七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

定席寄席 四月中席 初日 夜の部 於 上野鈴本演芸場 / 平成二五年四月一一日

金明竹 / 扇
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
饅頭こわい / 志ん公
太神楽曲芸 / 仙三郎社中 
子褒め / 龍玉
雛鍔 / 圓太郎
奇術 / ダーク広和
権助魚 / 雲助
芝居の喧嘩(講談) / 琴調


仲入り

紙切り / 正楽 
出来心 / 燕路
粋曲 / 小菊 
付き馬 / 白酒


兄の仕事や交友関係が縁の飲み仲間が何人かいて、
その中に落語を一度聴いてみたいと云う人がいた。
彼女はこの春まで高校受験の娘さんが生活の中心だったので、
晴れて高校進学となった四月以降でお誘いしようと思っていた。
折り良く鈴本四月中席夜の部の主任が白酒だったのでお運び頂いた。
五街道一門に圓太郎と自分好みのチョイスであったが、果たしてどうなることやら。

自分は日暮里での打合せが頃合良く済んだので開演前に会場入り、
招待客(と云っても木戸銭は奢っていない)は仙三郎社中が太神楽を演っている最中に到着。
彼女はいきなりの曲芸を目の当たりに息を呑んでいた。

そして龍玉。 この18時の龍玉に間に合って貰えればと思っていたので、まずはホッとした。
若手正統派から入って圓太郎の客捌きでほぐれて貰って雲助を堪能して貰う。
そんなストーリーをイメージしていたが、概ね思惑通りに行ったと思う。
ダークさんはちょっと真面目地味めなので、
ここにもう少し砕けた奇術か漫才が入れば良かったかなと思ったが、
ダークさんのレトロ感も彼女の受けは悪くなかった。
食いつきは正楽の紙切り。 誰もが知っているが生で観る機会はそうそうない紙切り。
そして綺麗な小菊さんのお三味線が膝がわりに入って、トリは白酒。

自分としては上出来な芝居であった。
ご当人はどうだったかと感想を訊ねれば、とても面白かったと。
・・・まぁ、そう言うよな。
それでも落胆させるような接待ではなかったであろうとの手応えはあった。
鑑賞ごとに人様を誘うのはセンスが問われる。 緊張するものだ。
とにかく自分が楽しめる芝居だったことに於いて、チョイスに間違いはなかっと納得しよう。

はねてから少し飲もうと、湯島の女将に電話をして空席を確認してから暖簾を潜った。
自分が女性と二人連れで訪れたのは初めてである。
パッと見、年齢的なバランスは取れた男女だし、しかもお連れは美人である。
女将もオヤッとした表情。 そんなんじゃないよと思いつつ、取り敢えずはお疲れ様の乾杯を。
ひとしきり寄席の話をして、その後いろいろと兄がらみの話など。
顔見知り程度だし、二人で会うのは初めてなのでそれほどディープな話題もなく。
それでもお互いもういいオジさんとオバさんだからそつなく色々と会話を楽しんだ。
彼女は翌朝に娘さんのお弁当づくりもあるし、程よい時間でお勘定。
店を出る際に女将と彼女が名刺交換、店を出て上野広小路の交差点で解散と相成った。
お連れすると約束してから数ヶ月が経っていた懸案事項。 これで漸く肩の荷が下りた感じである。
さて、女将の店にはまた土曜に行く。 彼女はボクのいいヒトではないよと、言い訳しなくては。


  1. 2013/04/12(金) 23:59:33|
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