七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

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K2 初登頂の真実 -K2 - LA MONTAGNA DEGLI ITALIANI- 於 ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター1

嘗ての登山は金のかかるものであった。(今でもか)
大金持ちや国がパトロンとなり登山家を登らせる贅沢なイベントであった。
また高峰初登頂には国の威信がかかっていた。
大戦前後の時代はそれが顕著で国威発揚の手段として用いられた。
本作はそう云う時代背景の中で描かれている。

史実に基づいてイタリア隊のK2初登頂を描いている。
登場人物も多くエピソードも盛りだくさん。
それがかえって作品全体を少々冗漫にしていたように思う。

現地入りしてからキャンプを揚げて行く過程が思いの外盛り上がらない。
単調な運びにふと時計が気になったりして。
ハイライトであるアタックメンバーの人選とその心理的葛藤が描き足りなかったか。
登頂前夜、登頂と支援の二組の様子をもっと作り込んで見せて欲しかった。
途中のキャンプシーンを削ってもそこに時間をかけた方が良かったように思う。
そのあたりの緊張感が今ひとつなのはイタリアのお国柄なのかも知れないが。
その後数十年に亘って法廷論争になった部分は思いっ切りかっ飛ばしておしまい。
久々の山岳映画にこちらが少々期待し過ぎたか・・・。


K2
[c]2012 REDFILM, RAI Fiction & TERRA INTERNATIONALE FILM PRODUKTIONEN GmbH


内容以外に気になったのはアフレコ。総じて口の動きと台詞が微妙にずれる。
音声はモノラルなのか誰が喋ってもスクリーンの中央から聞こえ臨場感が希薄。
こんな事もあるのかと、珍しい体験であった。

山岳映画の見どころは何と云っても雄大な映像美。その点は素晴らしい。
K2の険しさみたいなものがもっと実感出来たら更に良かったと思う。
K2の頂上ってあんなに平らなんだと意外に思ったりも。
あれは本当なのかな。

今年は山岳映画がこの後も何本か続いて封切られる。
近年の作品では「アイガー北壁」がずば抜けて良かった。
さて、これから登場する作品にあれを越える興奮は待っているのだろうか。
 
 
  1. 2014/05/11(日) 23:59:43|
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