七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

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定席寄席 十二月上席 楽日 夜の部 於 上野鈴本演芸場 / 平成二四年一二月一〇日

(奇術 / アサダ二世 途中から) 
金明竹 / 馬石
太閤記 / 正朝
漫才 / ホームラン 
だくだく / 白酒
安兵衛婿入り(講談) / 琴調

仲入り

ジャグリング / ストレート松浦 
道具屋 / 扇辰
ギター漫談 / ぺぺ桜井 
夜鷹そば屋 / 雲助


師走の鈴本上席夜の部の主任が雲助なのは吉例のようだ。
根多出しでどれも聴きたい噺が並んでいたが、たくさん聴く時間と金がない。
五日目の「火事息子」は21日のらくだ亭で根多出しされているので外した。
七日目の「夢金」は魅力的だったのだが、先に忘年会を入れてあったので諦めた。
残ったのが楽日の「夜鷹そば屋」であった。

御通家のブログの記述を拝借しよう。
「夜鷹そば屋」は昭和40年に五代目今輔がネタおろしした有崎勉(金語楼のペンネーム)作「ラーメン屋」がもと。
その噺を平成8年に雲助が時代設定を江戸に戻して「夜鷹そば屋」として初演した。・・・とある。
つまりこれは師のほぼオリジナルと云うことになる。
そうなるとこの噺を聴けるのは今のところ雲助の高座だけかも知れないと推理が働く。
門下の馬石や龍玉なら演るかも知れない。 白酒はこの手の噺は演らないであろう。
いずれにしても余り掛かる噺ではないだろう。 そこで楽日に足を運んだ。

顔付けがなかなか良い。 好きな演者の名が連なっている。 席も良い所が空いていた。
平日の寄席の雰囲気は格別だ。 ゆったりとした時間が流れている。
落語会で感じられる客の気合いが希薄なのがいい。
落語でも聴いてみようか。そんな「でも」な感じがいい。

果たして「夜鷹そば屋」はありがちな人情話でありながら、
雲助の話芸にかかってしっとりと場の空気を鎮めたのだった。
泣いている客も数人見受けられた。
特に泣かせようと過剰な演出があった訳でもないが、
雲助の発する言葉のひとつひとつに、老夫婦と孤独な若者の機微が情感豊かに表れていたように思う。
基本的には笑いに行っているのだが、たまにはこんなトリで終わるのも悪くない。

聴けば聴くほど雲助である。 来年のテーマが朧気に見えてきた一夜であった。
 
 
  1. 2012/12/11(火) 23:59:29|
  2. 演芸など
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