七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 落語睦会 ~牡丹雪のゼントルマン 』 扇遊・鯉昇・喜多八 三人会 於 国立演芸場 / 平成二五年二月六日

やかんなめ / 喜多八

(仲入り)

そば処 ベートーベン / 鯉昇
鼠穴 / 扇遊


大雪が降ると喧伝していたにも拘らず、夕方には雨も上がってしまった。
事務所前の雪掻きを覚悟していたので服装が野良仕事風。
その着替えもあって少し出遅れ、開口一番には僅かな差で間に合いそうもない。
当初は例によって小諸そばへ寄るつもりであったがそれどころではない。

果たして演芸場に着いた時にはモニターに開口一番の高座がながれていた。
知らぬ顔だが羽織は着ているので二ツ目であろう。 兎に角腹が減っていたので売店へ。
残っているのは720円もするサンドイッチと980円もする煮物中心のお弁当・・・
サンドイッチを選んで200円もするPETボトルの紅茶と都合920円、高いなぁ。

モニターの見える席で開口一番を聴きながらそれをパクつく。
正直あまり面白くないまくらを結構長くやってから根多に入った。
噺の方は聴いたことがある運びだが、全体が見えない。 何を演っているのかな。
高いばかりのサンドイッチを食べながら聴く高座がこれかと、ちょっと業腹な気分に。
こんなことなら開口一番は諦め、小諸で230円の美味しいかけ蕎麦を啜ってから来れば良かった。
高いばかりのサンドイッチはそれなりに量があって、食べるのにも時間がかかった。
(と云うことは高いばかりではなく高くてそこそこボリュウムのあるサンドイッチか)
それでも高座は終わらない。 背後から「前座のくせに長いね。」とボヤキ声。
振り返ると白髪の小柄な男性がスタッフにケチをつけているところであった。
「もうすぐでございますので・・・」 やれやれ、高座の君に聞かせてやりたいよ。

やがて終わって(噺は 「 熊の皮 」 だった)やっと席につくことが出来た。
出囃子は “ 梅の栄 ”。 喜多八が上がって睦会は今年初なので新年のご挨拶を、と。
とは言え漸く寄席も正月気分が抜けて、力みのないいつもの空気になって来ていい塩梅だと。
節分の豆撒きも終わり落ち着いた二月平日の寄席の空き具合を想像してみる。 うむ、いい塩梅だ。
喜多八でお仲入りだったので、こちらはすぐに休憩に入った気分だ。それにしてもちょっと早い。

食いつきの鯉昇が、喜多八さんが短く演ったので少しダラダラまくらをやりますと。
聞き覚えのあるまくらが幾つか織り交ざったが、師を聴くのが久々なのでそれでも面白く。
根多は 「 時そば 」 の鯉昇オリジナル版。 ハーフのそば屋が面白い。
ちょっとイジってかけることの多い鯉昇。 それでも本筋が破綻しない匙加減がなかなか巧い。
くすぐりも程よく入って、この日一番の高座であった。

扇遊は嫌いな噺 「 鼠穴 」。 トリがこれでは後味が悪いと思いつつ、聴きながら途中舟も漕いだ。
誰が演っても嫌いなものは嫌いなのであって、やっぱり後味悪く会場を後にした。

この日は直帰。 前日発売した限定ウヰスキーを思わずクリックしてしまい思わぬ出費をした。
ひとり酒を二三回我慢すれば良いくらいの値であった。 なのでこれから三回ガマンするのである。


  1. 2013/02/07(木) 23:59:57|
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