七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 鈴本余一会 第一一回 古今亭菊之丞独演会 』  於 鈴本演芸場 / 平成二六年一〇月三一日

出来心 / フラワー
天狗裁き / 馬治
明烏 / 菊之丞

(仲入り)

三味線漫談 / あずみ
真景累ヶ淵より 豊志賀の死 / 菊之丞
[ 寄席踊り 夕暮れ ] / 菊之丞


仕事の事を気にしつつ上野広小路へ。
三連休明けに仕上がってなければならない仕事があった。
その作業量が分かるのがこの日の遅い時分のメール。
それによって三連休の過ごし方が決まる段取り。

夏ごろだったか菊之丞は喉を傷めて声が出なくなった。
独演会を休演して三三に代演を頼んだらしい。
その時に掛ける筈だった根多が「豊志賀の死」だった。
これは豊志賀の怨念かと三三に言ったそうだ。
三三はもう一席の根多出し、「寝床」の義太夫の旦那の恨みだと。
休演に落ち込む兄貴分に、なかなか上手いことを言ったものだ。
それにしても、常より菊之丞は発声に無理をしている印象がある。
地声はもう少し高いと思われるが、高座に上がると太い声を出す。
仕事が続くとそこに無理がかかるのではと思うのだが。

そんな訳で菊之丞にはリベンジの「豊志賀の死」であった。
喉を労ってか、二席目は高座に湯呑が置かれた。
この怪談は有名だが一度も聴いたことがない。
こんな冬も近くなって聴く事になろうとは。
長い長い物語の一節で、これから怖い話にと云うところで幕。
日取りを分けても一度全段を通して聴いてみたいものだ。
怪談噺でお開きではお互い後味が悪いのでと寄席踊り。

はねてから湯島に寄る。
隣りはたまに一緒になる常連さんだが殆ど話したことがない。
いつも一人でタブレットをいじりながら飲んでいる。
十時過ぎにお客がはけ、二人でカウンターの端から中ほどへ移動。
先に帰った三人連れが実は口開けからの長っ尻だったらしい。
客が入れ替わらないと結構疲れるとは女将の談。
女将が外したのを機に彼の iPad mini を切っ掛けに話しかける。
そこから彼もルアーで川釣りをやるところまで話が広がった。
釣り談義についつい話し込み、気づけば閉店時刻を少し過ぎていた。
今日は早く終われると思ったのにとチクリ。 ごめんごめんで退散。
もう一軒行くと言う彼と店先で分かれ、大手町寄りの駅出入口へ歩く。
途中で女将からまだ湯島に居るならちょっと飲もうと電話が入った。

終電で戻って事務所へ寄り、メールチェック。
作業量は思いのほか少なく、半日もあれば片付く見当だ。
二泊は無理だが連休前半一泊で、別荘の冬仕舞いへ行こう。
 
 
  1. 2014/11/01(土) 23:59:53|
  2. 演芸など
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