお喋りをするような感じ。
この肩の力が抜けた気楽なお喋り感が会場の空気をリラックスさせるのだろう。
とても寛いだ時間を提供してくれる噺家だと、これでまだ二度目だが印象深い雰囲気が好きだ。
きっと普段から穏やかで洒落っ気のある人なのだろうなと、一人合点で思い込んでいるがどうなのだろう。
「忍び三重」は初聴き、なかなかいい噺だった。 小満んの雰囲気とも良い相性。だから演るのだろうけれど。

足を運びたいと思いつつ、日程のバッティング等でなかなか志ん輔の長講を聴く機会が巡って来ない。
それもあって らくだ亭に師の名前が挙がると嬉しい。
今宵もなかなか愛嬌のある亀を演ってくれた。 ほのぼのとしていいトリであった。

「子別れ」の終盤は鰻屋が舞台である。
噺を聴きながら鰻な気分になったが、今宵はまっつぐ帰ることにした。
明夜も人形町である。 飲みはまとめて一度にしておこうと、ちょっと自重してみたりの家路であった。
 
 
  1. 2012/10/23(火) 23:59:00|
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