七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 雲助月極十番之内 陸番 』 雲助独演会  於 日本橋公会堂(日本橋劇場) / 平成二三年八月一日

笹野権三郎海賊退治 / 松之丞
怪談乳房榎 -おせき口説き- / 雲助

(仲入り)

怪談乳房榎 -重信殺し- / 雲助

前々回の記事、三三独演会でも 「怪談乳房榎」 を聴いて、重信殺しのくだりで終わってしまい、
その後の重信の亡霊話と仇討ちが語られなかったと書き、雲助にそこまでを期待したいと書いたが、
どうやら落語の演目としてこの怪談は、重信殺しまでで終わることが多いようだ。
雲助もまくらと云おうか冒頭で “ 怪談話に入るまでのお話になりますが・・・ ” と、
最後にも “ ここからいよいよ怪談話に入ってまいりますが本日は・・・” と、断りを入れていた。
「大工調べ」 でお白州のくだりをやらないようなものなのだろう。

三三が最後に 「お菊の皿」 をやったのでそれと入れ替えれば
「乳房榎」 を通しでやることも出来るのではと思っていたが、
雲助のそれを聴いてそれでは大変であることが分かった。
三三はギラリどろりとした雰囲気を出して声の調子も低くやや早口で語ってみせたが、
雲助はいつも通りのはっきりした口調でゆっくり語るので、重信殺しまでで時間はたっぷり使ってしまった。
これでは仇討ちまでやっていたら、やる方も聴く方も相当の体力を消耗する長さになってしまう。
話には聞いていた “ つづきは明晩。 ” となるのも納得の運びだと初めて実感した。

それにしても続きが気になる。
探してみると正雀が 「乳房榎」(上・中・下)と分けて 6/10・7/14・9/8 と三日間で語る興行があった。
この九月八日の(下)なるものが果たして仇討ちまでを語るくだりなのかどうか・・・
気になるところではあるが、その日は既に喬太郎の会が取ってあって塞がっている。
後ろ髪を引かれるところだが、またいつかどこかで 「乳房榎」(全)を聴かれることを期待しよう。

  1. 2011/08/02(火) 12:29:02|
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