七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

定席寄席 正月二之席 五日目 夜の部 於 鈴本演芸場 / 平成二六年一月一五日

初天神 / 喬之助
マジック / 花島世津子
道灌 / 文左衛門
粗忽の釘 / 圓太郎
漫談 煙管模写 / ひびきわたる
弟子の強飯 / 百栄
夜もすがら検校 / 琴調(講談)

仲入り

漫才 / ホームラン
雪とん / 扇辰
ギター漫談 / ペペ桜井
二番煎じ / 白酒


今年の初笑いは十日の兼好であったが候補が前日にもあった。
九日の白酒・百栄二人会にも行きたかったのだが仕事で断念。
その事があり昨日の顔付けを見て鈴本へ足を運ぶに至った。
主任の喬太郎の代演が白酒、元々白酒が入るところに百栄。
更に交替出演のところが圓太郎に扇辰の順番と申し分なし。
しかも膝代わりがペペさんと来れば行かずばなるまい。

この噺家でこの噺、と云う組み合わせが幾つかある。
百栄本人作の「弟子の強飯」は正にその中のひとつ。
一昨年の春に一度聴いたきり、その後再び聴く日を待ち望んでいた。
圓生そっくりな話し方をする高2男子を師匠がスカウトする噺。
百栄の微妙な圓生の物真似が可笑しく、今回も大いに笑った。

扇辰の「雪とん」は初めて聴く噺。
にも関わらず始まってすぐ靴の紐が変なことに気づいてしまった。
連休に買ってそのまま履いていたが見れば紐がきちんと通っていない。
気づいてしまうともうそれが気になって噺に集中出来ない。
結局両足ともに編み直しを始めてしまった。
聴く方は疎かになるし、扇辰にも失礼なことをした。
ペペさんの途中までかかって靴紐直し・・・何をやっているのやら。

トリの白酒は昼の三日目の菊之丞と同じく「二番煎じ」。
好き嫌いの感想に留めるが、やはり白酒に軍配を上げたい。
まず人物の演じ分けが巧い。六人六様キャラが立っている。
噺の運びも同じ古今亭でありながら随分と違う。
夜回りを二組に分けるところがない。
これは時間の都合もあって割愛しているのかも知れない。
そして猪鍋を股座に隠す件がないのが大きな違いだ。
ここをただ後ろに隠すだけで演るのは雲助譲りか。
あの褌が鍋の汁を吸ってしまう件は汚らしくていけない。
そこをスマートに変えているところが好ましい。
酒の飲みっぷりも白酒の方が雰囲気がある。
正直なところ先日は消化不良だった「二番煎じ」。
白酒で聴き直すことで腑に落ちるものがあるのだった。

随分と白酒贔屓なことを書いてしまった。
まぁ贔屓をするにはするなりの理由があるの云うものだが。
それにしてもこの中席、なかなか良い芝居だ。
本来の主任である喬太郎も聴いてみたい。
土曜日にでも今一度足を運んでみようか・・・。

  1. 2014/01/16(木) 12:59:54|
  2. 演芸など
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