七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

天才スピヴェット -THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET- 於 ユナイテッド・シネマとしまえん

モンタナの田舎に暮らす家族。
パパは時代遅れのカウボーイ。
ママは昆虫学者。
お姉ちゃんはアイドルになる事を夢見ている。
双子の弟はパパの大のお気に入りな腕白。
そして主人公T.Sは双子の兄で天才少年。

不慮の事故で弟が亡くなってしまう。
パパのお気に入り。
代わりに僕が居なくなれば良かったとT.S。

そんなところからドラマは始まる。
ある日、スミソニアン博物館から一本の電話が入る。
T.Sの発明が由緒あるベアード賞を受賞し、授賞式への招待だった。
この家に僕は必要ないと、T.SはワシントンD.Cに旅立つ決心をする。
10歳の男の子の長い長い旅が始まる。


261124
(C)EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA


これはこれでまた随分とナイーブな少年が出て来る。
しかしT.Sは福ちゃんと違いまだ多感な少年だ。
旅で色々な大人に出会い、初めての経験を幾つもする。
田舎に生まれ育った少年にアメリカは途方もなく広い。

モンタナからシカゴ経由でワシントンD.Cは遥か彼方だ。
雄大なアメリカのロケーションに目を奪われる。
T.Sも可愛らしく魅力的な主人公だ。
しかし何故かグッと来るものがない。
孤独な少年が一人旅をしているのに抒情性に欠けると言おうか。
彼の内面が読み取り辛い・・・それはこちらの感性の欠如だろうか。

やがて彼は授賞式で心の葛藤について告白する。
家族の事、亡き弟の事・・・う~む、迫って来ないのだ。
自分も歳を取ったかなぁ。

母親役のヘレナ・ボナム・カーターが良かった。
このところ怪演つづきだったのでこれは新鮮だった。
それでもちょっと変わり者の昆虫学者の博士ママ。
その“ちょっと”変わってるのがはまり役だった。
T.S少年より彼女の方が印象に残ったのは、自分だけ?

あと、3Dの使い方がユニーク。これは新しい手法だと思った。
 
 
  1. 2014/11/24(月) 23:59:32|
  2. フォト・キネマ・アートとか
  3. | コメント:0
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