七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

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『人形町噺し問屋 その38 』 兼好独演会 於 日本橋社会教育会館 / 平成二五年三月一八日

味噌豆~酒の粕~から抜け / 楽しい
権助芝居 / 兼好

(仲入り)

スタンダップ コメディ / 寒空はだか 
藪入り / 兼好


茅場町駅から会場への途中にカウンターだけの小さな蕎麦屋があることは以前から気づいていた。
そう云えば入ったことがないなと、ふと思ったのは前回店前を通った時が初めてのことで、
その時は既に小諸そばに寄った後だったので、次はと決めて今回初めて入ってみたのだった。

もり、かけ共に450円。小諸は230円だが450円でも十分にお手頃。
もりを注文。さっと茹で上げ、冷水で〆て手際良い。
締め上がっていて冷たい蕎麦は堅く、喉越しが心地好い。 なかなか強い蕎麦だ。
これならかけで食べても美味いだろう。次回はかけにしようと決めて店を出る。

恒例の挨拶から開演。
WBCで日本代表が敗退した日だったので話題になるかと思ったがそれはなく。
前回配った兼好米の事でひとしきりお喋り。
所属の話になって落協でも芸協でもなく農協と、巧い落し噺で会場を温めた。
春めいておかしな輩が世間を騒がすが、露出狂だけは何が楽しいのか分からない。
どうか被害者加害者にならぬよう気をつけてと一旦下がった。

一席目はまくらから芝居の役回りについて。
さっきのお喋りがあったから 「 蛙茶番 」 かなと思ったが 「 権助芝居 」 であった。
ずぅずぅと訛りのキツい人物の出てくる噺は好まぬが、何故か権助だけは聴いていて楽しい。
惚けてどこか人を喰ったような、主従に拘らぬ歯に衣着せぬ物言いが心地好い。
そんな権助が兼好独特の言い回しや所作と相まって尚更に可笑しい。

はだかを聴くのは久々。 この人は好きな色物さんだ。
いずれは浅草でその芸を見てみたいものだ。
上野と池袋は通っているが、どうしたものか新宿と浅草は足が向かない。
彼の出る浅草東洋館は元フランス座。 建物と踊り子さんの老朽化で姿を消したそうだ。

トリは「薮入り」。 演りようによっては、少しほろりとさせる噺なのだが・・・
亀の父親のそわそわしたコミカルな部分が兼好に填まって、ほろりとは別の印象に。
例によって演者変われば噺も変わるのお手本のような一席であった。
頭の中で対極に居た人は小三治であった。 小三治の「薮入り」はいい。

一席目で携帯が二度鳴った以外は満足。
ただ、この会は常連さんが多いと思われる割に、若干いつもと違う雰囲気を感じた。
いつものレスポンスが見られなかった、そんな印象。
会場を出ると外は雨。 夜半に向けて荒れるとの予報にさっさと家路についた。


  1. 2013/03/19(火) 23:59:18|
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  3. | コメント:0
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