七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 入船亭小辰の会 その弐 ~春のコタツ~ 』 小辰独演会 於 日本橋ピッコロ / 平成二五年四月二一日

蝦蟇の油 / 小辰 (途中から)
鈴ヶ森 / 小辰

(仲入り)

ねずみ / 小辰


いつもなら小諸そばでかけ蕎麦でも啜ってから会場入りと目論むところだが、
前日に湯島の女将が持たせてくれた鶏と根菜の煮物やポテトサラダで遅い朝食を済ませて満腹。
今回は寄り道せずまっつぐ行くことにして午前中をゆっくりと過ごしていた。
会場までドアtoドアで30分、自由席なので開場に合わせて開演1時間前に出れば良かろうと算段。
正午過ぎにシャワーを浴びて面白くもないTVを観ながら13時を待つ。
そう云えば前回行かれなかった道楽亭の小辰の会は次回いつやるのだろうと気になり、
落協のHPから小辰のページへ飛び、ふと今回の会の案内に目を留めると、開場12時半・開演13時・・・!
当初開演予定は14時だった筈。 前回も14時だったし誤記であってくれろと焦りながら店へ電話。
確認するとああ無情、開演は紛うことなく13時なのであった。 時刻は開演10分前。
取り敢えず予約してある旨、今から向かうと告げるとどの位で着くかと訊ねられた。
30分後にはと言うと店前で待っていて裏から入れてあげると言われ、礼もそこそこに家を飛び出した。

地下鉄車中、進行によっては仲入り後の一席だけかも知れないと落胆しつつ、日本橋駅から急ぎ足。
自分の粗相がなければ席亭も小辰の噺が楽しめたろうに、小走りに辿り着いた店前で自分を迎えてくれた。
会場の設えで高座は店の出入口を背にしているから口演中は正面から入れない。
裏の厨房側から末席へ、コソコソと中へ入ると小辰が顔を真っ赤にして 「 蝦蟇の油 」 を熱演中だった。
既に噺は終盤、酔っ払ってヘロヘロの口上を言っている件だった。
残念、冒頭の口上の言い立てが聴きたかったなと思いつつも、
この時刻でこの件を演っているならまだ一席目だろうと分かってその点ではホッとした。

やがてサゲ。 小辰曰く根多おろしだったとのこと。
聴いている最中は以前聴いたか確かめようもなかったが、根多おろしと分かると更に残念が極まった。
況してや二席目が幾度か聴いている 「 鈴ケ森 」 だっただけに、順番が入れ替わっていたらと。
尤も、「 鈴ヶ森 」 から 「 蝦蟇の油 」 では番組的にちょっと流れが違うとも思ったのだが。

二席で仲入り。 ワンドリンク付の木戸銭を漸く払って冷えた生ビールを貰う。
慌てて転げるように参じたのでこのビールは美味かった。

三席目は予想通り 「 ねずみ 」 。 先日道楽亭で根多おろししたばかりだからこちらでも演るだろうと。
遅刻に際しても、今日はこの 「 ねずみ 」 が聴かれたら由としよう心がけていた。
なかなか丁寧な運びだった。 個人的にはもう少し甚五郎に特色を持たせた方がと思う。
鯉昇の甚五郎がちょっと惚けた感じで好みであり、自分のイメージともマッチする。
小辰にも小辰ならではの甚五郎像を作り上げて欲しいものだ。

終演。小辰の控え場所は自分の席のすぐ後ろの暗幕の中。
一旦下がってからお見送りに出て来た所で目が合う。
一応このオヤジの顔は憶えてくれたようで、間違えて遅刻したとこちらが照れる始末。

次回が7月6日と決まり、夕方から入っている雲助の前に来られそうなので予約して会場を後にした。
因みに昼間に調べかけた次回の道楽亭の方は、同じく雲助とダブって行かれない事が判明。 残念至極。


  1. 2013/04/22(月) 23:59:02|
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