七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 らくご街道 雲助五拾三次 -大川- 』 雲助独演会 於 日本橋劇場 / 平成二六年六月一九日

鰻屋 / 雲助
汲みたて / 雲助

仲入り

宮戸川(通し) / 雲助


小腹が空いていたので茅場町の小諸そばへ。
今季初の胡麻だれせいろを手繰る。夏が来たなと思う。

TWitterを見たと告げると木戸銭が500円割引の3000円になる。
座席表を睨んで後半のブロックの最前列を取る。

雲助五拾三次、暫く都合がつかず久々である。
今回のテーマは大川。いまの隅田川のことである。

怪我以降、落語の回数が減っていて、特にベテランの高座が少ない。
雲助を聴いて、久々に古典らしい古典を堪能した。

「宮戸川」は落雷と共に半七とお花が見つめ合うところでサゲる事が多い。
所謂、お花半七馴れ初めと云う一席である。
実際、通しで聴いたことは一度もなかった。
この日に行くと翌日の兼好と連夜になるので控えようかと思っていた。
しかしやはり、滅多にない「宮戸川」の通しを聴いてみたい。

果たして後半は随分と物騒な話へと展開した。
会場は静まり返り、息が詰まる。
例によって雲助の芝居仕立ての大詰め。
そして呆気ないほどのサゲがおとずれる。
あぁ、そう来たかと。

サゲはそれで納得。そうで良かった。
正直、疲れ損と云えなくもないが、その損に悪い気はしない。
落語っていいな。である。

はねて外へ出るとかすかに埃の匂い。
予報では降るはずだったが外れたようだ。
バッグの中の折り畳み傘は終始お荷物であった。
いつものように山口瞳を思い出す。


  1. 2014/06/20(金) 17:30:00|
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