七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

アンナプルナ南壁 7,400mの男たち - PURA VIDA - 於 ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター1

2008年、アンナプルナで実際にあった遭難救出を描いたドキュメンタリー。
木曽御嶽山の災害の最中に山の映画もどうしたものかと思いつつ。
当日、観たい映画リストでスケジュールが合致したのが偶然この作品だった。

南壁から頂上へアタックするべく7400m地点に居た三人の登山家。
その中のひとりスペイン人のイナキが高山病に罹ってしまう。
緊急事態は無線とネットを通して世界中の登山家へ伝わって行く。
救助へ向かえるエリアに居合わせた数人がイナキ救出の為に現地へ急いだ。

14座ある八千m超峰で第10位のアンナプルナ峰、死亡率は40%と抜群に高い。
高難度の山での遭難事故に登山家たちは自らの命を賭して救出へ向かう。
賞金も名誉も与えられない登山と云うスポーツを愛する彼らの矜持。
そこにある思想、哲学、精神を探るドキュメント。

死力を尽くして事にあたる。(これでは語弊があるだろうか・・・)
最良の結果に向けて行動はするがそれが叶うかは別の話。
皆で協力し合いひとつの目的の達成を願って努力を惜しまない。
その先に待っているのが喜びか悲しみか。 そのどちらでも現実を受け入れる。
結果に対しては歓喜もあれば納得して折り合いをつけなければならない時もある。
殊に自然相手では無力感を思い知る事も珍しくはないのだから。


261004
[c]2012 Arena Comunicacion SL.



やっと時間を作って観たのだが、次の予定が気がかりで集中力が今ひとつ。
当時を回顧する登山家たちへのインタビューがメインなのに字幕が入って来ない。
登山を語る言葉はその範疇を越えて色々と含蓄があるのだが言葉がこぼれる。
それが山であれ海であれ谿であれ荒野であれ・・・人と競うのではないアウトドア。
そうしたフィールドに親しむ者にはなかなか心に迫るものがあったのだが。
こちらの都合でそれが十分に堪能出来なかったが残念であった。
出来ればもう少し作品に没頭出来る心用意があったらと思いつつ観終えた。

フィールドが何であれ、アウトドアを愛しその価値観を共有出来る仲間がいる。
そう云う人には見応えのある一本ではないだろうか。


  1. 2014/10/04(土) 23:59:08|
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