七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

イコライザー - THE EQUALIZER - 於 新宿ピカデリー スクリーン2

土曜の夜は潜水仲間が集まって松茸宴会だった。
開宴まで映画でもと宴席をご一緒するH画伯と行かれそうな映画を探す。
そこで目についたのがこの作品。
デンゼル・ワシントン出演作に関しては画伯も自分も高評価で意見が合う。
本作は以前一度どこかで予告編を観たがそれきり失念していた一本。
今回観る作品を探していたらたまたま目についた拾い物であった。

主人公はホームセンターの正社員。どこにでも居そうなごく普通の男。
かなり几帳面で生活は規則正しく、夜のダイナーで読書を楽しむのが日課。
ダイナーで時たまに言葉を交わす若いロシア系少女は歌手になるのが夢。
夢を抱いて渡米したが、同じくロシア系の悪い連中に騙され客を取らされている。
ある日客とのトラブルが原因で少女は酷い暴力を受けて入院してしまう。
そんな生活から彼女を救い出そうと男が行動を起こした事から事態は思わぬ展開に。
少女達を配下に置いていた連中のバックは予想以上に大きな組織。
売春だけでなく闇の仕事はひと通り、米国議会にも手を回す正真正銘の悪党。
しかし男も一筋縄では行かない過去を持っていた。



261026
(c) SONY Pictures Digital Productions.All Right reserved.


もう還暦を迎えるデンゼル・ワシントン。 派手なアクションは少ない。
カーチェイスは殆どなく、銃撃戦も程々。 それが作品の渋味にもなっている。
何らかの理由で国の特殊な組織をリタイアした凄腕エージェント。
経歴上は死んだ事になっており、偽りの戸籍の中で生きている。
そんな彼が自らの知識と技術で悪に立ち向かう。
事が氷山の一角から始まり少しずつスケールアップして行く。
しかし破天荒な事にはならずその辺の匙加減は良かったと思う。

主人公は一人だが、どこか有川浩の 「三匹のおっさん」 的テイストが漂う。
しかし町のトラブルを解決しているようで実際はもっと事が大きい。
そのちぐはぐさが少々滑稽であり面白味でもある。
主人公は自分がしていることが正義かどうかに疑問を持たない訳でもない。
しかし彼は結果的に懲悪の快感に目覚めてしまったようだ。
ちょっと危ない雰囲気でラストを迎えた。

時間潰しに選んだがなかなか面白い一本であった。
 
 
  1. 2014/10/26(日) 23:59:34|
  2. フォト・キネマ・アートとか
  3. | コメント:0
<<『秋のコタツ』 小辰独演会 於 食堂ピッコロ / 平成二六年一〇月二六日 | ホーム | まほろ駅前狂騒曲 於 ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター1>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

profile

 良速

Author: 良速
  
 
- りょうそく - と申します。
 
九山八海  花鳥風月
東奔西走  南船北馬
美酒嘉肴  羽化登仙
歌舞歓楽  一竿風月
謹厚慎重  天空海闊

そんな感じでまいります。

.......................

category

旅や野遊び (64)
演芸など (318)
フォト・キネマ・アートとか (160)
道具のたぐい (40)
飲んだり食べたり (4)
徒然なるままに (12)
序 (4)
未分類 (1)

comment

calendar

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

archive

counter

search form