七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

四月下席 千穐楽 夜の部 『 寄席紙切り百年 「正楽三代展」 記念公演 』 於 鈴本演芸場 / 平成二七年四月三〇日

壷算 / 朝也
紙切り / 楽一
妻の旅行 / はん治
太神楽曲芸 / 仙三郎社中
芝居の喧嘩 / 一朝
だくだく / 白酒
粋曲 / 小菊
抜け雀 / さん喬


仲入り


紙切り / 正楽・二楽
ハワイの雪 / 喬太郎


題名のとおり紙切りが寄席の色物になって百年らしい。
高座で紙切り芸人が共演することはまずない。
珍しい機会なので楽日に時間を作った。
開演時刻に間に合うように鈴本へ。
中から開口一番が聞こえる扉を開くともうあらたか席が埋まっていた。
前座の高座が終わるのを後ろで待っているお客も十人ほど。
出足の良さにちょっと驚く。トリが喬太郎なのもあるかも知れない。

前座が下がって席を探す。最前から四列目、下手端の方に空席。
入れて貰ってみれば悪くない位置。

紙切りと云えば昨年末に正楽に “ 小料理屋の女将 ” を切って貰った。
ゴールデン街のママに進呈して、今でも店に飾って貰っている。
いずれは “ 渓流釣り ” を切って貰いたいものだ。

二楽は正楽の弟子だと勝手に思い込んでいた。
実際は兄弟弟子なのだと今回初めて知った。
二楽は二代目正楽の息子で、当代の正楽は兄弟子の関係にある。
正楽から見れば二楽は師匠の坊ちゃんであり弟弟子と云うことに。
歳が随分離れているので調べてみた。
二代目に正楽が入門した年に二楽が生まれている。
三代目の当初の名は一楽だった。

今回行かなければこの事実を知るのはもっと先になっていた。
もしかしたらこの先もずっと知らずにいたかも知れない。

色物が主役と云うのは極めて珍しい。
正楽と二楽が並んでいるのもそうそう見られるものではない。
合作も披露したりで、貴重なものを見せて貰った。
最後は予め切ってあったものを曲に合わせて影絵の如く映し出した。

満員御礼、立見も出た芝居は喬太郎の「ハワイの雪」がトリ。
紙切りに関するいれごともありで、粋な演出であった。
たまにはこう云う寄席も良いものだ。
 
 
  1. 2015/05/02(土) 23:59:05|
  2. 演芸など
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