七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

ゼロ・グラビティ- Gravity - 於 ユナイテッドシネマとしまえん 8スクリーン 3DIMAX

VFXを用いて何を見せるか。
想像を絶する容姿の巨大な怪獣か、或いは人類を超越したスーパーマンか。
実世界には無いものを創出する事だけがその技術の真骨頂ではない。
その事をまざまざと見せつける秀作であった。

銀幕に広がる世界はリアルで、行った事もない衛星軌道に我々を誘う。
今まで色々な映画でバーチャルな世界をアトラクションと呼んで来た。
しかし真にアトラクションと云えるのはこの作品の事ではないだろうか。

そこに広がる沈黙の世界と宇宙服の中だけに響く息遣い、鼓動、交信音。
演出される緊張感はまさにバーチャルリアリティであった。
映画館のシートに身を沈めながら、確かに自分は“あの場所”に居たのだ。


ZG
(C)2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.


複雑な脚本はない。ちょっとしたトラブルが徐々に重大な結果へと進んで行く。
冷静な判断と正しい行動だけが生き残る術。
あの天の高みに行くことが許されるのは、そうした術を体得した者だけ。
そう云うことを強烈に思い知らしめる作品でもあった。

映画を観ながら体躯が強張るこの感じ、本当に久々であった。
「アイガー北壁」以来の緊張感。
これは映画館で観る価値のある一本。


  1. 2013/12/19(木) 18:00:40|
  2. フォト・キネマ・アートとか
  3. | コメント:0
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