七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

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『 人形町噺し問屋 その49 』 兼好独演会 於 日本橋社会教育会館 / 平成二六年六月二〇日

転失気 / けん玉
一眼国 / 兼好

仲入り

曲独楽 / 三増れ紋 
厩火事 / 兼好


五月上旬に小笠原父島が縁の飲み会があった。
そこで飲み友達のS女史が落語を聴きに行きたいとリクエスト。
随分前に聴いたきりでほぼ初めてに近いとのこと。
ならば兼好あたりが良かろうと、6月の噺し問屋へ。

恒例のごあいさつから始まり、S女史もリラックス。
兼好の一番弟子で前座のけん玉を挟んで一席目は「一眼国」。
この噺は個人的には年輩の噺家が演った方が好みである。
さらわれそうになる一つ目の子をベテランが演ると何とも愛嬌がある。
兼好くらい、四十代ではまだその可愛さが出ない。
その辺もあってか、少し瞼が重くなる始末。
S女史も同様であったらしく、少し眠気に襲われたらしい。

ゲストは れ紋の曲独楽。芸とお喋りが半々。
いや喋りの方が少し多いくらい。ちょっと冗長だなと思いながら観る。
やがてお客を巻き込んで最後の芸に入るが失敗して独楽の軸が歪む。
上手く行かずに時間を取ってしまい、会場の空気も飽いてきた感じ。
もう諦めればと前よりのお客から言われる始末。
(こう云う余計なことを言うのは大抵オバサンである。)
その辺から会場に兼好を待ちかねて苛立った雰囲気が。空気が渋い。
それでも れ紋は粘って最後の一回で漸く芸が成功。 やれやれで兼好へ。

トリ根多は「厩火事」。
れ紋で時間がかかったので急ぐかなと思いきや、マイペースでまくらも十分。
髪結いお崎のとぼけたところ、愛嬌のあるところもたっぷりと。
大詰めで亭主の秘蔵の器を割るところで曲独楽の失敗を入れごとに。
“あぁ、おっことっしゃった”と独楽を回す仕草で、会場は爆笑の渦であった。
れ紋が最後まで演りとげた芸を兼好が掬い上げて芝居を見事に締めた。
これぞと思わせる、なかなかの高座捌きであった。

はねてから人形町の鮒忠へ。
前から入りたかったがなかなか足が向かず連れが居るので寄ってみた。
独り飲みに丁度良いカウンターもあり、これからも使えそうな店だった。
話題は「厩火事」。S女史も若い頃聴いたことがあったそうで。
こんなに面白い噺だったとはと感心しきり。
落語は噺家で変わるよと、知ったかぶり。
れ紋の芸とのつなぎの見事さを共感して閉店まで飲んだ。
いずれ白酒へお連れする約束をして解散。
まぁ一人の方が気楽で良いが、たまにはお連れも悪くない夜であった。
 
 
  1. 2014/06/21(土) 23:59:30|
  2. 演芸など
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